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プロローグ
俺、高島裕之は、どこにでもいる高校生だ。成績は中の中、スポーツテストではいつも平均より少し上くらいで、特別な才能もない。本当にどこにでもいるただの高校生だ。
俺が通う畠峯はたみね高校は、都内にある高校で全校生徒数650人ちょっとのまあ比較的一般的な高校だ。
この学校には絶世の美少女と呼ばれる存在がいる。俺と同じ高校2年生の鹿島沙由里である。成績は常に学年トップ、運動神経も抜群、性格はおっとりとして誰にでも優しい、まさに天使、いや女神のような存在。なによりもその容姿。本当に女神の降臨を錯覚させてしまうような美貌の持ち主で、髪は魅了的なまでに黒く、腰のあたりまで伸ばしたストレートな髪型。非公式にファンクラブができてしまうのも頷ける。
こんな超絶美少女と超平凡高校生の俺は一生関わることはないだろうと思っていたんだ。だから、今年の4月に2年生に進級し、同じクラスでしかも隣の席になった時は飛び跳ねるほど嬉しかった。恋人には間違いなくなれないだろうが、こんなにも近くでこんなにも美しいものを見れるだけで俺のこれからの高校生活は明るかったんだ。ただ、それだけで良かったのに。
どうしてこうなった?




