作者の独り言⑤
ふうっ、運が逃げて行きそうな程の、大きいため息が口から飛び出して行きそう。今は7月の下旬、プロ野球では広島カープが大失速で5位に転落の有り様。
それから石丸氏の立ち上げた『再生の道』ですが、都議選に続いて7月の参院選でも議席がゼロと言う結果でした。本当に残念な限り、こちらもヤル気がダダ下がり中。
代わりに自民党は大きく議席を減らして、国民民主党や参政党が大きく躍進したようですね。この結果をどう見るか、果たして今後の政局はどう転んで行くのでしょうか。
先行きは全く不透明ですが、ピポットが『財政ポピュリズムの末路』って番組をやってました。要するに、マニフェストで“消費税廃止”や“税金の引き下げ”の空手形を、乱発した野党が議席を大きく伸ばしてしまった。
例えば大躍進した『参政党』など、30兆円の減税を打ち出したわけです。税収で足りない分は国債で賄うとして、そうすると国債の価値が下がってしまう。
インフレ率も上がって、円や株などトリプル安が引き起こされる可能性が高いそう。それを見越して、自民党はばら撒き額2兆円と控え目だったそうです。
議席を取ろうと思ったら、本来は消費税の撤廃やら耳心地の良い事をマニフェストに組み込めば良い訳です。それが出来ないのが与党の悲しさ、そして大敗を喫した訳ですね。
そして民衆に誠実でいようとするために、そんな空手形を口に出来なかった『再生の党』が議席ゼロなのは何とも皮肉です。ポピュリズムに流された結果の政権交代は、ある意味仕方の無い事なのかも。
確かにこの頃の物価の値上がりは、洒落にならず生活も苦しくなる一方。ただし、先を見越した国家運営が出来ないと、石丸氏が(アベマだったかな?)で言ってた大インフレが来そうで怖い!
石丸氏の示した根拠ですが、かつてイギリスの女性首相が財源的に根拠を示せない状況で減税をすると発表したそうです。たったそれだけで『トラスショック』と言うトリプル安が発生、イギリスの経済は大幅に低迷したそうな。
そのせいで、トラス首相はたった45日で辞任に追い込まれたそうです。誠実でいようとするために、そう言う安請け合いが言えない……結果、議席を得られず政治のかじ取りに参加が出来ない。
何とももどかしい、このポピュリズムからの政権交代です。
いや、これで世の中が上手く行けば、こちらとしても全然構わないんですけどね。裏金問題の自民党には、その癒着団体と一緒にさっさと退場願って貰って。
経済的な立て直しや、少子化問題や労働力不足の改善を一刻も早くお願いしたい所。ただまぁ、それが今回の選挙で後押し出来たかってのは大いなる疑問です。
野党が選挙前に煽ってたポピュリズムは、「屋根がなくて困ってるなら、壁板を剥がしてそれで雨を凌ごう!」って文言なんですね。その方法で、確かに一時的に雨は防げるかも知れません。
ただし台風が来たら、壁板が無くなって耐久性のなくなった家は、ぺちゃんこになる危機が大いに高まってしまう。根本の解決どころか、住む場所がなくなる可能性が高まってしまう訳ですね。
選挙前のCMで、立憲民主の党首が「財源を示さない減税案は無責任ですよ」と口にしてました。全くその通りなんですが、そんな立憲民主も異常な人気の無さですね。
特に若者層には、見向きもされない始末……まぁ、党員があんな炎上を繰り返していたら、人気が出ないのも仕方が無いのかも?
その若者の不人気が、政治にまで飛び火しないことを切に祈ります。
ちなみにカープの失速ですが、こちらは原因は不明……夏の暑さに、ホームが屋根なしスタジアムは辛いとの話は上がってますが、果たしてそれだけなのか。
地方球団の都合上、新幹線での移動距離はホームが東京近辺の球団よりずっと多いそうです。そんな移動の疲労は、毎年ながら取り上げられてはいますね。
これも地方の弊害&格差、石丸氏も言ってましたがこれを反骨心にして頑張って欲しい所。かつての抑えのサファテ投手も、これが辛いと言って他球団に移ったそうです。
性格も実力も凄くて、本当に勿体無い事をした……まぁ、移籍先が同じく地方のソフトバンクなのは「あれっ!?」って思いましたがw
まぁ、今年は大谷選手を擁するドジャースも、上手く勝てずに連敗続きだそうです。新井監督にも頑張って欲しいけど、それ以上に若手の選手よ頑張れっ!
もはやその位しか、観るところが無いのが辛いっ!w
そんな現在の地元の広島ですが、やっぱり山の上でもとっても暑い! 6月下旬から既に30度を超える日々で、台風が来たときは少々落ち着いたモノの。
やっぱり今年も猛暑は続くようで、どうやって過ごそうかかなり憂鬱です。皆さんも、熱射病など野外での活動時には大いに気を付けてください。
その他の変化ですが、ある芸人さんがこの暑さでセミの鳴き声が一切無いのはおかしいと言ってました。そんな訳ないと、確かめた7月の上旬……確かに無かった!
7月の下旬になった今は、朝から騒がしく鳴いてるので平常に戻った模様。ただし昨日のテレビで、ヒートアイランド現象で毎年の雷の発生件数が倍以上になったと言ってました。
しかもこの最近の温暖化は、日本から四季をなくしてしまう勢いなのだとか。具体的には、残暑は周囲の海面温度が上昇し過ぎているせいで、今年も長く居座るそうです。
もっとも、周囲が海に囲まれている日本だからこの程度の気温上昇で済んでいる模様。フランスなど、北海道より緯度が上なのに夏の気温は40度まで上がっているそうな。
しかも向こうは、エコやら景観の観点からクーラーが普及していないそう。パリオリンピックの際も、選手村にはエアコンが設置されていなかったとの話。
景観を守る法律はもっと厳しくて、パリなど建物の所有者に穴を空ける許可や、市役所の許可など手続きが大変なのだとか。しかも施工費もエアコン本体も高くて、普及はかなり難しいみたいです。
そこに40度近い猛暑となると、日本以上に大変そう……もっとも、異常気象は世界規模なので、あちこちで異変は起き続けるのでしょう。
7月5日に災害が発生すると言う、例の“予知”は幸いにも外れてくれましたけれど。普通の日常内で、災害級の事態が発生するようになる方が逆に恐ろしいかも?
政治も経済も気象に関しても、ここから良くなる兆しが無いのが辛い所。この先の人口減少&地方の過疎化は待ったなしとして、政治家が下手を打って年金制度が崩壊すれば日本は沈没してしまう可能性が。
予知の話ではないけれど、大災害が発生する可能性も捨て切れません。日本は地震多発地帯、震災で苦労している市町村も未だにあったりします。
自分を含め、中年以降の年代の方はきっとこう思っている筈……『願わくば、このまま年金貰って逃げ切りたい!』と。そうもいかない若者世代は、大人たちの残したツケに振り回されて現役世代を過ごすのでしょう。
そうこうしている内に、社会課題はどんどん積み重なって身動きも取れなくなりそう。知名度勝負や、耳障りの良いポピュリズムで政治家を選んだツケはかなり大きいですよ。
何しろそのお陰で、能力の高い人が政治参加出来なくなってる現状が。
――果たしてこの先、日本沈没の回避ルートはあるか否や!?




