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用語、造語解説4

88話までの用語、造語解説です。わからない言葉があればこちらをご覧ください。

 ○=ネトゲ用語として実際に使われているもの。ただし一般的かどうかは、人による部分も多々ある。

 ●=SWにおける専門用語。実際にはないか、あっても意味が違う。いわば作中の造語。


●アエリアル=SWファンタジーサーバーの世界名であり、大陸名。アエリアルの敷地面積は日本の約二倍。形は四国に近く、横長の長方形を歪にした形状をしている。

 グランドクエストでアエリアルの世界観や取り巻く情勢を描くが、詳細は知られておらず、その一端を垣間見ることしか出来ない。

 プレイヤーが主体となっているシステム形成のため、システム側が設定を作らないようにしているのでは、というのがプレイヤーの見解。

 蛇足ではあるが、ファンタジーサーバーのプレイ人口は1000万人。登録数ではなく、実際に一週間以内に、三十時間以上プレイしているアクティブプレイヤーの数である。


○アカBAN=アカウントを削除されること。ネットゲームにおける規約違反を行った場合とられる処置。BANはバニッシュメントの頭文字。


○アクティブ=アクティブスキルのこと。Aスキルとか、アクティブとも言う。また、プレイヤーが近づいた際、それぞれの知覚方法で襲うモンスターをアクティブモンスターなどと言う。逆をノンアクティブ、ノンアクと言ったりする。

 能動的に使用するスキルで、戦闘時やフィールド、街限定など様々な種類がある。使用の度に練度があがり、威力も増す。

 また、ある程度練度が上がると進化するスキルもある。フィジカルと同様、使わずに時間が経つと練度が下がるため注意が必要。類するスキルを上げると新たなスキルを覚える。短剣スキルを上げれば、短剣のアクティブスキルを覚える、といった感じ。また、メインジョブを変えた場合、共通するスキルでなければ使用出来なくなる。


○アタッカー=中衛、後衛が主だが、中にはタンクを兼任出来るジョブもある。その場合

はタンク専門ジョブと比べると見劣りし、器用貧乏な印象が強い。主要ジョブはグラップラー、バーサーカー、アーチャー、ソーサラー、忍者、侍などがある。攻撃力は高いが、防御力は低め。ただしヒーラーよりはマシ。ジョブによってはソロも可能だが、おすすめはしない。


○アチーブメント、トロフィー=条件を満たした場合に得られる報酬。実用的なものから、ただの称号まで色々ある。コンシューマーゲームやオンラインゲームなどで見受けられる。


●アナグラム=文字を並び替えて、違った言葉にすること。人によっては創作する場合、時々活用したりする。


●アナライズ=敵の弱点、特性、感知をプレイヤーが知ることが出来る視力スキル。ほとんどのプレイヤーはこのスキルを習得している。


○アップデート=ゲームにおける導入のこと。システム的な変更であり、コンテンツ追加、システム修正などがこれにあたる。基本的に、数週間程度前にはプレイヤーに連絡されるが、中には直前まで、数日前に連絡しないところもあるとかないとか。

 メンテとは違い、緊急性はない。数時間前に連絡するということは通常あり得ないが、SWでは時折あるらしい。

 SWにおいて局所アップデートと全体アップデートがある。前者は特定のエリア内におけるアップデートであり、例えばダンジョンのMOBの強さを調整したり、新たに宝箱を設置したりというようなもの。その際、プレイヤーは指定エリアには入れない。

 後者は、従来のネトゲにおいては、プレイヤーにログアウトして貰う形が常識だがSWでは一時的に思考凍結、つまり体感的にプレイヤーの時間を止め、位置情報を固定させることで、同プログラムの予備サーバーと連結し、置換する。本来、データ保存は数秒、数十秒間隔が主流だが、SWでは数百分の一秒のため可能。

 その上、移行作業は数秒から数分で終わるため、ログインしたままでアップデートが可能である。


●暗器使い=前衛、中衛を担うアタッカー。多種多様な武器を使い相手を翻弄出来、身のこなしはゲーム内で一、二を争う。

 だが、手裏剣、苦無、蛇腹剣など特殊な武器がなければスキルが使えず、ゲーム内にあまり流通していないため割高になる。また操作が難しく、覚えることも多い割に戦力としては他のジョブとあまり変わらないため不人気。一部、高難易度を求めるゲーマーに人気のジョブ。また防御力は低いのでタンクは難しい。忍者とは違う。


○イエロースライムジェル=イエロースライムが落とす、錬金術、調理の素材。調理アイテムであるイエロースライムプリンの材料のため、需要は高い。


○イエロースライムの核=イエロースライムが稀に落とす。錬金術の素材、または孵化させれば、ペットとして仲間に出来る。ただしペットスキルがなければ意味はないため、モンスターテイマー専用のアイテムとされている。


