2.お互いに質問、あとは何があったか。
読んでいただいてありがとうございます!
気になる点等がございましたら、感想へどうぞ。
「いや!その前に、おまえは誰だ!?」
「誰だとは何ですか!これでも私は....
いえ、そうですね。あなたが知っているわけありませんね。」
(いや。自己紹介全部しろや)
「私は、この世界を管理する神...
(神!)
の配下の、
(ズコッ!)
この世界では、宣告の大天使と呼ばれているガブリエル...
(大天使!しかもガブリエル!)
様の配下の、
(ズコッ!)
天使アルトです。」
何だよ、その間は。
「紛らわしい言い方するな。」
真顔で答える。
そして、自称天使は驚いた顔で、
「なぜ、驚かない!天使と言えば人間は驚くと聞いたのですが...」
何だその理屈は。まあわかるけど、
「その前に、まず俺の話を聞け。
1.なんだその間は、
2.上から降りて行って、自分のことを上から順番に下っ端だと最後に説明されると反応に困る。
3.何が、なぜ死んでいない!だ。意味わからん。
1~3まで順番に説明してくれ。」
意味のわからないことを正しく質問するのは普通だ。こんな自称天使とは違ってな。
「すごいマシンガントークですね。それでは順番に、
1.驚かすのが目的です。
2.まさかそれが裏目に出るとは。
3.あなたは、本来であれば車に轢かれて死ぬはずだったのです。そして異世界に転生されチートスキルをダウンロードし、異世界で魔王を倒してほしかったのですが...」
日本語の使い方大丈夫か、この自称天使。
「こんなものをマシンガントークとはいわん。
1.だがなぜ魔王を倒すために異世界転生をさせる必要がある?転移でもいいだろ。
2.その魔王とやらは、神や、天使が倒せばいいだろ。」
ちゃんと訂正。
だが、まだわからないことがあるから質問。
「1.チートスキルをダウンロードするとき、脳に過剰な負荷がかかります。なので、死ぬときのダメージで紛らわすつもりだったのですが...
2.神や、天使が倒さないのは干渉が禁止されているからです。なので魔王はその世界で対処しろということです。ですが、異世界転生、転移はその世界の人間が、産んだり、呼び出したりするので、グレーゾーンらしいです。」
グレーゾーンって。
「なるほど。そして、まさかの俺が死ななかったと。じゃあ、あれ幻聴じゃなかったのか。って、そうなると俺、あれのせいでめっちゃ頭痛かったんですけど!」
本当に痛かったよ。そののせいで今病院のベッドの上なんだし。
すると自称天使は、
「なんと、ダウンロードされていたのですか!?おかしいです。普通はその負荷で脳が耐えきれなくなり機能しなくなるのですが。もしかして、そのとき何か聞こえませんでしたか?」
恐ろしいな。ええっと確かあの時、
「ああ、何だっけ...ダウンロード成功しました、とか言ってた気がする。でもその前にもう一つ何か成功って言ってたような...」
俺は記憶を振り絞って伝える。
「そうですか、普通は『チートスキルのダウンロードが成功しました。』という音声だけが一回だけ流れるはずなのですが、その前の音声が気になりますね。」
テンプレートなんだ。
「それにしてもあなた、あまり驚きませんね。何故ですか?」
まあそりゃそうか。
「俺はよくこういう感じの本を読むからな。こんな展開が起きても驚かないでおこうと決めたからな。」
意味分からんけどマジで。すると、自称天使は驚いた表情で、
「何ですと!つまり、異世界転生を描いた本がこの世界にはあるのですか!?」
そして、目がキラキラしてる。他にも...
「オイ、よだれ垂れてるぞ。」
あんたそういうキャラなのか...
~オマケ~
「マシンガントークなんて言葉、どこで覚えたんだ?」
「天使の先輩です。昔、一回この世界に降りたとき、おばちゃんと呼ばれるものに捕まり、絶え間なくしゃべられたそうです。その後調べたら、それが、マシンガントークと呼ばれているものらしいです。」
「うむ、そうなると俺のはマシンガントークとは言えないな。」
You○ubeでマシンガントークと、
「これがマシンガントークだ。」
「ですがコレではそんなにイヤだとは思えませんが...」
「生で聞くとわかる。」
「じゃあ、呼び出してみましょう。」
「バッ!ちょっ、待て!」
「召喚、おばちゃん!」
おばちゃん「バババババババ....」
十分後
「もう、いや。」
「だからいっただろう。」
このコーナーは書きたいから書いているので、見なくても本編とは関係ないので飛ばしたい人は飛ばして大丈夫です。