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雑音日記  作者: 大粒いくら
九月
1/9

9月21日 飢餓と機械

9月21日


 今日はお腹が空かなくて困った。最後の食事が20時間程前だから、本当は空腹なんだろうと思った。


 どういう訳か時々空腹を感じない。

 否、逆だ。時々飢えを感じるというのが正しい。一瞬よぎる飢餓感が本来であるべきだろう。何故なら、食べないと身体に変調をきたす。


 しかし、だとしたら、空腹を感じない側の自分は一体何なのだろう。


 そんな事を思いながら、体調を維持する為だけに食事をする。好物も何もあったものではない。空腹は最高のソースなり。これでは只の機械作業だ。


 体調維持の為の機械作業をしている目の前を、ロボット式の掃除機が食事をしに通り過ぎていった。

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