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m.i.(エムアイ)  作者: シュウ・タイラー
プロローグ
4/6

#4

「・・・ふぅ…ひとまず、私の仕事は終わり。

後は、社長以下営業チームの腕の見せどころ、ってトコね。」


舞台袖に戻り、いつもの表情に戻った杏が呟く。


「お疲れ。まぁまぁじゃないの?」

「そこは褒めるトコでしょ。」


舞台上、災害現場や病室、日常空間などのセットを利用し、MIシリーズ3体の連携や、単独用途など、場面に合わせたデモンストレーションが続いている。


「思ってた以上に生き生きしてるなぁ…アンドロイドだけど。」

「何ダジャレみたいに言ってんのよ。」

「それもこれも、俺がちゃんと稼働試験続けて、データ収集してたからだろ。本当感謝して欲しいわ…」

「そこは…凛悟のお陰で、男性型追加の有用性が実証されたから、Tacmi(タクミ/巧)が生まれたって事でいいじゃない?」

「いや、なおさら感謝だろ。」

「ありがとサンカク、またきてシカク。」

「何ダジャレみたいに言ってんだよ…」

「今度は丸いの持ち上げた…。本当、ウチの子優秀だわ。」


気づけば、杏・凛悟とも、舞台上のデモンストレーションを見守っている。授業参観で子供を見つめる親のそれである。


「『mind-able intelligence』って、言い得て妙なりだねぇ。」

「凛悟のポカをフォローするノウハウが活きてます。」

「つまり、姉さんの無茶振りを捌くノウハウも、ってことね。」

「だからゴメンて…。」


本日は、凛悟がやや優勢で終わりそう、である。

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