クッキー
ある日のランチタイムのこと。今日は女子四人でカフェテラスに来ていた。
前世の話をして以来、シーナは私たちの仲間に加わって今ではすっかり馴染んでいる。いや、馴染むどころか最初からいたような空気を醸し出していた。
特に、前世も含めた恋愛経験の豊富さは私たちの興味をかっさらってしまった。最近、恋愛小説を書き始めたアイちゃんなんて、それはもう「お題」を提出してリサーチするほどだ。
「ねぇねぇ、恋愛小説に定番の『幼馴染み』っておりますか? 皆さん」
アイちゃんが嬉しそうに問いかける。今日のお題は、幼馴染みとの恋愛について。今アイちゃんがハマっている小説「恋の樹海」では、数多の恋をした主人公がそれはもう色々と経験を重ねに重ねた結果、最終的に幼馴染みのところに落ち着くというエンディングを迎えたばかりだった。
私個人的には「あれだけ色々やっておいて結局そこ!?」ってなったんだけど、アイちゃんはすごくハマったらしい。あ、色々っていうのは恋愛した人数の多さもそうだが十八禁的なあれこれも含めてである……。そしてそういうことは、たいてい人知れず樹海で行われるという奇抜な物語だった。
「恋の樹海のラストよね~。あれ、よかったわ~!」
シーナが手を組んでうっとりと本の世界に思いをはせる。クレちゃんは、ストーリーからわりと早々に退場した将軍が好きだったので最後まで読んでいない。
推しが死んだら、お金は落とさないタイプらしい。
「いやですわ、幼なじみエンドなんて。現実の幼なじみはそれほどいいものではありませんし」
「え、クレちゃんはそういう存在がいるの!?」
私が驚いた声をあげると、クレちゃんはため息交じりに教えてくれた。
「マリー様、街に遊びに行ったときにちらっと見たでしょう? 騎士団長の息子のジュールは、私のはとこで幼馴染みよ。昔から私に痩せろって言ってきて、恋愛感情のかけらも湧かないわ」
あぁ~、デリカシーとかないタイプなんだね。
「確かに会うたびにそんなこと言われたんじゃ恋に落ちないよね~。え、なに、ジュールって脳みそ筋肉タイプなの? けっこうかっこいいのにもったいないわ」
シーナはズバズバと言いたいことを言う。クレちゃんもアイちゃんも最初は驚いていたけれど、今ではすっかり慣れたもので驚きもしない。この四人でいるときは、話し方もかなりフランクになっている。
「私はそんな風に思いませんよ! きっとまっすぐでお優しい方のはず!」
おおお、ジュール推しのアイちゃんがまさかの応戦。
「話すと一気にその夢は壊れるわよ?」
クレちゃんが渋い顔でそういうと、シーナがなぜか前のめりになって熱く語り始めた。
「でもでも、ああいうタイプはお客としては優秀よ? 約束した日にはきっちり来店してくれるし、何より言葉を言葉のままに受け取ってくれるから面倒な駆け引きとかいらないし、浮気しないし太い客になってくれるはず!」
「「客?」」
クレちゃんとアイちゃんの声がハモる。シーナはときに前世の話を突然混ぜだすから、二人がついていけなくなることも……。
「逆にサレオス様みたいな人はだめね。上司に連れられて嫌々来るけど、下手なお世辞とかおねだりとか通用しないもん。店は店って割り切っているタイプだからアフターも同伴もしてくれないし、落とすのに時間を消耗しているうちにこっちがハマっちゃって仕事にならないっていう……キャバ嬢の敵よ」
「ちょっと待ったぁ! 私のサレオスを客に例えないでくれる!? お客さんよりもツンデレのホストの方がイメージ的に合うっていうか、そっちはちょっと見てみたいけど!」
そんなことになったらもう貢ぐ気しかしない!
