第7話 初心者講習2
どうも、この作品の作者の友人のきのこんでございます。
今回も盛大に遅れてしまった事をご容赦ください。
ですが、次回からは不定期投稿となるので、遅れなどの問題は無くなるよ!やったね(白目
謝るのも疲れてきたんで今回はこの辺にしておいて、ここからは適当に与太話でも
最近ね、学校で英語を使って劇をすることになりまして、その内容がとある夢の国D社をモチーフにするという……おっと、誰か来たようだ。
という訳で←どういう訳だ?
第7話、楽しんでいってね(* ̄▽ ̄)ノ~~
「はぁ はぁ はぁ はぁ」
悠人は、もう悠人ではない。
何を言っている、お前は馬鹿か。という人もいるかもしれないが、そういう状況なのだ。
その理由を知るには、約一刻(30分)ほど遡らないといけないが。
「さて、これから、一人前の冒険者になるための訓練をするわけだけど、先に言わせてもらう。あなたたちがやるのは、初心者講習のノーマル、ハード、ナイトメアの3つのうち、一番厳しいナイトメアコース。自分で厳しいコースを選んだのだから、一切泣き言は聞かないわよ」
(・・・は?そんなの聞いていないんだけど)
当然だ。
誰も悠人にそんなこと言っていないからだ。
しかし、別に誰かからの嫌がらせなどではなく、偶然、夜勤明けの受付嬢の頭が回っていなくて、伝え忘れていただけである。
それでいいのか受付嬢よ。
まあ、そんなことを悠人が知っているわけもなく、ただぼんやりと伝えられた台詞を受け入れるしかなかった。
(ナイトメアとか、直訳すると悪夢じゃん。俺にとってはノーマルでさえきついだろうに、その上とかどんだけ鬼畜なんだよ)
そんなことを心の中でぼやいていると、顔に表れていたのか、アリアが見とがめる。
「ユウリス、あなたまるで自分はこんな所に来たくなかったみたいな顔してるわね。でも、自分が選んだ道なのよ」
実際、悠人はこのコースを選んだ事になっている。
しかも、知らなかったなどといえば、アリアの堪忍袋(多分小さいが)の緒が切れるのは目に見えているので、黙るしかなかった。
アリアはこちらに向けていた顔を全体に戻しながら、大きな声で言う。
「いい?今のあなた達は、魔物の前に出せばあっという間に丸焼きにされて食われるのがオチよ」
アリアは、身振り手振り大げさに叱咤激励?している。
ここまで聞いた時点で、悠人はすぐにわかった。
(あ、これ、ハート〇ン方式だ)
解説しよう。
ハート〇ンというのは、とある映画で出てきた、とても口の悪い鬼教官で、訓練兵を徹底的にしばき倒すのだ。
その口の悪さは尋常ではなく、先ほどアリアが言った言葉ですらも子供の悪態に聞こえるほどなのだ。
しかし、彼は、名教官でもあり、訓練兵をあっという間に一人前にしている。
このことからもわかるように、人間、本気を出せれば、いくらでも上を目指すことができるのだ。
しかも、今の世界は、あの映画よりも過酷な環境であると言える。
地球では問題とされていたことも、この世界なら実行できる。
その先の悠人の運命は・・・察して
しかし、悠人はそこまで悲観していなかった。
理由は単純、手っ取り早く強くなれるからだ。
悠人の目的は、のんびりまったり暮らすことで、そのためには強さが必要不可欠だ。
おそらく、このコースを終わらせれば、ある程度の実力はつくものだと思っていいだろう。
周りの人も、それなりに覚悟していたようで、そこまで動揺の声はない。
というようなことを考え終えた時点で、アリアがまた口を開く。
「このコースを終えた時点で、今までのあなた達は死ぬわ。途中で泣いてやめてくださいなんて言っても絶対にやめない。ほとんどの人は人格が変わるけれども、ルーキーの中でもトップクラスの実力になることは保証するわ」
普段の悠人であらば、人格変わるってやりすぎだろ!とツッコミを入れるところだが、今はまったく別のことを考えていた。
思い出してみよう。
悠人の最終目標はのんびり暮らすことだ。
もし、自分が異世界から来たということが知られたら、好奇心の的になるのは目に見えている。だからこそ、悠人は絶対にぼろが出ないようにするために”完全に”この世界の人になることに決めた。
「はぁ はぁ はぁ はぁ」
悠人は、もう悠人ではない。
悠人の名を捨て、ユウリスとして生きていくことを決めたのだ。
そんなことを現実逃避気味に考えていたユウリスだが、そろそろ現実に戻らないと少しまずいらしい。
「あなたたちこのレベルじゃ、ナメクジ以下ね。私に追いつかれた奴は、金玉蹴り上げるわよ。持っててもどうせ使えないだろうし」
そう。どうやらアリアは、教師モードに入ると、一気に口調が変わるらしい。
その気迫ときたら、鬼ですら泣きながら逃げ出すレベルである。
もっとも、ユウリスの心に一番刺さったのが最後の一文であることには触れてはいけない。
(こりゃまさにナイトメアだな・・・)
ただの平坦な道ならまだなんとかなるのだ。
しかし、起伏に富んだというのも生易しいレベルで丘谷丘が連なっている。
例えるならば、Cカッ・・・ゴホンゴホン、とにかく上り下りが激しすぎるのだ。
そのせいで、かなりの人が脱落しかけては、アリアに蹴られている。
どこをとは言わないが、男として身の毛のよだつ光景であった。
そういう意味では、女性のほうが幸運かといえばそうでもない。
人間には、突かれると激痛が走るところがある。
例えば、鳩尾や脇腹とかだ。
ちなみに作者(tlaloc)は学校でしょっちゅう作者にそれをやられるせいで、多少痛みに強くなっているような気がしないでもない。
それはともかく、あっちはあっちで、かなり痛そうだ。
人間、痛みから逃れるためには、とんでもない力が出るらしい。
ユウリスも、最初に1回蹴られてからは、どこから力が湧いてくるのかわからないぐらい走っている。
しかし、努力もむなしく、後ろからアリアが迫ってくる。
この3日間がまさに悪夢になることを、ユウリスは激痛とともに予感していた。
最近投稿してなさすぎて前書き&後書きの書き方忘れた…
どうも、最後まで読んでいただきましてありがとうございますm(_ _)m
僕的には、初心者講習まだ続くのかよ(←あくまで個人の感想です。)って感じなんですけど、どうなんですかね?
もし、思っているならば、あと2話くらい続く予定なんで耐えて下さい(直球
あ、もちろん感想くれたら改善しますよ?あと1話くらいに。←最終的に感想に誘導する模様
まあ、改めまして、最後まで読んでくれてありがとうございました!
次話は、もう書き始めてるみたいなんで、出来るだけ早く投稿できるように頑張ります。←主にもう一人の方が
という訳で、また会おうヾ(・ω・`)