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5.1ヶ月後、そして新しい魔導書。

 評価ありがとうございます!今後の励みにさせていただきます。

あの事故から1ヶ月が過ぎた。俺も退院し、(入院期間4日)家に帰ったら海外からのホームステイのアルトのことがあったりして迎え入れる準備をしていたら、あっという間に一週間。


 そこからはアルトと一緒に魔法陣を強化した。

 ちなみに習得魔法は、使うには紙が必要で、その紙に自動で魔法陣が写され、その紙に魔力を流すと使えるみたいだ。


 そして今、その行程を短縮させるためにアルトと試行錯誤中だ。




「まずは、どの行程を短縮させるかです。この行程で言ったら紙に写す、という作業を無くすべきです。」


 だがそのためには、大きな課題がある。


「うん、そこなんだけど、紙に写す事を短縮させるには他の何かに写さなければならないんだよ。だからといって、空間に写そうにもそれを維持させる魔法は面倒で逆に発動できるまでの時間が長くなる。」


 いちいち紙を生成するのも時間かかるし....


「そういえば、音声認識型の魔法陣はどう?」


 音声認識型とは決まった術式の名を登録して、それを言うことによって認識し、魔法が発動するというものだが、


「あれは、本当に簡単な魔法しか無理だよ。ライトとかマッチとか位の魔法じゃないと使えない。」


 この本は、本当に簡単な事しか書いていないので、そろそろもう一つ上の本があればいいんだけど。


「あなたのライトノベルというものにあった、“ホログラム”というのはどうでしょう?」


 実はこいつ、俺の100冊近くあるラノベを3日で読破しやがった。俺より速いだと(20倍)。伊達に天使やってるだけあるな。


「ホログラムはいい発想だとは思うがその起動式がわからん。しかもホログラムは空間に平面的ではなく、立体的に映すからもっと時間かかると思うんだが。」


 初級魔法陣入門書はステータス・ウィンドウに仕舞えるみたい。俺は何か参考にならないかと、入門書を出すためにステータス・ウィンドウを開く....


「これだ!」


 良いことを思い付いて叫んでしまった。アルトはビックリした顔で、


「どうしたんです、急に。」


 俺はいま思い付いた事をアルトに話す。


「なる程。ですが、さっきも言っていましたが起動式が分からないのではないですか?」


 確かに、うーん。あ。この方法がある。


(ステータス・ウィンドウ)





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

   芦屋充

 HP:500


 MP:80


 スキル:魔法陣(習得魔法:ライト・マッチ・アナライズ・ウォーター・ヒール・身体強化・浮遊・コールド)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




 MPは知らないうちにたまってた。攻撃魔法は暴発が怖いからまだ習得してない。

「この、ウィンドウに向けて....アナライズ!」

 そう言うとウィンドウの前に魔法陣が現れた。

 アナライズとは、魔法解析魔法だ。そして、スキルによってどのようなアナライズかも、変わる。俺のアナライズは術式を解析できるようになっている。

そしてそこにはこう書いてあった。

『芦屋充のステータス・ウィンドウ』


 解析が出来ないものはこんな感じで出てくる。例えば、自分の技術ではまだ解析できなかったり、魔法ではないものはこうなる。


「それだけかよ。」


「それだけのようですね。」


 俺がやろうとしたのは、ウィンドウに解析(アナライズ)をかけ、その起動式を見るというものだった。結果?言うまでもない。

 すると、突然頭の中に声が流れ出した。


『魔法陣スキルの使用値が一定に達しました。魔法陣入門書応用編の生成が可能になりました。』


 話の内容はわかったが、()()入門書応用編ではないのか?

そんなとこが気になるが、そんなの気にしてたら埒があかないというのをこの1ヶ月で学んだ。


「それじゃあ早速作ってみますか。」


 作られたのは、見た目などは前のとそんなに変わりはない。


 さあ、読むか。

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