第1話「プロローグー僕が死んだ理由」
はいどうも初めまして!
読んでくれるかは分かりませんが書いてみました!
ぶっちゃけた話まだ初心者なのでこのサイトについてほとんど何も知りません( ;∀;)
それでも読んでくださる方はゆっくりしてってください
次の話からはファンタジーっぽくなります。
壊れてしまいたい。そう思うのが最近の僕の心情だった。
昔からなにもかも中途半端で、これといった特技もなく、ダラダラとした日々を過ごしてきた。
学校の奴らは仲間だとか、そんな綺麗事ばかり言うが、僕は気づいている。
そんなものは幻想であり、皆僕のことを見下して、バカにして、楽しんでいるだけなのだと。事実、僕のことを茶化して遊ぶ奴はいても、慰めてくれたり、守ってくれたりしてくれる人は1人だっていやしない。人に期待する方が馬鹿なのだろうか。
だが、そんな考えを持った僕は、学校の奴らよりももっと酷いクズなのだと痛感させられる。
しかも、家に帰ったところで、親には叱られてばかりだ。あなたはどうしていつもそんなに行動が遅いのだとか、どうして大事なことばっかり忘れるの。などと言われることはしょっちゅうだ。そんなの僕が知りたい。
それに、「あなたなんて生きている価値もない」などと言われたこともある。それが実の子に言う言葉であろうか。正直この人は僕の親として認められるのであろうか。
どうせ僕を認めてくれる人なんて世界に1人もいやしない。そんなことを考え始めたが、他人にばかり評価を求めたら人間は終わりなのだろう。希望を探す力を、自信をつけるきっかけを無くしてしまう。
だから僕はずっと死にたいと考えてきた。
こんな世界に生きていても辛いだけだと。
だが、それが実行に移されることはないままでいた。
それは、よく言われる「本当は生きたいと思っている。」とか、「生きていればいいことがある。」などという言葉にすがっていたのだろうか。
はっ、ふざけんじゃねぇ。そんな言葉に希望はない。僕はただ自分から死ぬのを恐れていただけだ。
確かにもし仮に生きていたとしたら、良いことはあるかもしれない。だが、それで今の苦しみが消える訳では無い。それに悪いことだって無限に存在している。そっちの方が面倒臭い。そんなちっぽけな希望を持って生きるのなんてごめんだ。
だが結局僕は死ぬ勇気もないただの弱虫だった。
だから僕はさらに自分が嫌いになった。僕なんて死ねばいいのにと何度も感じていた。
そして、僕は壊れたいと思った。1度心が崩壊してしまえばまた新しい僕を再構築出来るのに、やり直すことができるのに。と、幾度となく願った。だがしかし、僕の自制心が毎回それを邪魔した。
どうやら僕は生き方を間違えてしまったようだ。
僕は今、家の近くのマンションの屋上にいる。針金を使って屋上の鍵を少しいじくってみたが、意外と簡単に空いた。
そう、僕は今からいわゆる「自殺」をするわけだ。
別にこれといったきっかけはない。いつも通り学校でいじめられ、塾でクタクタになったあと、家に帰るのが苦痛でいたら、近くのマンションが目に入り、ただ何となく衝動に駆られて上ってきただけだ。
僕は手すりに足をかけ、体を持ち上げてそこに座る。下を見てみたが、今は夜ということもあって全く距離感が掴めない。ただ一つ言えるのが、ここから落ちたらまず確実に死ぬということだけだ。
「あ、遺書書き忘れたな。…まぁいいか。」
正直死ぬことを誰かに伝える必要性すら感じていない。
そう言って、僕は漆黒に染まった空に身を乗り出した。あぁ、やっと死ねる。そんなことを考えながら。
あ̀と̀か̀ら̀聞̀い̀た̀話̀だ̀が̀、僕̀の̀死̀体̀は̀何̀処̀に̀も̀見̀当̀た̀ら̀な̀か̀っ̀た̀ら̀し̀い̀。
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