●ウィークネス=短剣の閃きスキル。敵の弱点を一定確率で攻撃する。軌道は変幻自在。自動で行われるため癖が異常に強い。消費SPは40。初心者が使うにはリスクが高い。


○馬=SW、ファンタジーサーバーにおける、最も一般的な騎乗ペット。

 【下】【中】【上】【最上】の四段階にわかれている。【下】は10mほど、【最上】は最低で100m、最高で1gと言われているが噂の域を出ない。それに加え、エサ代など維持費がかかるので、多少所持金に余裕がないと飼えない。

 モンスターテイマーはペットに騎乗可能だが、馬と仕様は大して変わらない。その上、モンスターテイマーをメインジョブにしなければ騎乗出来ない、且つ絶対数が少ないために騎乗ペットは非常に高価。そのため馬が使われることが多い。

 騎乗ペットは従来のネトゲと違い、特性がある。

 1、召喚のように自由に移動させたり、消したり出来ない。そのため、移動の際にはスペースを確保する必要がある。

 2、餌を与えないや、特定条件を満たしてしまうなどの理由で死んでしまうと、生き返ることはない。

 3、どうやら隠しステータスがあるらしい。

 4、騎乗スキルと親愛度が低いと命令を聞かない。ただし、最低限の指示には従う。例えば、全速力で走れと命令しても、ゆっくり走ったりという感じになる。基本的に動かないということはなく、最終的には従う、はずである。

 5、親愛度に関係なく一定以上離れるか、一定時間以上ある程度離れた場合、馬自身が近づいて来る。このため、捨てたり、忘れたり、他プレイヤーに迷惑をかけることはない。

 6、馬を攻撃は出来ない。

 7、馬はアイテム扱い。

 8、馬自身に戦闘能力はない。あくまで早く移動するために存在している。

 9、一定期間主人がログインしないと親愛度が下がり、野生に戻る。


○エゴサーチ=自分の名前、ブログ名などを検索して評価を調べること。何かしらの要因で有名になったり、作家になって書籍を出版したりするとついついしてしまう。

 肯定意見ばかりなわけもないので、やめた方が精神衛生上よろしい。


●エニグマ・コーポレーション=特別独立行政法人であり、唯一無二の民間行政機関。法人と名乗っているが、元は民間企業であり、現在でも国営ではなく民営。国へ多大な税金を納める代わりに独占禁止法に抵触しない計らいを求めている。また、エニグマを中心とした仮想世界の構築における法改正にも意見を述べることが出来、その発言力は政界にも強く影響を及ぼす。ただし、あくまで事業に関することだけである。

 元は医療機器研究を主な事業としていたが、後にネットワーク事業に着手する。現在ではVR事業では右に出る企業はなく、また自社で地熱発電を主とした発電所も運営している。

 現在において、仮想現実世界を実現している企業はエニグマだけである。


○エクレア=エクスクルーシブ・レアのこと。エクスクルーシブはトレード、販売不可。レアは希少価値があり、両方とも同一アイテムを一つしか持てない。特殊なスキルがある生産職では加工も可能な場合もある。


●エクストラスキル=特殊なスキル。アタッカーの二連撃やヒーラーのリジェネートなどはここに該当する。いわば自動発動型のスキルで、メインジョブが変わっても装着出来る。


○エフェクト=視覚効果、聴覚効果、または何らかの加工を指す。オンラインゲームでは、必殺技や魔法などのの視覚効果に使われることが多い。


○エリア=居住エリア、PKエリア、非PKエリア、戦闘エリア、インスタンスエリアなどがある。居住エリアは非PKエリアであり、初期都市の周辺も同様である。

 各エリアに入る場合、警告メッセージが出る。


●エレメントジェル=クレイドル内部に流すために開発された、局所的分解液体、特殊半導体液体の特性を持つ化学物質。純粋な特性では過分解されてしまうため、両特性を共存させるために調整されている。人体に悪影響を及ぼす物質を分解し、無害な物に変化させる。部分的な電気伝導が可能で、微弱な揺らぎに反応する一面もある。クレイドルはエレメントジェルの反応を解析し、表示、または電気的伝達により、人体に干渉するという機能が主である。

 クレイドル、と言えば、エレメントジェルも含めたすべての機能を指し示すのが常。


●桜花乱れ斬り=刀の初級スキル。周囲に桜を散らせ、花びらごと敵を斬る。攻撃力は125。攻撃範囲は周囲6メートル。消費SPは20。


●オニオン=アエリアル全域で希少価値が高い調理の素材。たまねぎ。高スキルプレイヤーでも高品質が作りにくく、またかなりの手間が必要なため、敢えてこの品種を選ぶ人間は少ない。

