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ダイジェストと登場人物紹介4

 簡単なダイジェストと登場人物の設定です。

 本編で描写されていない、または描写する予定のない部分もありますが、ご了承願います。

■ダイジェスト六十五話から八十八話 


 都市戦後の復興作業を終えたリハツはシュナイゼル、エッジ、アッシュに頼まれ、自分の戦闘方法を見せた。リリィにわざわざ見せる必要はないと言われながらもリハツは別に隠す必要がないとあっけらかんとしている。

 シュナイゼルは、都市戦でリハツが目立ってしまったため、今後寄りつくプレイヤーがいるのではと危惧していたと話し、リハツは感謝するとともに、エッジとアッシュ、二人ともフレンドとなった。


 都市戦の報酬である馬、キッドはリハツのいう事を全く聞かない。リハツは売ろうと話すが、リリィに止められ渋々ながら飼育を続けた。


 たまには遠出しようとしていたところ、サクヤの身に何かが起きたとアキラから聞いたリハツは、急ぎサクヤの元へ行くも、ラーメンを食べていないせいで元気がないだけど知る。SWにはラーメンがなく、その理由は生産に労力とゼンカがかかるせいであるとメイに教わる。


 メイからラーメンを作るにはオニオンがどうしても必要だと言われたリハツは、サクヤのために商業都市トエト・アトリスで情報を集めることを決意する。


 道中キッドが命令を聞かず苛立つが、またリリィが仲介した。

 小村ラトンで一夜を明かそうとするリハツだったが、酒場で竜吾と名乗るフェアリーテイマーと出会う。彼は使い魔をモノのように扱い、リハツを挑発した。憤るリハツは対戦を申込み、戦うことになるが、竜吾は途中で棄権して去ってしまう。

 『クルエル』という名を口にした竜吾に、PKギルドの人間なのかと考えるリハツ。


 トエト・アトリスに向かう道中、PKに襲われているプレイヤーに出会う。PKは、ライライラ、ごった煮、アイリの三人だったが、あっけなくリハツは撃退する。

 窮地を救ったリハツは、聡子と名乗った女性に事情を聞き、その流れでオニオン農家であると知る。

 聡子がお礼したいとのことだったので、リハツは厚意に甘え、聡子の家に行くことになった。

 その最中、キッドに辟易としていたリハツに対し、リリィは自分の力なさ、そしてキッドにシンパシーを抱いていたと話した。

 リハツはリリィを信頼し、人間のように扱いながらも、リリィと同じ世界の住民であるキッドをぞんざいに扱っていたことに気づき、反省するも、リリィは自嘲気味な姿勢のままだった。


 聡子にオニオンを貰うも望む品質ではなかった。もしかしたら近いうちに高品質が出来るかもと聞き、聡子の手伝いをすることを決意するリハツ。


 心を入れ替えたリハツは聡子にアドバイスを受け、キッドとの絆を深める。

 聡子は亡くなった夫の遺言である『高品質の良い玉葱を作ってくれ』という言葉を受け、一人孤独に栽培をしていたことを聞かされる。


 そして期限の一か月が経過したが、高品質のオニオンは栽培出来なかった。心が疲弊していた聡子だったが、リハツとリリィに励まされもう一度頑張ろうとする。

 しかしその翌日、定期健診でログアウトした聡子はしばらく経っても戻らなかった。


 リハツは彼女を信じ待とうとする。だが、そんな矢先に現れたのは竜吾だった。

 PK達を引きつれており、聡子を襲っていた三人組も共にいた。

 返り討ちにあった報復であると聞かされたリハツは激昂し戦いを挑もうとするが、多勢に無勢。畑を守るにも厳しい。そんな中、竜吾はゲームをしようと提案した。


 PK二人に対しリハツとリリィで戦い、リハツが一撃くらえば畑の周りにある防壁を竜吾達が攻撃するというルールだった。全員倒せば畑は守れる。

 ほぼ同条件での戦いに頷くしかないリハツ。

 100近くのPK達をなんとか倒すが、リハツは満身創痍の状態だった。そして竜吾と話したことで時間を稼がれ、PKの援軍がやってくる。


 神経を擦り切れさせながらも戦い続けるリハツだったが、終わりは突然やってくる。

 防壁を壊されたリハツは限界を悟りかけていたところ、窮地にサクヤ、ニース、レベッカ、ミナル、小鞠、メイの救援が到着した。連絡をしていないのに、と驚くリハツだったが、リリィにサクヤ達の支援を頼む。


