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遙かなるバハムート  作者: 山石尾花
第2章:双つ剣の交わる刻
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◇アイルディアと召喚術

【アイルディア】


 四つの大陸と、内海にある浮島で構成されている。四つの種族と四つの国があり、それで世界の均衡が保たれていたが、新興国ガリアス帝国の出現により、それが崩れつつある。

 ガリアス帝国に対抗すべく、四国がリーバルト連合を発足。連合総督府を都市デネア(南方大陸)に置き、帝国と睨み合いを続けている。


◇北方大陸/獣人族国家ディオルナ共和国

 獣人族は魔法を使うことができないが、その代わり狩猟技術に特化しており、優れた五感を持っている。人の体に獣の耳を持っていて、その耳は個人で違った動物のものを持っているのが特徴。

 ガリアス帝国により、事実上崩壊。南方大陸に仮政府が設置されたが、機能していない。


◇東方大陸/精霊族国家ダリアデル国

 精霊族は召喚術に長けており、四種族の内、最も長寿の民族でもある。やや尖った耳、比較的色素の薄い髪や瞳が特徴的。


◇西方大陸/竜騎族国家ムス=イダ国

 唯一、竜と交信できる種族。外見は人のそれと変わりはないが、半分竜の血が流れていて、非常時には竜化することができる。


◇南方大陸/魔族国家ユーリアス共和国

 魔族は魔術を最も得意としていて、独自に科学技術を発達させた。アイルディアの科学の進歩は、ほぼ魔族によるものだと言っても過言ではない。魔法を使う際、体の一部に古代文字の紋様が浮かび上がるのが特徴。


◇世界樹の浮島・ノルン大陸

 大陸とは名ばかりで、実際の面積は大きくない。四国の内海に浮かぶ孤島。

 ノルン大陸には召喚術の総本山・召喚教会が存在しており、不可侵領域として中立を保っている。



【召喚術】

 一般的に召喚術は二種類に分類されている。異世界よりアイルディアに召喚獣を喚び出す術。魔術を使う際現れるのは青い魔法陣だが、召喚術は緑。

 召喚獣を帰還させる方法は三つ。術者の手による送還、術者の命令の完遂、召喚獣自身の死とされている。


◇簡易召喚

 その名の通り、簡易な召喚術。学校でも教えられており、知識さえあれば誰でも行使できる。簡易召喚によって喚ばれた召喚獣は使用人、輸送用、ペット等、広く用いられている。

 能力は術者のそれに依存しており、一般人が召喚したものは、戦闘用としての力はほぼ無い。

 召喚元の世界では、《魂を持たないモノ》であったとされ、術者によって肉体、意思を与えられ、使役される。能力を持って顕現する場合もあるが、それに特殊性はなく、類似した能力を持った召喚獣も多い。


◇幻獣召喚

 召喚教会により認定された《召喚士》のみが行える術。教会から与えられた杖を介して、固有の名前・能力を持った幻獣を召喚する。術者は多大なエネルギーを消費するため、杖なしで幻獣召喚を行うことは不可能である。また、杖が術者を選ぶため、他人が別の召喚士の杖を用いることは不可能。

 召喚元の世界では、《魂を持つモノ》であったとされ、決まった形態で召喚される。簡易召喚のように、術者の好みで肉体を与えることはできない。

 究極召喚獣バハムート黒雷狼フェンリル飛鷲馬ヒッポグリフ迷歌姫セイレーン飢渇鬼グール等がこれに該当する。

 

◇召喚教会

 正しい召喚術の知識を広めるために設置された機関。《召喚士》の任命、召喚獣関連の案件はここで処理される。

 召喚術の利便性や正当性を説くも、多々ある問題点には依然目をつむっている。特に、バハムートの受け入れを拒否したこと、《主》を失った召喚獣の狂化・魔獣化、については対策を講じられていないことから、機関として正常に機能しているかは定かではない。

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