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※ネタバレ注意※

 あとがきまでお読みいただき、ありがとうございます!


 今回もいつもの登場人物の設定紹介が、完全なるネタバレになっております。

 なのでまだ本編を最後まで読んでいらっしゃらない方は、先にそちらからお読みくださいませっ!(>ω<;)

 念のため、ネタバレ部分の前には注意書きをしておきますので、よろしくお願いしますm(_ _;)m


 さて、今回のお話なのですが。もうタイトルそのまま、ヒーローがオネェという小説としては珍しい設定にしてみました。

 前作と前々作が動物のもふもふ感強めの作品だったので、今回はちゃんと人間でいこうと決めていました。ただ同時に、しっかりとした恋愛ものを書きたいなとも思いまして…。

 できれば王道っぽいものを書きたい! でも普通じゃつまらない!

 そんな悪い癖が出た結果、今回は主人公ではなくヒーローが特殊設定になっていました(^^;)


 とはいえ内容は至って真面目に、甘酸っぱい恋愛を目指して書いてみました。

 青春の甘酸っぱさとはまた少し違いますが、メインのキャラクターたちが貴族ではない分、普段とは違う雰囲気にはなっているとは思うのですが…どうでしたでしょうか?


 ちなみに個人的にずっと、貴族や王族がヒーローだと本人が直接危険な場所に飛び込んでまで主人公を救いに行くのは簡単じゃないだろうなと思っている部分がありまして。そのせいで今まではどうしても書けないシーンがあったのですが、平民ヒーローだとそれもしっかりと書くことができたので、作者としては大変満足しております(*´艸`*)


 また今作は、前回と同じ公募用に書き下ろした作品でもありました。

 前回の反省を生かして、文字数だったり内容を詰め込み過ぎないよう気をつけつつ、でもしっかりとキャラの深掘りをしながら要所要所にオレンジというキーアイテムを入れたりなど。やりたいことは全てやり切った上で、この文字数に抑えることに成功しました!

 こうして自分でやってみて分かることですが、やっぱり一作品しっかりと書き終えて完結させてから、その反省を次の作品に生かすって大切ですよね。改めてそのことをしっかりと学びました。


 さてさて。

 あとがきがあまり長くなってしまってもよろしくないので、このあたりでいつものいっちゃいます!

 人物紹介という名の、自分用の設定資料公開!


 というわけで、ここからはネタバレ注意となります。

 そして例のごとく、自分用の資料なので箇条書きが多いです。そして長い上に、結局使わなかった設定もチラホラ……。

 それでもいいよ! という方だけ、どうぞお進みください(笑)



 では、どうぞ!



◇ライラ【ライラック:友情、謙虚、純潔、思い出、初恋の香り等】

肩のあたりで切りそろえたストレートのブラウンヘアーを、仕事の邪魔にならないように前髪を横に流し三つ編みの編み込みスタイルにして、ピンでとめている。瞳の色はグレー。

18歳。164cm。

2年前の王都大火災で両親を亡くしてから、生活費と病気の弟の薬代のために、昼はスノードロップ夜は酒場で働いている。

真面目な性格で、仕事には手を抜かない。その働きぶりから、どこに行っても重宝される。

運悪く?スノウの秘密を知ってしまったが、その分いい給料で働かせてもらえているので、少しだけ罪悪感を持っている。

両親は貴族が足しげく通うオペラハウスで、従業員として働いていた。そのため教養は普通の平民よりも高く、ライラも親からマナーなどを教えられ、読み書き計算が人よりも優れている。

スノウのことは基本的に「オーナー」と呼んでいる。

普段は汚れてもいいように濃いめの色合いの服を着ているが、休日にどこかへ出かける用事があった時のためにと、淡いグリーンのエンパイアラインのワンピースを一着持っている。

後にスノウから贈られたミモレ丈の仕事着を基本的に着るようになり、スノウと出かける時は同じ時に贈られた二色のワンピースを着るようになる。


◇ヴェル【パパヴェル(ポピーの学名):思いやり、いたわり、願いを叶えて→全てオレンジの場合】

オレンジに近い癖のあるレッドヘアーと、淡いグレーの瞳を持つライラの弟。14歳。159cm。一人称はボク。

生まれた時から病弱で、基本的にベッドの上で過ごしている。そばかすのある可愛らしい顔つきの、心優しい少年。病弱で外に出たことがないことも相まって、肌が非常に白い。

早く健康な体を手に入れて、自立できるようになりたいと考えている。

両親が亡くなってから、生活費と薬のためにひたすら働いている姉には、いつか幸せになってもらいたいと思っている。


◇スノウ【スノードロップ:希望、慰め、恋の最初のまなざし、あなたの死を望みます】

ブロンドヘアーと、光の当たり方によって色が変化しているように見えるヘーゼルの瞳の持ち主。女顔のせいもあり体つきは少々華奢に見えるが、実は割と力持ち。23歳。178㎝。