 竜吾と一対一で戦いの火ぶたは切って落とされ、倒せると思った瞬間、アップデートが始まった。リハツは気づかなかったが、戦いの最中に運営からメールが来ていた。

 リアリスティックシステムによる、疲労と痛覚でリハツは戦うことが出来なくなってしまう。


 竜吾はリハツを見下し、そのまま街へと戻った。


 戦いを終えたリハツは聡子の家で目覚める。

 聡子が戻るまで待とうとしていたリハツだったが、やがて諦めの色が濃くなっていた。しかし聡子は収穫期間ぎりぎりで帰還。なんとか半分の収穫を終えるが、高品質はなかった。

 諦めの空気が漂う中、リハツの気づきによって、高品質のクラウンロークオニオンを収穫する事に成功し、聡子は涙する。

 聡子の家でメイがラーメンを振る舞うことになり、サクヤもご満悦だった。


 精神的、肉体的に成長したリハツは聡子がSWを辞めるということに反対も涙もしなかった。リハツにとって大きな成長を促す出会いであった。



▼登場人物


●SWの人物


・戸塚リハツ(とつか りはつ)

 種族:ヒュミノリア

 年齢:十八

 髪:黒

 髪型:やや長め(初期)→結構長め(都市戦編初期)→少し野暮ったい(都市戦編終了時)→かなり野暮ったい(現実編開始時)→??

 瞳の色:黒

 身長:175センチ

 体重:89キロ(初期)→80キロ(都市戦編初期)→75キロ(都市戦編終了時)→68キロ(現実編開始時)→??

 スリーサイズ:不明

 靴のサイズ:28センチ

 性格:陰気(初期)→弱コミュ障(都市戦編初期)→少し人見知り、やや前向き(都市戦編終了時)→少し熱血、かなり前向き、ただし仮想現実においてのみ(現実編開始時)→??

 好きなもの:食べもの、だらだらすること(初期)→食べもの、こつこつ進めること(都市戦編初期)→食べもの、こつこつ進めること、フレと遊ぶこと(都市戦編終了時)→食べもの、こつこつ進めること、フレと遊ぶこと、釣り(現実編開始時)→??

 嫌いなもの:面倒なこと、人と接すること、人の話し声(初期)→知らない人と接すること(都市戦編初期)→知らない人と接することがまだ、やや苦手、諦めること(都市戦編終了時)→諦めること、現実での外出、現実でのコミュニケーション(現実編開始時)→??

 好きな食べもの:なんでも。ただしカレーは別格。ラーメン。

 嫌いな食べもの:なし

 概要:十五歳から十八歳の三年の間、引きこもりをしていたため、体重が三十キロ以上増加してしまった。その時間の中で、性格もねじ曲がってしまい、やや思考は幼い。元々は正義感があり、クラスの中心になるような人物だったが、ある出来事を境に変わってしまった。

 運動神経、地頭はよく、また記憶力は特に他人より秀でている。さらに、瞬間判断能力が高く、反射神経も著しく高いようだ。

 理論的に物事を考えることが出来るが、感情が邪魔をしてしまい能力をあまり発揮出来ていない。

 人を嫌いながらも、人に嫌われたくないとも思っている。また人に好意を寄せられたいという願望もある。

 リリィと仲違いしていたが、お互いの感情をぶつけることで仲直りし、絆を深めた。

 少しずつ、前向きな考えになり、成長している。

 都市戦では機転により、事態を収拾し、高スキル帯のMOBとも渡り合い、都市の窮地を救った。その功績から、周囲の評価は変わったようだ。

 聡子との出会いによって精神的に大きく成長する。周りの空気に流される事なく、意思を強く持つ傾向が出て来るが、やや一辺倒にも見える。

 SWの現状に疑問を持ち始めている。


・リリィ

 種族:フェアリー

 身長:15,3センチ

 体重:秘密

 スリーサイズ:秘密

 年齢:不明

 髪色:桜色

 髪型:サイドポニーテール

 瞳の色:薄いグレー(パールグレー)

 靴のサイズ:秘密

 性格:サバサバ

 好きなもの:可愛いもの(ただし嗜好は少々一般的ではない)(初期)→可愛いもの、頑張っている人(都市戦終了後)→可愛いもの、頑張ってる人、リハツの肩の上(現実編開始時)→??

