7.ストレージ、そしたらまさかの問題。
今日は東日本大震災から8年。もう8年かと思います。
そうだ、空間魔法を使えばストレージとかも作れるか?
試しにやってみる。
まずは基礎の円を書く。
十分後
書き終えた。
「書くの面倒い。」
長いし、だるいし、そして何より、難しい。一度間違えると最初からだもん。細かくて消せない。
「見てるこっちもイライラしてきます。」
すると、頭の中に声が流れ出した。
『基礎の円を書いた回数が一定値を超えました。基礎の円を自動で転写出来るようになりました。』
ご都合主義万歳。
「タイミング良すぎでしょ。」
「こんなにご都合主義が頻繁に来るとは....」
アルトは驚きを隠せないでいた。
「そんなにご都合主義は珍しいのか?」
アルトは頷き、
「はい。普通、ピンチなどの時のご都合主義はよくありますが、こんなに連発するのは初めてです。」
そういう展開よくあるな。
「ラノベの読みすぎだ。」
「特大ブーメランですね。」 グサッ!
「ウグッ、おっしゃる通りです。」
それはそれとして
まずは何も書いてないウィンドウを出す。そこに、
「基礎の円」
転写完了。そこに、異空間生成・物体整頓....あー
「忘れてた。」
「何をですか?」
「ストレージの中の時間経過を無くせない。」
「そういえば、あなた時間魔法持っていませんでしたね。ということはあなた、ストレージの真骨頂である、時間経過のないストレージが作れないということですか!?」
真骨頂って、わかるが。
まあ後から付け足せばいい。
それじゃあ、収納可視化・空間区分け。こんなもんで良いだろう。
「それじゃ、起動!」
俺はそう言って魔力を込める。
するとウィンドウが変わり、
『ストレージ・ウィンドウが使えるようになりました。』
と、文字が。
そして、それが消えると、俺の想像するストレージが出てた。
試しに何か入れてみる。
「この鉛筆をと、」
入れると文字が出てきた。
『1キロの加重につきMPは1消費されます。』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・重量無効入れられねえ。
「重力魔法持ってないから重量の問題を無視できねえ。」
アルトは納得した顔で、
「そういえば、そのような設定もありましたね。」
俺は天を仰ぎ懇願した。
「ご都合主義はこういう時に使えるんだろー。なぜ今でない!?」
アルトは呆れた顔で、
「あなたはバカですか。今までどのタイミングで、魔導書の生成が出来るようになりましたか?。」
どのタイミング?・・・あ!
「魔法陣を作ったタイミングだ!」
じゃあ何か魔法陣を作らなきゃいけないのか。
「新しい魔法陣を作るのであれば、テレポートの魔法陣で作ればどうですか?空間魔法があれば作れると思うので。」
俺は頷き、
「よし!採用!」
30分後
「出来た~」
結構むずかった。
「お疲れさまです。」
すると頭の中に声が流れ出した。
『テレポートの作成に成功したことにより、テレポート・ウィンドウが開けるようになりました。』
ん?欲しいものと違うな...
するとまた、頭の中に声が流れ出した。
『使用者がご都合主義、ご都合主義五月蠅いので、しょうがないので時空間魔法書、重力制御基本書を生成可能にします。(怒)』
・・・は?
被災された方々のこれからの復興を応援させていただきます。