「妄想くらいイイじゃない! 独占欲が強いよマリー。想像の中でくらい貸してよ」
シーナが私にしなだれかかってきて、上目づかいでお願いしてくるが、サレオスのことは断じて貸せないっ! 私のだもん!
……はっ!?
「きゃあああ私ったら! 『私のサレオス』だって! 付き合ってもいないのにっ……!」
頬に両手を当てて頭をブンブン振っている私に、シーナがちょっと引いている。
「ねぇ、マリーってときどき壊れるよね」
シーナが呆れたように呟いた。
「あ、大丈夫。マリー様はちょっと恋愛過敏症なので」
クレちゃんはアップルパイを食べながら、冷静に返事をする。
え、なに恋愛過敏症って。クレちゃんの中で私は病人認定されていたのね?
「あ、なんだっけ、話が逸れたわね。幼馴染みだったか。私も特にいないし、クレちゃんだけか」
「ジュールのことはもう数に入れなくていいけれど……って噂をすればほら」
クレちゃんが指さした方向には、ピンクの短髪で目立ちまくっているジュールがいた。なんかものすごい大きなパンを持っている。え、あれ武器? あんな硬そうな大きいパン食べるの?
「お~い!」
シーナがなぜか、初対面のジュールに向かって手を振った。そしてジュールもなぜか吸い寄せられるように近づいてくる。ピンク頭の短髪は、近くで見たらとんでもなく巨人だった。
「あれ、クレアーナとテル嬢か。あと誰?」
ん? 誰よ、テル嬢って……私!? テルフォードだから!? 何その謎のあだ名は。
「はじめまして! シーナ・マレットです」
「あ、あの、わたくしっ! アイーダ・アルネスと申しますっ」
シーナはどうにもフランクだが、アイちゃんはダメだ。自己紹介をしているのに完全に視線がどっかいってる。恋する乙女はいつだって不安定なのよね! わかるよ!
そんなアイちゃんに対して、ジュールはまさかの一言を放った。
「おまえっ……ガリガリだな! ちゃんと食ってるか? これやるわ」
確かにアイちゃんは痩せているが、初対面でいきなりそれはないわ~。クレちゃんが「だから嫌だったのよ」感満載で額を押さえている。
こらこらこら、絶句しているアイちゃんに向かってグリグリとパンを押し付けるのはやめて! クレちゃんがパンをもぎ取り、ジュールに向かって押し返そうとした。しかしそこでアイちゃんが動いたっ!
「私……これを家宝にいたしますわ!」
いや、腐ると思うなアイちゃん。
「いや、食べろよ。太れ」
うわっ、ジュールがストレートに言った! 何なのこの人! 本当にデリカシーとかかけらもない感じがする! 私とクレちゃんがびっくりして固まっているのに、シーナはけらけらと笑っていた。
「ふふふ、私これでもけっこう大食漢ですのよ? こんなパンは読書の合間のお菓子レベルですわ」
なぜだろう、アイちゃんがものすごく普通に返事をしている。私は自分の耳がおかしくなったのかしら、と首を傾げた。
「そうなのか? おまえ、グルニエって店知ってる? いっぱい食えるなら、今度そこ行かね?」
「行きます」
はぁぁぁぁぁ!? ちょっと待てぇぇぇ!! 目の前で繰り広げられた謎のやりとりに私は驚愕した。なんで!? なんでこの流れでデートのお誘い!?
私だってサレオスとデートしたことないのに! シーナは嬉しそうにニヤニヤして二人を見ている。クレちゃんはさすがにびっくりして、アイちゃんをガン見していた。
あ、そうか。神様は、下心のない子の味方なのね……? 悔しいけれどわかるわ、アイちゃんはとっても良い子なの。どうかお幸せに!
