1話
何を血迷ったかほぼ衝動的に書いた作品です。
文法の間違い、漢字の間違い、などなどあるかも知れませんが、優しく見守ってくださると嬉しいです。
私、白神綾は友達がいない。
しかし、「私には彼氏がいるからっ♡」などと言うリア充なわけでもなく、「友達はいないけど親友なら沢山いるよ。」と言う親友の価値観が低い奴なわけでもなく、「インターネット上には顔の見えない友達が沢山いるよ。」などとほざくネット依存症の人間なわけでもない。
正真正銘の、ごく普通なボッチである。(まぁボッチに普通も異常もあるのかどうかは分からないが。)
最後に友人と呼べるほど親しい人間ががいた頃を思い出そうとすると、幼稚園児だった頃まで遡らなければならないと言うほどの長い間私は友達がいない状態で過ごした。
でも、イジメらしいイジメがあった訳でもなかったのだ。
ただ、親も、兄妹も、友達だった人間も、教師も、クラスメイトも、生徒の家族達も、街行く人達も、私の出会う全ての人間が何故か私を避けるように、いや、実際避けて過ごしていた。それだけだった。
ある意味それもイジメだったのかもしれない。だが私にはイジメでもなんでもなくただ避けている。弱者が巨大な力を避けるように、必然として避けている。そんな気がしていた。そんな風に感じていた。
えっ?、なんで過去形なのかって?それは、、、、
「イやぁ、ワるかった。まさかくしゃミで起きたカマイタチで人がシぬとは思ってなカったからさぁ」
目の前に如何にも神様とゆう風貌のイケメンさんは残酷にも私の死を告げる。
そう、私は日本で友達が出来る前にこの命を散らしてしまったらしい。
「えっと、私どうして死んでしまったんでしょう?」
そう、さっきくしゃみがどうだと言っていたが正直意味が分からない。 私の最期の記憶はとても強い風が吹いて目を閉じたところまでしかないのだ。
「ふム、じつは先程日本の妖怪辞典を読んデいてな、そこでカマイタチを始めて見たンだよ。」
「ふむ。」
「ンであまりの可愛さにどハマりしちまっテいろんな文献のカマイタチヲ見てみたわけ。」
「ふむ?」
これがどう私の死につながるのであろうか?
「そんな気分カマイタチ状態でくしゃみヲしたらさぁ大変、なんと神のカマイタチが起きてしまったわけだ。」
「………つ、つまり?」
「ソれに巻き込まれてお前さんは死ンじまったってことだ。…てへぺろッ」
「………」
「………すミません調子乗りましたッッ‼︎」
なんとイケメン神様は地面?(今私はボンヤリと輝く真っ白な空間にいる。正直、前も後ろも上下もよくわからない。)に頭を擦り付けて土下座をしてきた。
「ちょっ!土下座なんてしなくて大丈夫ですって。誰にでも間違いはあるんですし、今回の事はミスって程でも無いですよ。」
取り敢えずイケメンに土下座させておくと何か変な扉が開きそうなのでやめさせる。
「クっ、今は優しさが辛い。デもこれ以上迷惑をかける訳にモいかないか。」
「はい、これ以上は大丈夫ですので。」
イケメン神様は悔しそうな表情をしているが仕方無くと言う風に顔をあげてくれた。
「マぁ、気をとりなおして自己紹介ヲしよう。私は、全ての世界を束ねル絶対の神、最上級神だ。名前ハ無いから好きな様に呼んでくれてかまわなイよ」
どうやらこの神様はかなりと言うか物凄く偉いようだ。、、だが、。
「えーっと私は白神綾と申します。…失礼ですが何故そんなすごい神様っぽい貴方が私にカマイタチが当たるような所にいらっしゃったんですか?」
「うっ、………………だよ。」
「え?」
「ダから!観光だよ!」
「ああ、観光ですか。」
そんなにおかしな理由ではないね。
「えっ、いいノ?完璧な私情で死んだんだヨ?」
「いえ、そもそも死因が理不尽なんで神様がいた理由に怒る事は無いですよ。…まぁ殺された恨みはありますけどね。」
「その説は誠にすいませんでした‼︎」
また神様は頭を下げた。…やはり真面目だ
「安心してください、恨みは晴れませんが貸しと言うことで。まあ、人間に貸しのある神様はどうかと思いますがね〜。」チラッ
「………」
流石に図々しかったかな?これをネタに天国行きとか言って貰えるかとおもったのだが。
「よし!分かっタ。責任は私にある。謝罪の気持ちとしてなんでも願いヲ叶えよう。」
なんと、天国行きにしてもらえればよかったのだが。この感じならば色々優遇してもらえそうだ。
「生き返るとかも出来ますかね?」
「うム、すでに死体の処理がされているから日本にハ難しいが、出来なくは無いゾ。」
「ほえー、そうですか。」
ならばラノベにありがちなあれができるのか!
「じゃあ異世界に転生させて下さい‼︎ させてくれたら絶対許しちゃいます‼︎ それどころか信者になります‼︎ ゼッタイ!」
「ソ、そうか。」
おっと、熱くなりすぎた。若干神様が引いてる。でもね憧れの転生が出来るってなったらやっぱ興奮しちゃうってもんだ
「デは、転生にあたって希望はアるか?」
「えっ、ほ、本当に転生出来るんですか?」
「アあ、なんでもと言ったからな。」
「よっしゃーー‼︎!」
今まで生きて来て一番のツキが回って来たー。
「エーっと、で要望は?」
「あっ、じ、じゃあ容姿はなんでもいいのでものすご〜く楽に生きられるようにして下さい。」
「ヨし、了解した。では君の来世に幸多きコとを願っている。」
「まあ、今生は神に殺されましたからね。」
「ソれは言わない約束でしョ!」
まあこんな体験出来たから善も悪もちょうど良い終わりだったかね?
そんな事を考えながら私の意識は途切れた。………
ううん、…あれ?ここは、…水槽?
「……っ!ゴボッゴボボボ」てっあれ?
(息ができる?)
どうやら私のいる水槽は普通ではないようだ。
「、!ゴボボ」誰か来た!
「おっ、目が覚めたみたいだね、僕の愛しい人造人間。」
…ふむ、私の目の前にやってきた者の言葉を信じるならば、私が転生した先はただの人間ではなさそうです。
「こんなの面白くねぇ」と言う方はここまで、まだお付き合頂ける方は続きをお楽しみ。と言う事でお願いします。