 嫌いなもの:虫、うじうじした人

 好きな食べもの:カレー、麺類、甘い物(特に果物、イチゴが一番好き)

 嫌いな食べもの:匂いが独特なもの、香草類

 概要:SWにおいて、初心者を支援するナビだったが、現在はリハツの使い魔。妖精の姿で常に飛び回る。竹を割ったような性格で、物事を悩んだりする時間を惜しいと思うタイプ。

 落ち着きはあるが、感情的になることもしばしばある。他者の気持ちを汲み取ろうとしてはいるが、我が強いため時折失敗したりもする。

 胸はやや出ているようだ。

 出会って一週間後、感情的になり過ぎ、リハツと仲違いするが仲直りする。その出来事から、彼女の心境にも変化が出ているようだ。

 リハツに気を許してだらけた姿を見せるも、普段の強気な姿勢は変わらない。都市戦ではリハツを励まし、他のプレイヤー達を叱咤した。

 都市戦を終え、リハツとの絆を更に深めた。

 聡子との出会いで自分の置かれている状況を理解し、吐露した。そのおかげで、互いの理解は深まる。リハツとの間にあった溝はほぼなくなったかのように見えるが……?


・ニース・ホワイト

 種族:キャリナ

 身長:148センチ

 体重:秘密

 スリーサイズ:秘密

 年齢:13、4歳?

 髪色:空色

 髪型:ロングふんわりウェーブ

 瞳の色:アクアグリーン

 靴のサイズ:22センチ

 性格:気弱。ただし時々積極的になる

 好きなもの:もこもこふわふわファンシーなもの、裁縫、優しい人→ファンシーなもの、裁縫、誰かの役に立つこと、リハツみたいな優しい人

 嫌いなもの:声が大きい人、怖い人、オカルトなもの

 好きな食べもの:菓子類、イタリアン

 嫌いな食べもの:肉はちょっと苦手、濃厚なもの

 概要:普段は職人をしているが、一念発起して戦闘職でプレイし始めた。しかし複数のMOBに絡まれてしまい、そこをリハツに救われる。

 リハツを初見でお兄さんと呼ぶあたり、どうやら年下ではあるらしいが、現在では年齢は不明。

 見目は童顔で、幼い。言動も伴っており、容姿そのままの性格だと言える。ただし、スイッチが入ると突然積極的になる。どうやら、好奇心が旺盛なようだが……。

 胸は小さい模様。

 職人になる前は戦闘職もしていた。過去に色々あり、職人専門になったようだ。リハツとは時折パーティーを組んでいる。そのため職人業が少しおろそかになっている。

 都市戦ではあまりリハツと一緒にいなかったため、寂しいと思っていた。リハツへの理解を深め、信頼している様子。

 リハツが自分達を頼らない現状に少し不満を持っているが、表には出さない。


・レベッカ・タブリス

 種族:ヒュミノリア

 身長:160

 体重:秘密

 スリーサイズ:B93W59H86

 年齢:19から23くらい?

 髪色:金色

 髪型:ストレートロング

 瞳の色:天色

 靴のサイズ23,5センチ

 性格:おっとり、時に血の気が多い

 好きなもの:お金を稼ぐこと、商売、お金を使うこと、清廉潔白な人

 嫌いなもの:お金を稼げないこと、卑怯な人

 好きな食べもの:肉、魚料理全般

 嫌いな食べもの:野菜全般

 概要:一人で店を建てるほどの職人。商売が好きで、お金儲けが好きだが、あまり表には出さない。ルールを厳守し、それを違反する人間を嫌い、なあなあに事を進めるのを良しとしない。商売人らしく頭の回転は中々早く、物事を的確に判断できる資質もあるが、本人は率先することを嫌う。

