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雑音日記  作者: 大粒いくら
九月
7/9

9月28日 シャー芯と質量保存の法則、またはその意思

9月28日


 シャーペンの芯。所謂シャー芯。シャーペンを頻繁に使っていてすら、いつの間にか消え失せているあれだ。


 只でさえシャーペンの使用頻度が減っている昨今、シャー芯が必要な場面が来たとき、果たしてこれをすんなり見つけ出せるものだろうか。ここぞという時に仕舞ったと思い込んだ場所に見つからず、結局買う羽目に陥った事が何度かある。

 つまり同じ屋根の下に数ある筈なのだ。だが、いざ必要となるとどれだけ探しても見つからない。


 そうかと思えば、不要な時にはひょっこり顔を出したりもする。


 シャー芯こそは、質量保存の法則の外に出られる可能性を秘めているのではないか。または人間の預かり知らぬ間に、何か意思の様なものが芽生えて、自力で移動しているのではとの疑念が消えない。

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