作者の独り言③
さて、前回は最初に広島県の現状や、立地的な不利な点を書き並べてみました。とは言え、穏やかな瀬戸内海と多くの島を抱えた海側は、景観も良くて住むには素敵な土地です。
島に関しては、宮島も瀬戸内海の島の1つだったりします。そのインバウンド能力は、ますます増加傾向にあり盛況だとの事。
一方で広島県内の人口減少は、どこの市町も深刻な問題だったりします。前にも触れましたが、広島は4年連続で『転出超過ワースト1位』なのです。
特に若者の流出が酷くて、広島の大学を卒業する若者は広島で就職しようとは考えない模様。魅力が無いのか企業の選択肢が少ないのか、それとも他の県外の企業の勧誘が凄いのかは分からないけど恐らく全部?
これが続くと、本当に『地方創生』なんて言ってる場合じゃなくなります。何しろ、そもそも創生する人材が県外に出て行っていないんですもん。
企業も政治家も、もう少し本腰を入れてこの問題に取り組んで欲しいモノ。とか思っていたら、呉市の人口減もかなり酷いってニュースが流れて来ました。
どうやら5年で1万4千人も減ったそうです。人口も20万人割れして、『人口戦略対策本部』なるモノを立ち上げるそうです。まぁ、全国的な流れなんでどう仕様もないかなって感想しか無いんですが。
反対に、江田島は人口がちょびっとだけ伸びたそうです。凄いなって思ってたら、どうも造船や牡蠣業での社会増(転出が転入届を上回る)で、外国人労働者がほとんどなのだそう。
ウチの田舎もご多分に漏れず、過疎化が酷くて小学生もほとんどいない有り様だったりします。せっかく建て直した小学校も、10年ちょっとで廃校の憂き目で酷い先見の明。
ウチの市は、何から何までこんな感じでお金の無駄遣いが酷い! 今度は地元の中学校跡地に、道の駅を作るそうですがどうなる事やら?
それはともかく、九州の福岡や北九州は逆に勢いが凄いそうでビックリ! この間、『ピボット』と言うネット番組で、北九州の市長と石丸氏が対談して初めて知りました。
人口もそうですが、『儲ける政策』で企業誘致や観光地の開拓などに力を注いでいるそうです。お陰で数年ぶりに人口が増加したそうで、広島とは真逆ですね。
福岡などは言うに及ばず、経済面でもあっという間に追い抜かれて悔しい限り。九州は半導体の工場の関係で、これからもっと発展するとかしないとか?
この先の日本は人口減少に歯止めが掛からず、各自治体も“これまで通り”だとジリ貧が目に見えてます。北九州市みたいに何か戦略を徹底しないと、本当に過疎化から消滅待ったなしです。
消滅ならまだいいけど、北海道の夕張市みたいに“財政破綻”なんかしたら目も当てられない。出て行く体力のある人はまだいいけど、残らざるを得ない人々は大変な目に遭うそうです。
具体的には、市や町の行政サービスはほぼ撤退して無くなるそうです。市民病院とか市営バスとか、その手のサービスは皆無となるそうな?
それから重い市民税、これが借金返済までずっと続くみたいですね。“財政破綻”とは、それ程に重い十字架なのだそうで、現時点で危ない自治体もかなり多いそう。
それに加えて、これも石丸氏のネット出演(ピポット)で知ったけど、インフラの老朽化問題が各地で一斉にやって来るそうな。大変って思ってたら、さっそく京都で水道管の破損で交差点が冠水したってニュースが。
広島でも、去年の9月に周囲の建物が傾く程の陥没が起きたそうです。こちらも水道管の破裂が原因で、一時外に出られない人が相次いで大変な騒ぎになった模様。
埼玉もそうですけど、実は京都も水道管の大きなトラブルは割と近々の過去にもあったそうです。つまりは、耐年数のリミットは一斉に日本中で訪れる可能性が高い!
これの何が問題なのかと言うと、この修繕に関しては各自治体に責任があるそうです。呑気に無駄遣いしている場合じゃないって、果たして何割の市長が理解しているのやら?
自治体は、国と違ってお金が足りないから国債を発行したり、借金で何とかって訳には行きません。つまりは与えられた資金内で、年度のやりくりをしなくちゃならない訳です。
無駄な箱モノや必要のないコストに余計なお金を垂れ流していると、本当に財政破綻する自治体は増えて行く気が。それに加えて石丸氏のネット動画での話では、人口減で消滅する可能性のある自治体は実に4割にのぼるそうです。
これはこの先、約30年で起きる可能性で極めて的中率は高いそうです。何しろ出生率は下がり続けて、国の政策は後手後手で対応し切れていない有り様。
本当に日本の今後は、暗い未来しか思い起こせない有り様で暗澹たる気持ち。それに共感する人は多い筈なのに、何故か石丸氏のアンチは多いですねw
石丸氏の市長時代、ここまで個人で稼げる市長って凄いなって感動を覚えました。本を出したりユーチューブの収益やら、ふるさと納税での税収アップは本当に凄い。
果たして、全国で1700ある自治体の市長で、何人がそんな事を出来るんだろうって思ってしまいます。ウチの市も人口減少待ったなし、大丈夫かなぁ……。
石丸氏が応援していた彦根市長も、再選に至らず惜しくも落選してしまいましたね。この人も財政の立て直しに注力して、緊縮政策で市民から嫌われていたみたいです。
でもそれは、彦根市を潰さないための必要なコストカットだと、市長は現役時代に何度も訴えていたんですか。年齢層の高い人には伝わらず、残念な結果でしたね。
そんな感じで、この年になってようやく政治に興味が湧いて来た作者ですw
石丸氏の話が出たので、もう少しだけそちらの話を……現在『リハック』で箕輪さんの所から出す本の元議論がユーチューブで流れているんですけど。
半日足らずで、既に23万再生は凄いw その前の動画も1週間で67万回再生、内容も面白いのでまたの方は是非ご視聴してみて下さい。
まぁ、これが本になって売られるそうなんですが。その中で、石丸氏に何故アンチが多いのかが議論されていて、ちょっと面白かったです。
動画の中では、『得体の知れない怖さ』かあるとか『メディアの印象操作』で何か怒られそうなんて意見が出てました。なるほどなあって思うけど、自分もまぁ似たような意見です。
昔は近所に、ちゃんと叱ってくれる大人がどの地域にもいた訳です。子供が悪さをしたら大声で怒鳴って、それが子供に悪い事をしたら駄目と刷り込まれる感じ。
ところが現代じゃ、コンプラやハラスメントの規制で怒られる機会自体が減ったそうです。学校の先生でさえ、体罰なんてもってのほかみたいで自分の学生時代とは大違い。
ビックリする社会の流れの中で、メディアの偏向報道なんかを叱り飛ばす石丸氏は確かに異端なのかも。議会中に眠ってる議員もそうですね、ただ本人は悪いモノは悪いと正論を述べているだけ。
それが時代に沿わず、やり玉にあげられているのが現状なのかなと自分は推測しています。でも『悪いモノは悪い』と、そう発信する人は当たり前ですけど必要です。
でないと、現状の政治体系では“政治屋”が日本をとんでも無い方向に導いて、この先どん詰まりが目に見えてます。失われた30年って年数が、40年になって50年になって、その内に日本自体が消滅してしまう可能性も。
そうならないように、石丸氏の『再生の道』には期待しかありません。アンチやメディアの偏向報道に負けず、是非とも頑張って欲しい次第です。
そんな訳で、皆さんも出来る範囲で政治に興味を持ってみませんか?
――ニート問題に関しても、是非ともコメントお待ちしてます。