ブティック『スノードロップ』の店主。仕事の時は長いシルバーブロンドのカツラを被って、動きやすい赤いドレスと少しだけヒールのある靴と化粧までして、オネェを演じている。

本来の一人称は「俺」だが、オネェ時だけは口調だけでなく一人称も「アタシ」で統一している。なので素が出てしまうと「俺」と言いがち。

最初は母のために始めた裁縫だったが、運よく才能を見つけてくれた師匠のおかげで、驚くべき速さで上達し独立した天才。

女性向けの商品を扱う手前、女性に近い姿のほうが安心してもらえるだろうという師匠の助言のもと、宣伝もかねてオネェに日々磨きをかけている。ただし、素はしっかりと男。

酒場で昔馴染みたちと飲んでいた時にライラに見つかってしまい、以降その境遇に同情するのと同時に秘密を共有する相手としても楽だからと、仕事中の世話役として起用した。

父親のことがあり、基本的に恋愛に対して消極的。ライラへの想いに気づいたあとも、母の時と同じように立場のせいで断れないのではないかと考えて、アプローチできずにいる。

困っている時や考えている時などに、こめかみを人差し指でかく癖がある。実はあまり甘いものは得意ではない。


◇アガスターシェ・ソラナム【澄んだ心、思いやり・真実、嘘つき】

プラチナブロンドとブルーの瞳を持つ貴族令嬢。妖艶な美女。24歳。168cm。

ソラナム伯爵家の長女で、スノウと半分血が繋がっている姉。現在婚約者が他国での任務中なので、戻ってきてから結婚する予定。スノウ以外にも弟がいる。

父の不貞後の対応に怒りを覚え、スノウとスノウの母のことを実母と共に心配して見守っている。本心では一緒に暮らしたい。

スノードロップの影のお得意様。ただし本人は誰にも知られていないつもりだが、実はスノウには平民にしては大量に買いすぎると以前から怪しまれ、なんとなく予想されていた。

母親がプラチナブロンドのため、そちらの色味を継いでいる。


◇エミィ【エミリア:秘めたる恋、技芸、戦い】

明るいブラウンの瞳の持ち主で、癖のあるブラウンヘアーを、いつも三つ編みのおさげにしている。(赤毛のアンのようなイメージ)

ライラと同い年の同僚。スノードロップの女性職人の一人。お針子とも言われる。166cm。

常に前向きで明るいが、実は商家の長男と秘密の恋をしているので、彼の両親に認めてもらうためにも早く一人前になりたいと思っている。

ちなみに彼氏は、少し癖のある淡いブラウンの髪にメガネをかけた、優しそうな人。


◇ソラナム伯爵

スノウの実の父親。妻が妊娠中に、気まぐれで手を出した使用人を孕ませた上に、発覚を恐れて妊婦を追い出した。ブロンドヘアとブルーの瞳の持ち主。

妻と娘には知られてしまっているが、それ以外の貴族にはスノウたちのことを隠し通せるくらいには有能。ただそれ以上に、地位にこだわりすぎている。



 設定資料を見ていただくと分かるのですが、実は今回全員の名前が植物から取っているという『ヒロインヒロイン』以来、二度目の挑戦でした。

 というのも、ヒーローの名前を男女両方に使えるようなものにしたくて。そこで思いついた「スノウ」から、スノードロップの花言葉を調べてみたら、これがまたキャラクター設定にピッタリで…!

 なので実は今作は、ヒーローから全てが始まったといっても過言ではないのです。

 まぁ、あの、オネェですからね。こんな特殊な設定のヒーロー、最初に思いついていなければ、あとから加えるのはちょっと難しいので。当然といえば当然なのですが(~▽~;)


 それにしても、毎回結局使わなかった設定がチラホラ見受けられますね…。

 これが全て使われるようになる日は、果たして来るのでしょうか?(=ω=;)


 人物設定紹介で長くなってしまっているので、さすがにあとがきはこのあたりで終わりにしたいと思います。


 最後になりますが。

 評価してくださった15名の方。ブクマ登録してくださった37名の方。感想を下さった方や、いいねボタンを押してくださった方。そしてここまで読んでくださった、全ての方に。

 本当に本当に、ありがとうございました!!m(>_<*m))

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