 性格はおっとりしているが、卑怯な人間、規範を護らない人間には容赦がない。

 基本的には善人で面倒見はいい。地雷を踏まなければ。

 スタイルがいいが、本人は特に長所だとは思っていない。ただ、鉄を叩き続けたら今の体型になったらしい。

 そして胸は大きい。

 気が利き、視野も広い。大人な雰囲気ではあるが、時折キレる。

 リハツとは時々パーティーを組んでいるが、店の営業や職人の活動が忙しく、頻繁ではない。リハツの武器防具はレベッカが作成したものが多い。

 キレた時を覗き、おっとりしており周囲が良く見えているはずだったが、リハツの戦闘の様子を見て興奮していた。彼女が動揺することは珍しい。

 リハツを取り巻く環境が良くなっていることを嬉しいと思っている反面、彼女自身は少し離れた場所から見ているようだ。

 グルメ編にて、リハツが自分の力でどうにかしようとする考え方に不満を持ち、説教しようとした。しかし結局それはうやむやになってしまう。

 リハツを迎えに行こうと言いだしたのはレベッカのようだ。


・サクヤ・カムクラ

 種族:ヒュミノリア

 身長:165

 体重:知らない

 スリーサイズ:知らない

 年齢:20前後?

 髪色:艶やかな黒

 髪型:ポニーテール

 瞳の色:黒

 靴のサイズ:知らない

 性格:キビキビ、頑固、部分的に潔癖

 好きなもの:ラーメン探究、接客、人が喜ぶこと→ラーメン探究、接客、人が喜ぶこと、リハツを観察すること

 嫌いなもの:無為な時間、自分だけが得をすること

 好きな食べもの:ラーメン

 嫌いな食べもの:甘いもの

 概要:現代人らしからぬ口調で、普段は鉄面皮。しかし一度接客をすると別人のように物腰が柔らかくなり、口調も丁寧になる。

 理路整然としたものを好む。頭の回転はさほど遅くはないが、頭が固いため見当違いの結論を出すこともある。

 女性らしさや、女性として男性に尽くすという考えがない。彼女の頭の中にある『大和撫子』とやらの詳細は誰も知らない。

 時として仲間をまとめ、時として混乱させる。独特の空気感があり、他人を寄せ付けない雰囲気があるが、仲間思いであり、冷静な視点も持つ。

 スタイルはスラッとしている。

 リハツとは時々パーティーを組んでいる。ただしギルドの仕事もあり、たまにしか組めないようだ。本人はもっとリハツ達と遊びたいようだが。

 冒険者ギルドを守るためリハツを利用するような真似をしてしまい、罪悪感を持っている。しかしリハツに大したことじゃないと言われ、心境に変化が生じたようだ。

 自分のためにオニオンを手に入れようとしたリハツに対し、強い信頼と親愛を持つ。彼女が抱いている感情は何なのかはまだ語られていない。


・ミナル・ガイゼン

 種族:ヒュミノリア

 身長:152センチ

 体重:知らない

 スリーサイズ:知らない

 年齢:不明

 髪色:アッシュグレー

 髪型:セミロング

 瞳の色:薄いグレー

 靴のサイズ:24,5センチ

 性格:弱き、びくびくしているがしっかりしている

 好きなもの:強い人、逞しい人 → リハツを尊敬しているらしい

 嫌いなもの:自分 → 弱い自分

 好きな食べもの:和食

 嫌いな食べもの:なし

 概要:金髪とバンダナにパシリにされていた。どうしてそのような立場になっていたのかは、まだ明らかにされていない。

 コミュ障というよりは、人見知りが激しく、常に怯えている。ただし、リハツに誘われてからというものの、時間を共有することも多く、気を許している様子だ。

 気は弱いが、時々、肝が据わっている。

 リハツ達とは頻繁にパーティーを組んでいる。仲が良くなっても、敬語なのは変わらない。

 都市戦ではレベッカ、ニースとパーティーを組んだ。中々、関係は良好らしい。

 ただし、学校ではクロノやタダノリと行動を共にすることがなくなったため一人ぼっち。それでも、本人はいいと思っているようだ。

 自分の影が薄いのは自覚しており、むしろそれを望んでいる。


・冒険者ギルドマスター(ギルマス)

 種族:ヒュミノリア

 身長:178センチ

 体重:68キロ

 年齢:40代?

