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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

卍 そんなん割烹に書けよ‼ 2 卍

卍 誰もが気になっている数字 卍

作者: 反陽子

 「わたしはこう考えて気にしないことにした」という趣旨なので、妥当性に関しては皆様自身がお考えいただきたい。

 

 ご意見、反論などは大歓迎。


従軍慰安婦20万人 強制連行者数840万人 南京大虐殺死者20~30万人……


 日本人、とりわけネットでこの数字を眼にする戦争未経験世代にとっては、もっともモヤモヤする数字じゃないでしょか。

 本当にあった出来事なのか?右左どっちの主張が正しいのか、確信を得られないひとは多くいるだろう。

 というわけで、自分が考えてそれなりに納得した考え方を述べてみましょう。


 数量的に見れば、これは唯々馬鹿げた数字というほかない。

 だって日本軍(陸軍だか海軍だか知らないが)が仕事(戦争)そっちのけで女性をさらって売春宿を運営してたって?しかも何年分の通算だか分からないけど20万人規模?

 給料いっさい払わないとしてもそれだけの人数養うのにどれほどの予算が必要なのか、食費ひとつ取っても現実的とは思えない。

 まったく同じ理屈が強制連行、いまは徴用工問題なんだっけ?にも当てはまる。


 当時の日本軍は莫大な税金をかけていたにも関わらず貧乏だった。予算は軍艦と飛行機に費やした(陸軍は当初馬とライフルでどうにかなると考えてて戦車は欲しがっていなかった……見栄を張ってゲットしたあともドイツと同盟結んでいたくせに使い方を分かっていなかった。これホントの話)。

 民間請負業者がユダヤ人ゲットー並の収容所を運営してたとしても、数万単位の奴隷を使役したという話はあり得ない。そんな収容所があったという話も聞いたことないし(軍艦島?馬鹿言っちゃいけませんよ)


 南京もまたしかり。

 たとえ丸腰の民衆が相手だとしても、20万人虐殺する手間と物量ってどれだけかかるだろうか。関東軍は作戦遂行そっちのけで弾薬を浪費できるほどバブリーだったのか?

 3年くらいかければ20万人という数字になるかもしれない……そのあいだずっと相手がじっとしてて抵抗もしないなら。


 どんなに凄惨な戦争でも短期間で一方的に数万人虐殺した、という記録はない(原子爆弾以外は)。大隊か一個師団が突然集団発狂して秋葉原の加藤化したとしても、ボディカウントを叩き出せるのは初動だけだろう。

 それに喧伝されてる残虐行為の数々ってさ……そりゃああの当時の日本人、兵隊さんの多くは農家の出か、家畜の屠殺に慣れてて血に抵抗が少なかったり、世界観が狭くて異邦人にはバカヤローなケンペーくんタイプはいただろうけど、クレイジーな処刑や遺体損壊的な発想っていかにも大陸アジア的なのよね……かくも大勢がそんな殺人鬼化したら、もう社会復帰できないし組織として機能しないんじゃないかなと。

 まあクメール・ルージュの時代のカンボジア人は国をあげて100万人を虐殺したあとしれっとふつうの国に戻ったし、集団狂気についてはなんとも言えないところはあるけれど、それならそれで戦後「わしゃチャンコロ100人殺したわい」と自慢するお年寄りが当たり前にいた世の中になっていたことだろう。


 でも実際には日本軍が発狂して民間人を殺しはじめた、という時点でみんな逃げ出すと思う。逃走する人間を追いかけて殺すのは相手が丸腰でもたいへんな労力なんじゃないか。ベトナム戦争では敵兵ひとり殺すのに費やされた銃弾は約2万発、という統計が出てたと思うけど、その1/10で済むとしてもね、追跡に使うトラックも満足な数持ってなくてガソリンは貴重だとしたら――


 あーハイハイ  数字が問題じゃないんですね?

 了解ッス。


 筆者も全否定するものじゃないです。直視したくないことでも「事実」なら認めなくては。

 日本刀の切れ味を捕虜で試した?あったかもね。戦地での略奪やレイプ?二千年前から東西に関わらず軍事侵攻ではふつうだったし多少は。そりゃ慰安婦もいたでしょう……韓国人もいたかもしれないけどたぶんおもに日本人。フランス外人部隊なんていまも慰安婦同伴だし、米軍は昔からホモを増やさないためいろんな苦労をしていた。軍隊におけるシモの問題ってなかなか表に出ないけど深刻みたいです。



 慰安婦は水木一郎のまんがにも登場する。

 こんどはこの方向で行ってみましょう……リアルタイムを経験した世代が描くまんが、小説、あるいは映画。そこに書かれていたモノ、書かれなかったモノ、という観点。


 たとえば『はだしのゲン』に登場するゲンに親切な朝鮮人、金さん。わたしはこの人物の描き方こそ当時の日本人と朝鮮人のリアルな距離感だと思う。差別はあった。だが近所付き合い不能ではなかった。大戦前のイギリス人とインド人、白人と黒人の間柄に比べても明確な線引きはなかった(それゆえにより陰湿になりえたが)。

 残念ながら特定の国の外国人を見下すかたちで差別する風潮は、いま現在でも外国人実習生というかたちで現れている。コンビニでパキスタン人実習生のレジにざわついたり、居酒屋や喫茶店の外国人バイトにわけもなく煩わしさ感じたひとはその気があるのだ。

 人口減少に備えて大勢外国人を誘致するって政策は、いずれ日本人が嫌いになる人をたくさん産むだけだからやめてくれと思う。話が逸れた。



 小説、映画で言えば、上記の無茶な数字を奉る左翼の人たちは、同じ日本人の自虐史観を侮りすぎていると思う。

 もし仮に強制された大量の慰安婦や労働者なる人々が存在していたとしたら、だれかが追求して告発していたはずだ。司馬遼太郎か、そのへんの人たちが。

 「歴史に向き合う」というのはそういう民間から出てくる力だし、日本に限らずまともな国なら自省的な本や映画は少なからず作られる。オリバー・ストーンみたいに。


 20万人の従軍慰安婦なんて途方もない話である。岡本喜八あたりが映画にしていたはず。そしてひめゆりの塔並にお馴染みの題材として既成事実化していただろう。

 政府や旧軍関係者が隠蔽していたとしても、規模が大きすぎて口裏合わせなんて無理がある。証言者が大勢いた60年代にはほじくり出されていたことと思う。

 ところが実際は、当時の新聞さえそんなものは扱っていない。南京(大虐殺?)についてはいくつかあるものの、メインテーマとして扱っているものは少ない。


 元ネタが存在しなかったからだ。

 それがなにがしかを証明してはいまいか。

 

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― 新着の感想 ―
[良い点]  、、敢えて何も言わないほうが良いことが多すぎですね、めんどくさい事柄が多すぎる。  人としての付き合いと考えるなら、国籍よりも人を見たいと最近思えてしまいます。実際に触れあってみて解る…
[良い点]  たしかに「いだてん」とかを観ていると同じようなことを考えてしまう。 [一言]  最近、札幌でも北海道大学や旧道庁、すすきの交番、北海警察の旧本部なんかをデジカメで撮影するアジア系の人人々…
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