ハンカチを取り出して涙をぬぐい、私は「幸せになってね」と呟いた。
はぁ……私もサレオスとデートしたい。
カフェテラスの窓から透ける青空を見て、私は残りの休み時間のすべてを妄想に費やした。
……私も樹海にいってみようかな。
女子が受ける必須科目の中には、二週間に一度「料理選定」という授業がある。料理といっても一流の食材や味を見極めるっていう内容で、日本でいう調理実習とはちょっと違う。作るのは料理人で、それを見学するのがメインだ。
男子は中庭で体育のような授業をやっている。この世界にもバスケットボールはあるけれど、質のいいゴムや樹脂がないからか、ボールがヤシの実のようにものすごく硬い。あんなものが顔面にぶつかったら、間違いなく鼻が骨折すると思う。
だから女子は絶対に近づいてはいけないのだ。シーナとアイちゃんは「バスケ! かっこいい! 見に行きたい!」ってきゃあきゃあ言ってたけれど、マリーはいい子だから危ないと言われたら近づきません。はい、おもしろくない子って言われても近づきませんよ!
そういえばフレデリック様が「最多得点だったらご褒美としてクッキーをくれる?」なんて言ってきたので、「あ、じゃあ安心できる先生のものをもらってきますね」と言っておいた。
万が一、毒入りだと嫌疑をかけられてはたまらない。あ、ヴァンにも毒見として渡しておこう。
今回は焼き菓子を作るんだけれど、私の誕生日が近いということもあってクレちゃんがケーキを焼いてくれるって! 先生は基本的に何やってもいいよと言ってくれて、特に注意もない。ドライフルーツや砂糖菓子、チョコまで持ち込んで完全に授業を私物化している。
「ようやくマリー様も十六歳ですね~」
クレちゃんがスポンジケーキにクリームを塗りながら、嬉しそうに話す。サレオスは春生まれですでに誕生日が過ぎ去っていた。自分のリサーチの甘さにびっくりしたわ。
「ふふふ、もう結婚できる年齢になる~」
はぁ……ついに私も結婚できる年齢になるなんて。この国では男女共に十六歳で成人とみなされ、結婚できるようになる。サレオスの国ではどうなのかな~、あとで聞いてみよう。
そういえばクレちゃんによると、サレオスは王位継承権を放棄した後は叔父様の籍に入って、公爵家の跡取りになるらしい。現状、サレオスの領地であるルレオードはこの叔父様の預かりになっていて、少しずつ仕事を引き継いでいるという。
クレちゃんすごいね、情報収集能力が半端ないって感動した。「他国とはいえうちの領地のすぐ横だから当り前よ」って普通に返された。
はっ、しまった。回想にふけっていたらクッキーからチョコがこぼれた! これはもう後でヴァンにあげよう。サレオスにあげるクッキーはもっときれいに仕上げたいわ。
「あら? マリー様、まさかそんな汚いデコレーションのクッキーを、フレデリック様に差し上げるおつもりなの?」
突然私に向かって飛ばされた指摘。顔を上げてそっちを見れば、アリアナ様がいた。取り巻きを連れて、くすくす笑っている。
……やっぱり汚いか。自分でもそう感じていたの! よかった、教えてもらって。
「そうですよね!? やっぱりコレ、汚いですよね! 私もそんな気がしていました!」
アリアナ様はぎょっとした顔で私を見ている。そんなに不器用かな私。
「ねぇ、どんなのがいいと思いますか? アリアナ様はどんなデコレーションになさったの?」
藁にもすがるような思いで、私は彼女に尋ねた。参考までにというかパクる気満々である。だってアリアナ様の自信満々な姿を見たら、絶対得意なんだろうなって思うもん! お願い、パクらせて! でもアリアナ様は私の図々しい願いに苛立ったのか、すごい剣幕で怒り出した。
「ちょっと! 自分でおやりなさい!? 知らないわよ!」
うっ。正論すぎて何も言えない! 愛はあっても、実力が抜群に足りない場合はどうしたらいいんだろう。うわーん! 絵心がない自分が悲しい!