 髪色:黒に白髪が混じっている。

 髪型:短髪

 瞳の色:茶色

 靴のサイズ:27,5センチ

 性格:何事にも動じない豪胆でダンディ、と見せかけて実はヘタレ

 好きなもの:ダンディズム、渋さを追求すること、女性

 嫌いなもの:軽薄なもの、造詣が浅いこと、男性

 好きな食べもの:コーヒー

 嫌いな食べもの:色鮮やかなもの

 概要:自称ダンディなオジサマ、そして周囲の人間もそう思っていたが、実際はヘタレで修羅場に弱い。すぐにパニックになり、プギャ病を発症してしまう。

 都市戦ではプギャプギャ言い過ぎ血圧が上がり、一時入院してしまった。なんとも、頼りないギルマスである。

 ちなみにプギャは、彼が昔見ていたアニメに登場するマスコットキャラクターの口癖。

 最近、サクヤにギルマスの座を奪われないか戦々恐々としている。


・アキラ

 種族:ドラグーン

 身長:170センチ

 体重:知らない

 スリーサイズ:知らない

 年齢:二十代?

 髪色:萌黄色

 髪型:ショート

 瞳の色:真朱色

 靴のサイズ:25センチ

 性格:姉御肌、細かいことにはこだわらない、面倒見がいい

 好きなもの:戦闘、競争すること

 嫌いなもの:なよなよした奴、小細工をする奴、中途半端な奴

 好きな食べもの:肉

 嫌いな食べもの:魚

 概要:男勝りで、あたいについて来な! と言いそうな人。性格とは裏腹にスタイルはよく、豊満な肉体を誇る。

 実は結構寂しがり屋で、面倒見がいいのは、人に必要とされたいと言う願望から来るようだ。そんな彼女が、なぜ冒険者ギルドで働いているのかは語られていない。

 友達思いだが、いざとなると尻込みする性格でもある。


・にゃむむ

 種族:キャリナ

 身長:140センチ

 体重:秘密

 スリーサイズ:秘密

 年齢:十代前半?

 髪色:白銀色

 髪型:セミロングボブ

 瞳の色:瑠璃色

 靴のサイズ:22センチ

 性格:子供っぽい、テンパりやすい

 好きなもの:計算、整理、掃除、読書(特に好きな作家がいるらしい)

 嫌いなもの:運動

 概要:容姿通りに子供っぽい。しかし数字に強く、冒険者ギルドの経理主任もしている。

 不測の事態に陥ると、どうしたらいいのにゃ!? と混乱してしまう。だが、そんな時はギルマスを見て冷静になっているようだ。少女は大人の階段を上りつつあった。

 本編にはあまり描かれていないが、いつも仕事を頑張っています。


・メイ・リン(パンドラの店主)

 種族:ヒュミノリア

 身長:193センチ

 体重:秘密♪

 スリーサイズ:秘密♪

 年齢:三十代?

 髪色:黒

 髪型:角刈り

 瞳の色:黒

 靴のサイズ:28,5センチ

 性格:オカマ。

 好きなもの:男の子、料理研究

 嫌いなもの:人を貶める人、足が多い昆虫

 好きな食べもの:すべて

 嫌いな食べもの:なし

 大柄の男……失礼、中立の男性。キレると口調が完全に男口調になる。

 概要:レベッカにはシンパシーを感じているが、口にするとイヤだろうと思って言わない。

 気を遣える人で、優しく、人情派。逆に、マナーを守らない、自分勝手、卑怯な人間を嫌う。その部分も、レベッカと同じなのではと本人は思っている。

 サクヤのためにラーメンを作ったことで、またラーメン作りにはまりつつあるらしい。


・小鞠(ぼったくりの店主)

