第5話 巨漢と魔導士
蹴られるようなことする寅(tlaloc)が悪い(確信
どうも、こんにちは?こんばんは?この作品の関係者のきのこんでございます。
では、皆さんお待ちかね(?)の謝罪(と言い訳)を
先週は休載にさせていただきました。
にもかかわらず!なんと!投稿が今日になるというね...
いや、何と言うか、すみませんでした...(ー_ー;)
これからは無いように心掛けます(二回目
だから、見捨てないでください(土下座
本当は昨日投稿する予定だったんです。それが僕は胃腸風邪、寅は風邪で寝込むというね...
ホント、季節の移り目って怖い(完全に言い訳
というわけで、誤字とかあるかも...あったら感想で教えてください(訳:感想ください
あ、そういえばね、感想がなんと三件も来ていました!ありがたやぁありがたやぁ
それで、全部に一応返信はさせてもらってるんですが、基本交互に返信してるので、返信者を指定したい場合があれば「~へ」とか「@~」とか、まあ分かるように書いてくれれば返信いたします!(感想が来るとは言ってない
それでは、第5話も楽しんでいってね!( ☆∀☆)
(とりあえず、ある程度強くならなきゃいけないし、初心者講習には絶対行こう。死なないためにも)
その時、ふとある事が頭をよぎった。
「今夜どーすんだよ」
そう。現在悠人は無一文なのだ。
忘れていたが、稼いだ5000goのうち、2500goを武器に使って、残り2500goを昨日の宿泊代に使ってしまっていた。
もちろん、ゴブリン討伐依頼は失敗になってしまったために報酬なんてない。
このままでは、宿に泊まれずに野宿することになってしまう。
まあ、野宿でもきちんとした装備さえ持っていれば大丈夫ではあるが、無一文の人間がそんな物を持っているはずもない。
当然、悠人もそれをわかっているのでかなり焦っている。
(まずないだろうけど、冒険者ギルドの講習会が夜から始まるみたいなことがあるかもしれないな)
ほんの少しだけでも可能性があり、失敗しても失う物がないなら賭けるべきだ。
厳密にいえば時間は失うが、微々たるものだからこの際勘定に入れない事にした。
「だよなー、そんな運があるなら、今日の宿になんか困らないよなぁ」
冒険者ギルド自体は空いていたが、やはり講習は明日からだった。
講習自体は3泊4日で、宿泊代、食費はギルド持ちだったので、とりあえず登録はした。
主な内容としては剣術と魔術などの言わば超基本的なものらしいが、個別指導が手厚いので、ある程度の冒険者でもたまに受けに来るそうだ。
ということで、明日からの4日間は生活できる。が、今悠人に必要なのは、今夜の宿だ。
「野宿しかないか・・・」
夜景スポットに行ったことはあるだろうか?
夜景スポットか単なる高台かで美しさは段違いだ。
さらに言えば、スポットというからには人気があり、人が多く逆に楽しめないことも多々ある。
今の状況を端的に表しているのがそれだ。
格好の野宿スポットの場所を見つけたのは良かったものの、かなりの混み具合でとても快適とは言い難い。
さらに、盗賊かと疑いたくなるようなおっさんがたくさんいる。
他意はなく、身の危険を感じるような面々だ。
そんな人たちが、入ってきた悠人をじっと見ている。
(こ、こえー)悠人は内心の怯えを隠しながら堂々と歩く。
が、どこにでも絡んでくる奴というのはいるもので、巨漢というのがふさわしい男が悠人に歩いてくる。
悠人は知る由もないが、巨漢はここを取り仕切っているリーダーだ。
「てめえ、名前は?」
先ほどまで騒いでいた男たちがかたずをのんで見守る中に、野太い声が響く。
(そこら辺の路地裏で野宿するべきだったかもしれないな・・・)
悠人は緊張で生唾を飲み込むと返事をする。
「俺は、ユウリスだ。宿に泊まるお金が無くなったから、野宿する場所を探してたらここに来た」
「ここに野宿するなら、対価が必要だ」
巨漢はそういったが、悠人は現在無一文なので、対価として出せるものは全くない。
であるからして、悠人が取れる選択肢は、別の場所を探すしかない。
(よく考えたら、この人たち、不法占拠をしてるんだよな。それで金をとるってのが腹が立つな。でも、今の俺が戦って勝てる相手だとも思えないし無理だよな・・・)
「今、俺は無一文だから、ほかのところを探すよ」
そう言って悠人は踵を返そうとするが、そうは問屋が卸さないらしい。
「おい待て、あわよくば対価無料で寝床を得るつもりじゃなかったんだろうな?」
そのつもりだった、悠人の肩が跳ねる。
広場の出口はたった今、巨漢の子分の男たちが塞いだ。逃がすつもりはないらしい
「ちょっと世間知らずのガキに生きる辛さってのを教えてやろうじゃないか」
まさに絶体絶命の危機の悠人に助け舟を出すようにある人が出てきた。
その人の周りには火の玉がたくさん浮いていて、誰もが謀らずも身の危険を感じていた。
(あの人熱くないのかな?)
