002-出発当日。忘れ物は無い?
キャンプ編なのにまだ出発してないという…。
それでは本文をお楽しみください。
「で、集まったのはこれだけか…。」
集まったのは、赤髪陰陽師青年…龍斗。緑髪魔法使い少年…イラレス。黒髪鉢巻き青年…誡。黒髪鉢巻き少女…詠。金髪本の虫…リーシャル。
のたった5人だからだ。龍斗からしてみればやはり大人数で行きたいのであろう。
「そりゃね、キャンプに行くのに十数人も連れてく必要はないでしょ。テントはひとつしか無いし。それより、詠ちゃんが着いてくるのが一番驚きなんだけど。虫嫌いじゃなかったっけ?」
急に話を振られてびっくりしている黒髪鉢巻き少女は、無い胸の辺r…
「ぶち殺しますよ?」
ーーー素晴らしい胸の辺r…
「セクハラですね。訴えます。というか死んでください」
ーーー(自主規制)の辺りをおさえt…
「誤魔化すんですか。最低ですね。」
ーーーじゃあどうしろと?
「そんなこともわからないんですか?このゴミ屑が。」
ーーーはいはい、話を進めようね。んでイラレス、何の話だっけ?
「ああ、詠ちゃん。虫嫌いだった気がするけどキャンプなんか来て大丈夫なの??」
「んー。大丈夫かと聞かれれば微妙なラインですけど、そこは馬鹿な兄さんに働かせればいいんです。ね?兄さん。」
当然のような顔をして自身の兄である誡に詠は笑いながら問いかける。
ーーーどう見ても悪魔の微笑みにしか見えnー
「何か言いましたか?」
ーーー誰がどう見ても天使の微笑みである。
「はぁ?何で俺がそんなことしなきゃいけないんだよ!詠。」
「え?何を言っているんですか??当たり前でしょう。この姫野家の恥さらしの兄さん?」
彼女は笑顔だがきっと誡には悪魔のように見えたのだろうな。俺もそう見えたし。
「………。はいはいわかりましたよ、詠」
ーーー諦めんなよ!諦めたらそこでゲームセットなんだよおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!
「まあこんな作者はほっといて、話を進めましょうか。こんなゴミ屑に構っているだけで貴重な時間がさらに無駄になります。」
ーーーえ?無視??ひーどーいーー(>_<)
「まぁ、話を戻そうか。詠ちゃんと誡は仲良しってことだね。」
「////////」
「ちょっとマテ、イラレス。この毒舌姫と俺が仲良し?わけわかんねぇぞ?こんなに嫌われてるのにさ。」
「……。」
「なんだその沈黙は」
ーーーまぁ誡よ、刺されろ。詠に。
「作者まで敵に回ったぁ?!」
ーーーなぁ、そろそろ話を進めないか?というわけでイラレス頼んだ。
「なんでもかんでも困ったら僕にまわすのはやめてくれないかい?」
ーーーだってお前もともとそのために作ったキャラだし。
「その事実だけは聞きたくなかった。でも取り敢えず話を戻そうかと思うんだ。いつまでも脱線してちゃダメだと思うしね。ところで、リーシャル。さっきから返事がないというか喋ってないと思ったらずっと本を読んでたんだね。それ、何の本?」
ーーーちょっと待て。それを人は脱線と呼b
「これは愛読書の漆黒之魔導書なのです〜♪ いろんなことが書いてあって興味深いのです〜♪ 」
リーシャルは笑顔で答えた。
ーーーまるで天使の微笑みだ。誰かさんとは大違いだ。
リーシャルの持っている本、漆黒之魔導書はかなり特殊な魔導書で表紙の色は黒で紙の色も黒、もちろん文字の色も黒の真っ黒な魔導書である。契約者以外は絶対に本の中身を知ることはできない。という契約型魔導書だ。
「へぇ…。面白そうだがあいにく僕には読めないや。…はっ!いかんいかん。これじゃただ僕が脱線しただけになってしまう。元に戻さないと。」
ーーー待ったくもってそのとおりじゃないかw 脱線したのはイラレスのせいである。
「はいそこの作者さん、黙ってね。一応この5人でキャンプに行くことに決定したがみんないいかい?」
「いいぜ」
「それでは行こうか。僕の転移魔法を使えば目的地まですぐだからね。準備はいいかい?忘れ物とかない??」
「あ……。携帯忘れた。」
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それでは次回をお楽しみにっ☆