結局シーナとアイちゃんに手伝ってもらって、どうにか形になった気がする。
練習であまったクッキーは、イケおじの用務員さんにあげようかな。こないだ警備システムの点検に来たときに、あまりにかっこよくてついつい引き留めちゃったんだよねぇ。そのお詫びってことであげよう!
「そういえば男子のバスケは終わったかしら?」
シーナがうずうずして、とうとう我慢できずに口に出した。
これは見に行く気だな! いってらっしゃいませ!
私はシーナとアイちゃんを見送って、クレちゃんと一緒に教室へと戻った。サレオスのかっこいい姿は見たいけれど、見ちゃったらもう叫ぶと思う。
私のお嫁さんになりたい願望が抑えられる自信がない。
着替えたら教室に戻ってくるだろうし、私はその間にイケおじ用務員さんにクッキーを渡しに行こう! 袋に包んだクッキーを小さな手提げにまとめて入れで、廊下を早足で歩いた。
中庭を通り過ぎ、用務員室の手前にある渡り廊下を歩いていると、私はおもいきり誰かとぶつかってしまった。ドンッと音がして、身体に衝撃がやってきたから思わず壁に手をついて堪えた。
持っていたクッキーが廊下に落ちなくてセーフ、とほっとしていると目の前にアリアナ様がいてこちらを睨んでいた。
「マリー様こんなところで何を? もしかして、フレデリック様にクッキーを渡すおつもり?」
あれ、さっき実習室にいたはずのアリアナ様だ。なんでこっちから来れるの? テレポートした? 移動するの早すぎない? その手にはクッキーの袋を持ってるし……どこかに直行したのかな。
「あ、ごめんなさいアリアナ様。急いでいたのでぶつかってしまいました」
アリアナ様が登場したことに動揺して、フレデリック様うんぬんは右耳から左耳に抜けていった。イケおじ用務員さん用のクッキーが無事だったことにほっとして、私は笑顔で話しかけた。
「アリアナ様はクッキーを持ってどちらに? え、もしかしてあなたも?」
アリアナ様もイケおじファンなのかな? やだっ、意外に人気者! 優しいもんね。
目じりのしわがたまんないし、そのわりに首のあたりに鍛えてます的な筋が見えるところとか、プラスドライバーを握ったときの腕の筋肉が最高よね!
「何よ嫌味のつもり!? 受け取ってもらえなかったのよ!」
うわっ、めっちゃ怒ってる! え? 用務員さんってクッキー受け取ってくれないの!?
「な、なぜですか!? 手作りクッキーは受け取れないとか、そういうタイプなんですか?」
「何なのよ! 自分は受け取ってもらえますとでもおっしゃりたいの!?」
え、完全に八つ当たりじゃない!? わわわ! アリアナ様は右手を振り上げて、私の持っている用務員さん用のクッキーを狙ってバシッとその手をおろした。
「イタッ!」
私は手ごと彼女に叩かれて、クッキーを廊下にばらばらと落としてしまう。
あ~あ、クッキーって意外に油っぽいんだよね。一見、さらっとしてるんだけど、バターとか砂糖とかいっぱい入ってるからべっちょりしてるっていうか。埃とかゴミとかいっぱいついちゃうし、これはもう拾っても食べられないな……。
私はしょんぼりして、落ちたクッキーをとにかく拾うことにした。それなのにアリアナ様はクッキーを踏みつけて、あろうことかぐりぐりと靴底で踏みにじる始末。
ちょっと! いくら用務員さんに振られたからってこれはさすがにダメ! 食べ物は大事にしなきゃ!!
怒りがこみ上げてきたけど、でもぐっとこらえてクッキーを片付けることにした。クッキーをもらってもらえなかった悲しさはわかるから。
「何やってるんだ」
私が座り込んでクッキーを拾っていると、頭上から美しすぎる低音ボイスが廊下に響いた。
うっ……この内臓に響く声はサレオスだ!