そんな中、悠人だけがどうでもいいことを考えていたのはご愛敬ということで。
「君たちは何をしようとしていたのかい?」
巨漢の男も、肌から汗が出てきているが、プライドが邪魔して引くことも出来ずに噛みつく。
「なんもしてねーよ」
「へぇ?じゃあ、彼を借りていくよ?」
その人_金髪の魔導士がそう言うと同時に、彼女の手元からまばゆい光があふれる。
誰もが動けないまま固まっていたら、悠人の鼻先にはいい匂いがしてくる。そのまま悠人の体は彼女に軽々と持ち上げられた。
巨漢が、高速で離れていく悠人と魔術師を見ながらを顔に怒りを露にしていた。
彼女が悠人を下ろしたのは、3分ほど走った後だった。
重ねて言えば、彼女の走るスピードは常人の2倍もあった。
悠人はただただ驚いていたが、理由は単純で、筋肉に魔力を帯びさせるのだ。
それだけで、身体能力が向上する。
もっとも、2倍なんて言う数字はそこそこの手練れでないと叩き出せない。
そういう意味では、彼女はそこそこ(悠人よりは確実に)強いのだ。
「大丈夫だったかい?少年?」
悠人の目の前に立つのは、灰色のローブを着た推定20歳の女魔導士だ。
モテそうな容姿をしていて、Dはありそうな胸に思わず視線が行きかけるが、すんでのところで自制する。
(恩人に厭らしい目を向けるって俺最低かよ)
「はい。助かりました。俺は、ユウリスです。お礼がしたいので、お名前と住所を教えてくれませんか?」
実は、このままだと、口説き文句に聞こえることに悠人は気づいていない。
一瞬警戒した色を見せたものの、女魔導士もそれに気づいたのか目元を柔らかくする。
「私は、アリサ。住所は・・・そうね、王城よ」
(お抱え魔導士ってことか?どうしてそんな人がこんなところに)
悠人の疑問を察したのか、肩をすくめながらアリサが口を開く。
「私は、今日は仕事がなくて、偶然見かけただけだよ。それより、君は何であんな所にいたの?」
悠人は苦笑いをしてしまう。
「実は今、無一文で宿に泊まれないんですよアハハ・・・」
アリサは少し考えるそぶりを見せると、提案する。
「もしよかったら、一晩の宿代なら私が出そうか?私こう見えても金持ちだし」
その容姿とあわせると、殺人的なまでに魅力的な笑みに、一瞬心引かれたが、見ず知らずの相手にお金を貸すなんて、普通はあり得るはずもない。
(貸しを作るのは嫌だしな・・)
「いや、申し訳ないし、返す可能性も少ないし」
こういううまい話には裏があるというのは昔から分かりきった話なので、悠人は断る。
しかし、アリサはそう考えることがわかっていたかのように続ける。
「少し簡単なお仕事をしてもらうだけよ」
(うん。絶対悪役のセリフだし、面倒ごとのにおいがプンプンする)
悠人の何よりものんびりすることを愛する性格もあいまって、断る以外の選択肢はなかった。
「大丈夫です」
そう言って踵を返す悠人すのを、アリサは呆然と見つめていた。
「まあ、いいか。いくらでも方法はあるし」
アリサの声は誰にも届かずただ闇に吸い込まれた。
最後まで読んでくれてホントにありがとうございます!
でも、皆さん1つ忘れて無いですか?...ほら、画面の上の方にある「感想」ってのを押して思った事をチョチョいっと書くんです!←あからさまな誘導(笑)
そんなことは置いといて...
改めまして、最後まで読んでくれてホントにありがとうございます!(二回目
PV数もだんだん増えてきてブクマも7件!ありがたみを感じる...(語彙力
ただね、悩んでることがあって...聞いてもらえます?まあ、聞かなくても言うんですけどね!
今、コンビ名「とある中3s」っていうんですけど...後6ヶ月でなんと!高1になってしまうんです!(当たり前
で、あらすじから察するに6ヶ月では到底終わらないと思うんですよ
さて来年の四月からは「とある高1s」にするべきか...「とある中3s」でやっていくか...
とてつもなく迷ってます!←気が早すぎる
という訳で(?)皆さんにはこれからも頑張っていく事が伝えられたんじゃないかな!いや、そうだ!そうに違いない!(自己完結
まあ、何はともあれこれからも頑張っていきますんで、応援のほどよろしくお願いいたしますm(__)m
じゃあの(*ゝ`ω・) byきのこん
追伸:この前、感想で教えてくださった「台詞の前後に空行を入れる」の完全に忘れてた(;・ω・)
次回やってみるので、許してください!