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死に損ないの魔法陣無双~異常な巻き込まれ体質は現実世界でも無双してしまうそうです~  作者: オオソラ
死に損ないは学校の思い出を作りたいです。
10/18

10.入場隊形、特大ブーメランも良いところ。

今回は短いです。

この学校の体育祭での入退場門は2つ作れる。場所は毎年違う。


 今年は、トラックの中心の幅の狭いところで向かい合うように、入退場門が設置されることになった。実行委員の代表者で事前に集まり決めたらしい。


「この入場門からどう出るか、そしてどう戻るか。出だしと終わりの印象は大事だからな。」


 俺は質問をする。


「今はどのようなものが案として上がってる?」


 だが、春樹は焦らすような顔で、


「それは会議が始まってからのお楽しみだ。」


 こいつは実行委員の代表者でもあるから、どんなものかは知ってるが、そういうことを教えるのを焦らす癖がある。


「はぁ。わかった。会議が始まるまで待つよ。」


「それじゃあ、他の質問はある?」


「他にか、うーん。」


 俺は考える・・・振りをする。そして。


 ステイ。


『はい、何でしょう。』


 トラックがこの形で、入退場門がある時どんな入退場の仕方が似合うと思う?


『何で私を頼るのですか?自分でも考えてみて下さい。』


 ふっふふ、そんな事を言われると思い、原案を考えてきたよ!


『な…何!?頭の回転の遅い使用者(マスター)が!?』


 相変わらずの毒舌だな、おい。


『で、原案とはどんなものですか?』


 簡単だ。ーーー


『なる程。使用者(マスター)の考えることにしては、良くできています。そしてこれをより良くしろと。』


 じゃ、よろしく。


「それじゃあ、」


 ステイとの会話を終えた俺は、新たに質問する。


「新しい入退場に関する案を出すのは良いのか?」


「おう、大歓迎だ。」


「なら俺の案を出させてもらう。」


 すると春樹は、


「どんなんだ?教えてくれ。」


「始まってからのお楽しみ。」


「そりゃないよ。」


 特大ブーメランも良いところ。

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