 種族:ヒュミノリア

 身長:182センチ

 体重:知らない

 スリーサイズ:知らない

 年齢:不明

 髪色:グレー

 髪型:オールバック

 瞳の色:グレー

 靴のサイズ:不明

 性格:不器用、コミュニケーションが苦手 → 不器用、恥ずかしがり屋、乙女

 好きなもの:可愛いもの

 嫌いなもの:男らしいもの

 好きな食べもの:フレンチ

 嫌いな食べもの:日本食

 概要:無口ではないが、話すのが苦手。反応が遅いというよりは、聞いた言葉を飲み込み、なんと言えば一番いいのか、と考え過ぎるために言葉が少ない。

 実は女性。見た目は男装している女性に見えなくもないが、髪型や表情のせいではないかとリハツは思っている。

 性格は乙女であり、可愛い物が好きで、恥ずかしがり屋。だと言うのに、男装をしている理由はまだ知られていない。

 戦いは苦手なので、そろそろ戦闘職はやめようかな、と思っているらしい。


・竜吾

 種族:ヒュミノリア

 身長:184センチ

 体重:知らない

 スリーサイズ:知らない

 年齢:不明

 髪色:アッシュブロンド

 髪型:短髪

 瞳の色:こげ茶

 靴のサイズ:不明

 性格:利己的、暴力的、自己中心的

 好きなもの:殺し合い、限界を超える戦い

 嫌いなもの:生ぬるい空気、環境、綺麗事

 好きな食べもの:和食。特に天ぷら

 嫌いな食べもの:洋食。特に肉類

 概要:PKギルド『クルエル』に所属しているプレイヤー。一応は規範を守りプレイしているが、礼節を弁えているとはいえない。不遜な態度でリハツを挑発し対峙した。

 竜源一刀流の皆伝を受けているが、師範の竜源は他界しているため、竜源一刀流の技を持つ者は竜吾のみしかいない。

 彼なりの理由があって行動しているようだが……?


・聡子

 種族:ヒュミノリア

 身長:151センチ

 体重:知らない

 スリーサイズ:知らない

 年齢:55歳

 髪色:黒

 髪型:ちょっとパーマ

 瞳の色:黒

 靴のサイズ:不明

 性格:寛容、努力家、気が回る、少しお節介

 好きなもの:ゆっくりすること、畑作業を終えた後にお茶を飲むこと

 嫌いなもの:なし

 好きな食べもの:玉葱料理、緑茶

 嫌いな食べもの:なし

 概要:オニオン農家をしていた女性。三年前まで夫と共に仮想現実にいたが、他界してしまう。その際の遺言を受け、一人で良質なオニオンを目指し農耕を続けていた。

 志半ばで諦めようと思っていたところリハツとリリィに出会い、もう少し続けようと考え直す。

 最終的に彼女の想いは遂げられ、心残りなくSWを引退した。


・クロノ(金髪)

 種族:ヒュミノリア

 身長:172センチ

 体重:知らない

 スリーサイズ:知らない

 年齢:不明

 髪色:金色+根元は黒くなっている。プリン。

 髪型:長め

 瞳の色:緑色

 靴のサイズ:27,0センチ

 性格:自己中心的、周囲が見えない

 好きなもの:女、自己顕示欲を満たせるもの

 嫌いなもの:地味、暗い奴

 好きな食べもの:不明

 嫌いな食べもの:不明

 概要:わがままで自分が中心でなければ気が済まない、幼稚な思考の持ち主。

 タダノリ曰く、格下だと思っていたリハツが、女性と仲良くして、下僕だと思っていたミナルもリハツと仲良くなり、都市戦ではもてはやされ、活躍した状況に腹が立っているらしい。

 その幼稚な感情に妄執が混ざりつつあるが……。

 タダノリとは幼馴染で腐れ縁。

 どうやら、PKギルドに入ったらしいが。


・タダノリ(バンダナ)

 種族:ヒュミノリア

 身長:184センチ

 体重:知らない

 スリーサイズ:知らない

 年齢:不明

 髪色:紅色

 髪型:短髪

 瞳の色:紅色

 靴のサイズ:29センチ

 性格:面倒臭がり屋、意外に視野は広い、頭の回転は比較的早い

 好きなもの:筋トレ、ナンパ

 嫌いなもの:面倒なこと

 好きな食べもの:カロリーが高いもの

 嫌いな食べもの:カロリーが低いもの

 概要:クロノとは幼馴染。面倒見がいい方ではないが、クロノの面倒は見てしまう。比較的地頭は良く、色々な物事に気づくが、大概行動を起こさない。

 良し悪しを理解は出来るが、それを行動基準としない。そのため、時として善人、時として悪人になることもあるが、本人はどうでもいいと思っている。

 リハツを大した奴だとは思っているが、好き嫌いという感情は一切ない。

 どうやらクロノと共にPKギルドに入ったらしいが。


・シュナイゼル

 種族:ヒュミノリア

 身長:181センチ

 体重:知らない

 スリーサイズ:知らない

 年齢:二十代?

