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5話

令和記念、頑張って完成させました。

ちょっと無理矢理かもしれませんけどね。

 どうも、アヤ改めノアです。


 私の生みの親であるロードさんに名付けされてステータスの名前も変化しました。


 前世の名前とのお別れは罪悪感と寂しさを感じさせますが、新しい一生には新しい名前で行こうと思います。




 ***





「どうかな?僕の考えた名前。」




 ふっ、93点だな。




「あら、高得点。気に入って貰えたのかな?」



 まぁ、結構可愛いかも。



「やった。いやーよく考えた名前だから気に入って貰えて本当に嬉しいなぁ。」



 でも前の名前も嫌いじゃないからなぁ。



「前?」



 うん、私の前世。



「前、世?」



 そう。






 そして私は全てを話した。


 私の過去や、どうなってここまで来たのかを。












 ***








「ナルホド、もしかしたら君の転生先が僕のホムンクルスだったから今回の実験は成功したのかな。」



 ?…と言うと?



「実はホムンクルスの生成で最も難しいのは自我の確立なんだよ。」



 自我の確立…



「そう、つまり心の作成なんだ。人間の心はあらゆる矛盾を抱えている。それら全てを入力し、誤作動を起こさない様に作動させる。これは凄く難しいんだ。」



 確かに、人って色々考えるよね。


 色んな感情があるからかな。



「そうだね。僕も自我の確立で毎回失敗してたんだよ。何かしらの感情を感じなかったり無表情だったりしてね。」



 そうか、彼も大変だったのだろう。


 しかし失敗したホムンクルスはどうしたのだろうか。


 まさか殺処分とか?



「いや、自我の確立に失敗しても思考力とかはあるからいくつか常識やマナーを教えてメイド紛いの事をやらせているよ。」



 4443人も!?



「そう、と言いたいところだけどね。中には肉体の精製に失敗したものがいたりしてね、その半分くらいしか人型を保てていないんだ。しかも残った半分も8割は数日で融解してしまってね。ほとんど残ってないんだ。」



 なんかグロそうだね。



「うん、正直トラウマだよ。目の前で人がただの肉の塊になる瞬間はあまりにもね。」



 もしかして、肉が、、、。



「うん、最近は食べられるようになってきたけど前は酷かったよ。肉と言う肉全てが人の死体に見えてね。」




 遠くを見つめる目には光が無かった。


 相当なトラウマだったのかな?



「まぁ、とにかく。君が生まれてよかったよ。これからよろしく、ノア。」




 うん、よろしく。





 そしてその初めての会話から一週間後、私は異世界に降り立つ事になったのです。


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