モテる方法 その一
「異性にモテたいか!!」
「そりゃまあ…モテたいと思うのが大半でしょうが…先輩…最近出番なくて壊れましたか?」
喫茶店で先輩とお茶していたのだが…いきなりこの人は何を大声で言っているのであろう? と真面目にその頭を心配し始めてると、
「壊れてるのは多分、これ書いてる作者だろ…インフルエンザだ。風邪だかで動けなかったしね」
「というか~、ストレスで疲れ果ててもいましたしね~」
数日後には大体回復しております~はい、今書いてる状況では…
「少し…ではなく、そこそこ体調が良くなったので、やっていくぞ…予定よりもかなり遅れたが…」
「いつもの解説ですね…分かります」
「前フリはそこそこに、モテる秘訣だが…その一と書いてある通り、コツの一つであり万能ではない。これを踏まえれば確実にモテると言う訳ではないが…守ればモテやすいというのを認識してくれればいい」
つまりは、これで万事解決するというコツではないという事ですね…
「はい。して、その秘訣とは?」
「一つは…異性は価値観が全く違う存在だと認識する事」
「ふむふむ…判るような、分からないような話ですね…」
「異性というのはとにかく、根本から価値観が違うと言えるだろうな。一番有名なのはショッピングの時間。男はとにかく用途を満たす事が出来ればさくさくと買い物するだろ? それに対して女性は…?」
「とにかく長いですよね一般的に。色々な商品を手に取り悩み、想像し、最悪買わずに帰る時もありますね。それに対して男性は長く店に居たら、さすがに店に悪いかなと何か買っていきますね」
「この現象の理由は男に比べて女性の方が想像力が豊かであり、男は狩りをつまりは外で仕事をする事が多く、横のつながりの一つである店員の気分なども考える傾向があるからだな。女性は家庭で君臨するから外の人との繋がりを男ほど重視しておらず、効率性を重視する傾向が強いからだな」
「このセリフは後で入れた注訳ですね…メタい…」
今手直し中の文章で、時々訳の分からない事を呟く後輩であった…汗
「この例は有名な話だが、他にもとにかくそういう認識の違いってのを常に意識するのが大事。
間違っても自分が相手の立場ならこうしてくれる筈だとか考えちゃダメ。
それは、破局するきっかけの一つにしかならん!」
「あ~~そう考えて発言すると、この人は自分の事を何も分かってくれない~とか失望されるとか?」
よく破局する時に女性がよく呟くセリフを言ってみると、先輩はしきりに頭を上下に振って。
「そうだな~具体的な分かりやすい話をするとさ…オラオラ口調ってどう思う? 女性はわりと苦手な人が多いのだが、男からすれば…」
オラオラ口調って、そんなに嫌われてるのか…とややがっくりしながら考える。
「男にとってのオラオラ口調ですか? う~ん格好良いとか、強そうとか…そういうイメージがありますよね~」
強い男性にはやはり、一種の憧れのようなモノを感じてしまうのは、ある種の男の本能と云えるだろう。
「そう感じるのはお前が男で体力に自信があるからだ。じゃあ質問を変えてお前がひ弱な子供で、オラオラ口調する高校生と遭ったら…どう思う?」
「それは…そうですね…怖いかな? やっぱり…その暴力的な感じがいつ自分に向くかとビクビクします。自然界でも弱い生物は虐められる、襲われやすいって刷り込みでもあるのかな?」
「そうだな。そして女性は基本的に(肉体的)には男性よりも弱い生物だ。殴り合ったらまず男性には勝てない…」
「その代わり、精神的には女性の方が強いですけどね~…って、ああ~、それでオラオラ口調は女性からは怖がられて嫌われると繋がる訳ですね? 体力的には対等な男性からは格好良いと思われるが、弱い女性には苦手とされる」
言われてみれば理解できる話。だが注意しないと忘れてしまう現象ではある。本質的に女性に対して無害であるとアピールする事が第一なのだろう。
「そういう事だな。これも歳を取れば自然と認識する事だが、こういった違いも男女にある事をまず認識する事が大切であるのだ」
「はい、先輩」
「体調がいまいちなので、今回はこれぐらいにする~これも走り書きなので、いずれ修正します」
「はい、先輩~またね」
~体調良くなってからの追加文章~
「一般的に男は、モテるには強くて優しくて収入があればOKとか考えてないか?」
「まあ…そういう主人公がハーレム作ってる話は多いですよね~実際、それでモテそうではありますが…」
「だが現実問題、それでモテるのは物語の中だけよ。実際はそんな男「便利屋」扱いされて終わるのが現実…」
「多分これ読んだ人、男性からは今否定的な声が出てるな~と想像できますね…」
「逆に女性からは同意を得ていると思うよ」
「マジですか!? その理由とは?」
「…単刀直入に言えば…底が浅くてドキドキしない」
「ドキドキしない?」
「恋というのはびっくり箱みたいなモノだからな。特に異性というのはまったく違う存在であり価値観も体も違う存在だ。そんな未知の存在と触れ合う事こそが恋の醍醐味と言えるな。だが強くて優しくてお金があるってのはまあ…行動が読みやすくて意外性が無い。だから、友達や便利屋にはされても…イイ人止まりで恋人になれない」
「わりと残酷な話ですね…つまりは、異性にとってびっくり箱みたいな神秘性のある存在になればイイと?」
「どっかの大泥棒が、裏切りと秘密は女性のアクセサリーだとか言っていたが、それもびっくり箱みたいで楽しいという事なんだろうな~」
「間違っても、その件の女性にはなってほしくありませんがね…汗」
「まあこれはあくまで恋をする動機であって、結婚は大抵安定を取るのが多いのだがな…びっくり箱よりも、安心と安定を最後は取る傾向が女性には強い…と云うのを注訳しておくぞ!」
「は~~い」
やっと体調が戻った~~~と云う訳で、書いてみました加筆版