 髪色:白銀色

 髪型:長髪

 瞳の色:シルバー

 靴のサイズ:28,5センチ

 性格:大雑把ながら気も遣える、責任感が強い

 好きなもの:先頭に立つこと、思った通りにことが進むこと

 嫌いなもの:ウソをつく人、女らしい女

 好きな食べもの:中華料理

 嫌いな食べもの:なし

 概要:騎士団ギルド、ロッテンベルグ支部のマスター。自己顕示欲が強いわけではないが、誰かを率いることは好き。気づけばリーダーの位置にいることが多く、それが自分なんだろうと思っている。

 実は色気が強い女性が苦手らしい。

 グルメ編におけるアップデートでより忙しくなり、たまに息抜きと称して逃亡をはかっている。


・エッジ・トーラス

 種族:ヒュミノリア

 身長:192センチ

 体重:知らない

 スリーサイズ:知らない

 年齢:二十代?

 髪色:黒

 髪型:短髪

 瞳の色:黒

 靴のサイズ:29センチ

 性格:豪胆、粗暴、血の気が多い、ただし意外に礼儀を重んじる部分もある

 好きなもの:ギリギリの戦い、あり得ないことが起こること

 嫌いなもの:軟弱者、口だけの奴、姑息な奴

 好きな食べもの:甘い物以外

 嫌いな食べもの:甘い物

 概要:ロッテンベルグ、傭兵ギルド『オーゲスト』のマスター。現在、ロッテンベルグに存在する傭兵ギルドはここだけである。そのため『オーゲスト』ではなく傭兵ギルド、と呼ばわることが多く、本人としては少し不満。

 蛇足だが『オーゲスト』は、鬼と称されるオーガの中でも最も凶暴だと言う造語。賢さ、知性がなくとも戦闘本能を忘れるなという意味を込めたらしい。

 戦い、競い、そして勝つことが好きで、SWの廃人になった。元々はSWの開発者の一人だったが、今はSWにどっぷり浸かっている。

 元々人の上に立つ人間ではないと思っているが、自然と人がついてくる。シュナイゼルが協力し活動するタイプなら、エッジはついて来れる奴だけついて来いというタイプ。

 常に戦いを欲しているため、都市内に常駐していないようだ。


・アッシュ・カエサル

 種族:ヒュミノリア

 身長:168センチ

 体重:知らない

 スリーサイズ:知らない

 年齢:十四、五?

 髪色:金色

 髪型:少し長め

 瞳の色:透き通った青

 靴のサイズ:26,5センチ

 性格:やや子供っぽいが、冷静。わがまま。ツンデレ?

 好きなもの:賞賛されること、新しいものに挑戦すること

 嫌いなもの:つまらないこと、場を乱すような面倒な人

 好きな食べもの:ハンバーグ、カレー、エビフライ

 嫌いな食べもの:ピーマン

 概要:攻略ギルド、ロッテンベルグ支部のマスター。

 年齢よりも大人びており、能力もある。ただし、本当は精神的にまだ幼く、嗜好などは子供。しかし子供扱いされるのを嫌っているため、ギルドメンバー達の中では禁句となっている。

 本人は知らないが、やや自己中心的な行動をする時があり、そういう場合はギルド員達から仕方ないな、と思われていることもある。

 攻略ギルドのプレイヤーが少しずつ減っていることを危惧している。グルメ編アップデートで更に減り焦っているようだ。


・アーリア・カーリア

 種族:ヒュミノリア

 身長:159センチ

 体重:知らない

 スリーサイズ:知らない

 年齢:二十代?

 髪色:紅色

 髪型:ロングウェーブ

 瞳の色:カーマインレッド

 靴のサイズ:24センチ

 性格:飄々としている。利己的。

 好きなもの:資産が増える瞬間、崇められること

 嫌いなもの:失敗すること、卑下されること

 好きな食べもの:赤ワイン、高級な物

 嫌いな食べもの:日本酒、安い物

 概要:商人ギルド、ロッテンベルグ支部のマスター。

 自分のことしか考えておらず、行動の指針は自分に利益があるかどうかということだけ。人情を優先することを愚かだと断じているほど、ある意味清々しい性格。

 しかしその本性を人に見せることは少ない。

 どうやらPKギルドと繋がっているようだが……?