パッと顔をあげると、やはりそこには美しい黒髪と濃紺の瞳の彼がいた。はぁ、下から見てもかっこいい。新しい発見だわ! 私は感動のあまりにじわりと涙がにじむ。
「さ、サレオス様! これはそのっ」
「言い訳はいい。マリーに謝罪を」
サレオスがものすごく凶悪な目でアリアナ様を睨んでいる! ああっダメだよサレオス、今アリアナ様は失恋してイラついているだけなんだよ!
でもさすがに私の口からそんなこと言えないぃぃぃ!
「サレオス大丈夫だから、アリアナ様は色々あってちょっと暴走しちゃっただけで! 女の子にはよくあることよ!」
「よくあること? こんなこと、何度もされているのか?」
あわわわ、違う、違うよ! 落ち着いて聞いて。人の話はちゃんと聞こうよサレオス!
私が必死で弁明するも、サレオスはまるで肉食獣のような目でアリアナ様を見ている。ああ、もう震えてるよアリアナ様。
「あの、次はもうしないでね?」
私が苦笑いで彼女にいうと、こくこくと何度も頷いてすぐに走り去ってしまった。私はほっとして、また廊下にしゃがみこんだ。とにかく、このクッキーは回収しないといけない。
(もう用務員さんにあげるのはナシだな。断られるなんて知らなかったわ)
私はクッキーを拾いながら、サレオスに尋ねた。
「もう授業終わったの? 私、今から用務員室に行って、教室に戻ろうと思ってたんだ」
「用務員室? 誰もいなかったぞ」
「え? そうなの?」
おかしいな。アリアナ様がクッキー持って行ったはずなのに。どこか出かけたのかなイケおじ。
「そう、ならもう私も戻るわ」
ふと前を向くと、サレオスが廊下に座っていた。私の目の前で、じっとクッキーを見ている。お腹すいたのかな。
「これはマリーが作ったのか?」
「うん、そう。落ちちゃったからもう食べられないけどね~」
ひょいひょいとクッキーを回収する私。しかしその手をサレオスに捕まれ、びっくりして彼の顔を見た。
「食べてもいい?」
私の手をつかんだサレオスは、そのまま指先にあるクッキーを自分の口に近づける。
うえええ!? ちょっと待ってこれ落ちたやつ! あなた様のは別にあるからぁぁぁぁ!
私は心の中で絶叫し、サレオスを思いきり突き飛ばした。
「ダメ! 落ちたのは食べたらだめ! 特にこれは絶対にだめ!」
あ、突き飛ばされたサレオスがものすごくびっくりした顔をしている。いや、でもこれはダメだよ。だって……。
私は手の中にあるクッキーを見た。そこにはピンク色の髪の毛がちょこっと付着している。
(あいつのかぁぁぁ!)
まさか髪の毛付きのクッキーをサレオスに食べさせるわけにはいかない! 私は持っていた手提げの中を漁り、一番よくできた(と思う)クッキーが入った袋をサレオスに渡した。
「これがサレオスの分だから! お腹すいているならこっち食べて!」
「……はい」
「王子なんだから拾い食いは絶対にダメ! だいたい毒見されていないものを食べちゃだめでしょ」
「はい」
「わかったならもう行きますよ! はい、立って!」
私は廊下に座っているサレオスに手を伸ばし、立ち上がらせた。どさくさに紛れて手をつなぎたかったのです! マリーちゃんたら、いつの間にこんなに計算高くなったのかしら?
彼の手を握ったまま、うふふふと頬を緩める私。サレオスが微妙な顔をしているのは、きっと拾い食い未遂を叱られて気まずいのだろう。すぐに手は放してしまったが、私はごきげんなまま教室へと戻っていった。
ん? でもアリアナ様ってフレデリック様狙いじゃなかったっけ。ま、いっか。




