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プロローグ

新連載始めました。しばしお付き合い頂ければ嬉しいです。

 ねぇ。そこの、ひとりぼっちの誰かさん。

 身体も心もぼろぼろのくたくたで、今にも倒れそう。ほんとは自分でも気づいてるんでしょう?

 いまそうやって細々と吸ってはいている息が、もうじき止まりそうなことくらい。


 一生懸命仕事して、欲しいものも遊びも我慢してそんなにため込んだのに……。

 残念よね?


 地獄だか天国だか知らないけど、あなたがこれから行く場所には、ソレは持ってけないんだから。


 じゃぁ誰かに遺せばいいじゃないっていっても……。

 あらら、これまた残念。貴方が死にかけてるってのに、まわりにだぁれもいないのね?



 だったら……ねぇ?




 あたしが、あなたを、看取ってあげましょうか………?

ストックがあるので、しばらく毎日投稿します。

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