・銀次郎・二宮

 種族:ヒュミノリア

 身長:158センチ

 体重:知らない

 スリーサイズ:知らない

 年齢:不明

 髪色:黒

 髪型:やや短め

 瞳の色:黒

 靴のサイズ:25センチ

 性格:素朴、マイペース

 好きなもの:牧歌的なもの、未開の地、旅

 嫌いなもの:変化がないこと、単純すぎるもの

 好きな食べもの:お米

 嫌いな食べもの:洋食

 概要:ロッテンベルグの開拓ギルド『旅は我が人生』のマスター。

 ロッテンベルグにある開拓ギルドはここだけ。そのため『旅は我が人生』と呼ばれることは少ないが、本人は別にいいよぉ、と言っている。

 色々な風景を見るのが好きで、常に新天地を目指す。

 率直な意見をいう事があり、若干空気が読めない人。


・トウジ・柳

 種族:ヒュミノリア

 身長:174センチ

 体重:知らない

 スリーサイズ:知らない

 年齢:三十代?

 髪色:黒

 髪型:七三分け

 瞳の色:黒

 靴のサイズ:27センチ

 性格:礼儀を重んじる、ビジネスマン、マニュアル人間

 好きなもの:きっちりしていること、株、礼儀正しい人

 嫌いなもの:センス、感覚、なんとなくといった不明瞭なものすべて

 好きな食べもの:魚(綺麗に骨を残すのが好き)

 嫌いな食べもの:丼もの、鍋、汁物で汁を飲めないもの

 概要:ロッテンベルグ、企業ギルド代表者。便宜上マスターと呼ばれている。親会社子会社の関係性はないため、代表する人間はあくまで情報伝達が主な業務。

 彼に企業ギルドの指針を決める権限はないが、彼自身もギルドを経営してはいる。


・ミッシェル

 種族:ヒュミノリア

 身長:158センチ

 体重:知らない

 スリーサイズ:知らない

 年齢:二十代?

 髪色:金色

 髪型:ロング。ただし常にアップにしている

 瞳の色:エメラルドグリーン

 靴のサイズ:23,5センチ

 性格:なにごともきっちりしたい、ただし融通はそれなりに利く

 好きなもの:スケジューリング、物事を順序立てて済ますこと

 嫌いなもの:イレギュラーなこと、時として自分

 好きな食べもの:フレンチ

 嫌いな食べもの:特になし

 概要:騎士団ギルド、ロッテンベルグ支部のサブマスター。

 落ち着いており、知的な雰囲気を漂わせている。そのままの性格。

 ただ、本人は色々気苦労が多いらしい。

 グルメ編以前も、シュナイゼルは忙しくなると逃げる傾向にあったが、アップデートを皮切りに悪化。ミッシェルの気苦労は絶えない様子だ。



●現実の人物


・内藤清吾

 種族:人間

 身長:178センチ

 体重:知らない

 スリーサイズ:知らない

 年齢:四十代?

 髪色:黒

 髪型:短い

 瞳の色:黒

 靴のサイズ:27,5センチ

 性格:泰然自若、しかし好奇心が旺盛なため稀に子供っぽくなる、柔軟

 好きなもの:自分が想像も出来ないこと、才能がある人、自分より有能な人

 嫌いなもの:無能な人、頭の回転が遅い人、愚かな人、想定範囲内のこと

 好きな食べもの:大福、まんじゅう

 嫌いな食べもの:ケーキ

 概要:エニグマコーポレーション新宿支部所属、ネットワーク技術開発局長であり、医療技術開発局長。クレイドル開発、SW開発に大きく貢献した人間。しかし本部ではなく支部に居座っている理由は定かではない。

 丁寧な口調、柔らかい物腰で研究者らしく見える。


・三森シオリ

 種族:人間

 身長:157センチ

 体重:知らない

 スリーサイズ:知らない

 年齢:二十代後半?

 髪色:ライトブラウン

 髪型:ショート

 瞳の色:薄い茶色

 靴のサイズ:24センチ

 性格:さばさば、基本的に物事に執着しない、基本的に怠惰、仕事には真面目、比較的冷静

 好きなもの:寝ること、だらだらすること、タバコ

 嫌いなもの:面倒なこと、人の泣く姿、堅苦しい場

 好きな食べもの:酒全般

 嫌いな食べもの:和菓子

 概要:やや砕けた口調で、常にだるそうにしている。しかし、腕は確かであるため、現在はエニグマコーポレーション新宿支部医療局長をしている。だが、局長としての本分は副局長に丸投げしているらしい。

 医療業務自体には真面目に取り組んでいる。

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