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ブラック吹奏楽部員の異世界サバイバル記  作者: 雷電鉄
第三章 ジェニジャル大陸
37/74

【誰得】設定集③

読まなくても支障は無いけど読むと少しだけ物語を深く楽しめるかもしれない裏設定的な何かの第三です。やはり、#32までを読んでから読むことをお奨めします。

【大魔戦役】

この時代に地上に現れた魔物は大きく分けて、元から地上にいた動物が闇の力に当てられて魔物化したものと、魔王が開けた扉を使って魔界から現れたものの二つに分けられる。前者は戦役終結後も地上に残り続けたが(現代の動物タイプの魔物のほとんどはその子孫である)、後者の大部分は魔王が封じ込められる時に共に異界に封じ込められた。ちなみに、動物は現実の世界のそれと同じく基本的に人間を警戒するが、魔物は逆に積極的に人間を襲おうとするのが決定的な違いである。

当時は魔物も町や村の中まで入る事が出来たが、中に入った途端攻撃される事を繰り返した結果、野生動物が電気柵に引っ掛かるがごとく「町や村=危険」と学習し、そのDNAが子孫代々にも受け継がれた結果魔物は町や村に入れなくなった(我ながらムチャな理屈だと思うが)。もし運良く町に高位の魔術師系術者がいた場合、町に結界を張ってくれることもあっただろう。現在栄えている町は、このように戦役時代に比較的破壊を免れた場所である場合が多い。

さらに言うと、当時は皮肉にも死と隣り合わせの時代であったゆえに武具、魔法、兵法が大きく発達したのも事実である。あと、この時代は「冒険者」という存在の衰勢にも大きく関わっているが、書きだすとキリがないのでひとまずこの辺で。


【マラスラ村】

何しろ町を一歩出たら魔物が闊歩しているような世界なのだから、港や街道沿いを除けば衣食住関連は自給自足せざるを得ないんじゃないかな…と。農作物や乾燥肉は「税」として領主に納めているので、おいそれとどこの馬の骨とも知れない旅人に出すわけにもいかないのである。

作者的には、いわゆるファンタジーRPG的な世界とは若干違う文化圏の場所と言うイメージ(だから粥とか出てきた)。旅人を避けているのは、村長が子供の頃に来た冒険者がいろいろ乱暴狼藉を働いたからじゃないかな…とふんわり考えている。


【ヴァンプマッシュルーム】

本体は「巣」の地中深くに存在する巨大な菌糸であり、それが吸血キノコを地上に出して巣に入った生き物を襲わせている(つまり、哲太たちが倒した後もしばらくすると…)。

哲太が記録を見たことが無かったというのは、元々森の奥深くにいる魔物だと言う事に加えてこの魔物と戦って生き延びられた者が非常に少ない事を意味している。

ちなみに、ヴァンプと名の付いている以上、この世界には本物のヴァンパイアも存在するが、幸いにも、ガチで人間に敵意を持ったものは魔王とともに異界に封印されている。


【ウェアラビット】

強さ的にはスライムより若干上くらい。ドラクエで言うと一角ウサギくらいであり、一般人が倒すということはまあまあ凄い事である。攻撃方法は飛びかかってその長い歯で噛みつく単調なもの。某ゲームのウサギよろしく一撃で首を切り落としたりはしない。


【伝書蝶】

せっかくだから、何かファンタジー的なガジェットを出したいなと思い、そういえばチョウの一部には渡り鳥のように渡りをするものがいるし、伝書鳩みたいな扱いができるんじゃないかと思って考えた。

もちろん、作者のオリジナルというわけではなく、調べてみたらやはり他にも同じアイデアを使った人はいるみたいですが。


【レシアラ】

元は冒険者…だったわけではなく、至って普通の女性である。ルザンとの馴れ初めについては、書けたらいいな…と思ってはいる。エスランは顔とスタイルは母親譲り、長身と剣の腕は父親譲りと言うわけである。


【コモ】

実は文盲であり(この世界では決して珍しいものではない…だから哲太はトレーニングの方法を「描」いていた)、最初はその事に台詞でも触れるつもりだったけど、何となく生々しくなりそうで止めた。


【サリノ】

年齢は8歳でコモの二つ下。つまり、村を出た時のコモは相手を守るつもりが、逆にビビって年下の女の子に励まされるという結構なヘタレっぷりだったのだね。


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