作者の独り言①
さて、ファンタジー系の小説ばかり書いてた自分ですが、この度何と“現代ドラマ”と言うか社会問題を取り上げた作品を手掛ける事なりました。
何でだろうなぁって自己分析してみたけど、いまいち良く自分でも分かりません。この作品の原案ですが、実は3年前にはあったみたいです。
その頃はテレビのニュースでも、大々的に“ニート問題”について取り上げられてましたね。例えば『50‐80問題』とか、あとは悲惨な事件も巻き起こったり。
『50‐80問題』をちょっと解説すると、要するに80代の年金暮らしの親が、50代の引き籠りの面倒を金銭的に見てるって構図。これは如何なモノかと、当時はニュースが騒ぎ立ててました。
それから事件についてですが、こちらも随分と派手にニュース等で報道されたので記憶にある方は多いかも。ニートの通り魔事件ですね、確かバス停で待つ小学生の集団を襲って犠牲者も出たんでしたっけ。
何故その小学校の生徒を襲ったかと言えば、親族のお子さんがそこに通っていたから(?)みたいな理由らしく。引き籠りの男が殺人事件を起こしたと、各メディアはそこを焦点に大々的に報じた訳ですね。
それ以前にも、世間では “引き籠り=悪”って構図があったんですけど、それ以降はモロに確定した感じに。更に追い打ちをかけるように、その事件を見た引き籠りを持つ親(超エリート)が、自分の子を殺害してしまった。
この事件もセンセーショナルに報じられて、世のニートは良く分からない世間からの圧を受けたでしょう。自業自得と言う方もいるかもですが、まぁ大変な問題となった訳ですよ。
そうした時、日本中でニートが70万人以上いるとか、NPO法人がこんな動きをしてるとか特集がなされ。割と騒ぎになったのが、この作品のプロットが上がった頃と重なります。
そこから20話くらいは書いたんですが、いまいち軸が定まらずに今に至ってしまいました。現代ドラマと言うジャンル、世の流れもあるしなかなかに難しい!
そうこうしている内に、時代は流れて出て来るのはやっぱり暗いニュースばかり。単語を羅列して行くと、『年金+2千万円問題』とか『限界集落』『耕作放棄地』とか色々。
後は『シャッター街問題』とか『少子化』とか、政治の腐敗から来る『裏金問題』とか等々。本当に暗いニュースばかりで、気が滅入ると言うか嫌になりますよね。
そんな中、活躍する日本人もチラホラ出て来ています。例えば、プロ野球選手の大谷翔平さんなどは、もはや世界的スーパースターですね。世界でも稀な二刀流の野球選手、もはや説明する必要もないですよね。
それから藤井聡太さんも、今や押しも押されもせぬトップ棋士です。自分も好きだし、思わずネットでも棋譜を追ってしまいます。
そんな活躍する人たちを見ながら、「自分たちの生活を良くする政治家にも、そんな人が出現してくれないかなぁ?」って思ってたんですが。
何と、今年になって広島出身の石丸伸二さんが、『再生の道』と言う政党を立ち上げました!
石丸伸二さんの事を少し説明すると、広島の『安芸高田市』って県北の田舎町の市長を1期ほど勤めていた人です。議会との喧々諤々のやり合いが話題になって、ネットを中心に有名になった人ですね。
それから東京の都知事選挙に出馬して、得票数2位となって更に注目を集めました。メディアの対応でアンチが随分と湧いたけど、切り抜き&偏向報道上等のメディアに真面目に付き合っても疲弊するだけですよね。
この人の素晴らしい点は幾つかありますが、何と言っても1番に挙がるのが“政治のエンタメ化”ではないでしょうか。事実、2万7千人しか人口がいない安芸高田市の公式チャンネル登録者数は、20万人を突破して全国1位の時があったそうです。
ちなみに、広島市のユーチューブの登録者数は1万人だそうですw
そんな訳で、自分もネットを中心に動画を視聴して感化された者の1人です。『政治と宗教には関わるな』の教義を、完膚なきまでに破壊されましたw
そんな訳で、この小説の主人公とその友達は、仲間を増やしながら現代の社会問題に立ち向かって行きます。そんな物語なので、皆さんも共感したり異議を唱えたりしながら楽しんで下されば幸いです。
まぁ、反論や批難のコメントは程々にお願いします……何しろ、こっちも政治なんて素人ですので。石丸伸二さんについても、広島出身と言う共通点以外は接点はありません。
そもそも、安芸高田なんて県西に住んでて碌に知りもしませんでした。他に自分が書いてる小説も、広島県が舞台なんですが取り上げる切っ掛けすらありませんw
まだ“安芸太田町”の方が、『加計高校』で有名になったり“三段峡”や“吉水園”があったりで有名ですね。そんな“安芸高田市”も、市長が変わって迷走してますね。
まぁ、石丸市長の頃から議会と衝突して、決して平穏って訳では無かったんですが。そんな是々非々な遣り取りを、作品の中でも表現出来れば幸いです。
とは言え、当分のネタ的にはニートを扱ってる漫画やアニメが題材の予定。それから『シャッター街問題』や『耕作放棄地問題』なども絡めて行く予定です。
何と言うか、自分も田舎住まいで農地持ちなので、『耕作放棄地問題』はかなり切実です。実際に、太陽光の会社が田んぼを売ってくれと家に何度も来ますw
太陽光発電……これも次世代エネルギーと持てはやされて随分経ちますが、問題点も徐々に出て来ましたね。ウチも屋根に設置して10年以上たちますが、ある期間から途端に販売価格が急落しました!
夏などは1万円以上の月があったのに、今では2千円行けば良い感じ……しかも、ほぼ永久機関ですとセールスでは言ってたのに、メンテしないと火事が起きるぞと、関連会社が行政の指示でやって来ました。
かと言って、撤去費用は数十万も掛かるそうで、電力会社も1枚噛んだ大掛かりな詐欺のよう。空き地のソーラーパネルも、今では放置してる場所もあるそうな?
その辺をセールスに来た人に訊ねた所、あれは個人投資の場合でちゃんとした会社は違うと返答を貰いました。じゃあ、個人投資家に権利を売った会社は、ちゃんとした会社ではないのかな?
ウチの田舎も、ご多分に漏れず耕作放棄地が目立っていて、所々にソーラーパネルに占領された場所も目立ちます。景観の悪さも然る事ながら、これこそ日本の未来に差した影じゃ無いかなって気分にさせられます。
そもそも少子化&高齢化で、最新の情報では毎年80万人以上の人口減少だそうな。ニートの人口多いなあって思ってたら、こちらも洒落にならない数字ですよっ!
石丸氏の言うように、日本人はもう少し“危機感”を持つべきだと切に感じます。そんな思いを乗せて、この小説も投稿していけたらなぁって思ってます。
――そんな訳で、ニー党&充希とその仲間の活躍をお楽しみに!