 そのためオニオン農家自体の数が少なく、流通自体も多くはない。開発商品としてねらい目でありながらも未だに農家が少ないのは労力、時間以外にも単純に生産量の少なさが理由である。

 聡子の場合は元居住エリア、現PKエリアであったため土地は豊富だったが、本来SWにおける農耕では、一プレイヤーが所持できる土地自体は多くないため、そこまで規模を広められない。不幸中の幸いであったが、敢えて狙える手法でもなく、また心労は計り知れないため誰もやらない。

 クラウンロークオニオンの開発条件は、140以上の全農耕高スキル、冬季、或いは一定以上の低気温地帯での栽培、収穫時期を過ぎてから少し時間を置いた後に収穫すること。しかもその時間は短く、栽培方法を知らなければまず開発が不可能である。リハツ達の場合は、幸運であり不幸な偶然が重なったと言える。

 ただし一度開発した素材はオニオンに限らず、生産性向上のため、球根などによる播種が可能であればある程度のスキル値があれば栽培可能になる。ただし品質は多少下がる。


○オブザーバー=第三者的な存在。意見などが出来るが権利はあまりない。


○オブジェクト=正しく言えば、ゲーム内で視覚効果があるか、形を成しているものはすべてオブジェクトである。だがニュアンス的には、建物や自然物、プレイヤーが触れ、且つ擬似的な生命がないもの、或いはプレイに直接的に関わらないものに対して使う場合が多い。例えば自然物や建物、同じ動きしかしない動物など。


●ガーガー=鳥系のMOB。初心者がスライムに飽きた時に戦う相手。スライムのように動きが遅くなく、空を飛んでいるため初心者が苦戦しやすい相手。慣れると弱い。


●会計石=触れる、または手を近づけることでシステムを介したトレードが出来る。通常のトレードとは違い、所有権を移譲するには手渡しが必要。ただし、ゼンカは質量の問題から、データ移動が基本である。

 商人やプレイヤー達から、味気ないという意見が多かったために適応された機能。


●開拓ギルド=アエリアル大陸を回り、開拓する私営ギルド。ダンジョン、シンボル、建物、村、街、都市、山脈、森など大陸ならばどこへでも行く。開拓には戦闘に特化したプレイヤーが相当数必要なため、攻略ギルド、傭兵ギルドと協力する場合が多い。

 彼らの目的は攻略ではなく開拓であり、未開地へ向かう際には、プレイヤーのための休憩場所を作ったり、地図を作製したり、ルートを確保するため森を切り開いたりする。ただし大陸は非常に広く、どうやら足を踏み入れられない場所もあるようだ。


●カオス値=PKや詐欺、窃盗などを行うと増える値。SWにおける悪人の度合い。PKは仕様で認められているため、アカBANなどはないが、詐欺、窃盗などの公序良俗に反する行為は罪の重さによって警告を経て、ペナルティが課せられる。

 善良的な行動をするとカオス値が減り、コスモス値が上がる。

 一定値を超えると、赤いオーラが出る。その場合はほとんどの街に入れなくなる上に、PKKされる危険性が高くなる。

 


●カンスト=カウントストップのこと。ネットゲームにおいて、レベル、スキル、アイテム数など数値の上限があるものが、最大値に達したことを意味する。


●企業ギルド=民営のギルド。現実に存在する企業が参入している組織である。基本的に利益を求めるために動いているだけであり、世界経済に関しては考慮していない。それにはSWにおいて大企業の参入を許していないことから、経済的影響が少ない、という理由がある。

 興業的事業を展開しているところもあり、騎士団ギルドに協力を要請したりもしている。また小説家、漫画家などの創作的な仕事をしている人間相手に商売していたりもする。


●基礎職=エクストラジョブとも言う。システムが決定した名称ではなく、プレイヤー達がつけたもの。

 ウエイター、受付、事務、総務などのこと。メイン、サブ以外の職業で、システム的に表示されないジョブ。

 制服、道具などの専用の装備があり、装備することで特定のスキル値があがり、特定のスキルを使用可能になる。例えば、見た目はスーツでも、ジョブは戦闘職で戦闘が出来たりもする。ただし、著しくステータス効果は低い。いわば肩書に近いもの。

 店主、経理、事務、ウエイターなど見目だけで、特定スキルを覚えない職業の場合もこれに該当する。

 また個々に特殊なスキルを覚えたりする。例えば小説家なら、速筆スキル、自動執筆など。

 例:『第二十部分:ラーメン大好きサクヤさん』におけるサクヤの装備。

   ジョブ  :侍

   サブジョブ:バーサーカー

   装備   :レディーススーツ(受付用防具)


●騎士団ギルド=各都市に存在する、治安やボランティア、興業などを主な活動としている公営ギルド。イベントが起きるとほとんどここのギルドが主導する。色々なことに気を遣わなければならないために、マスターは心労が凄まじいようだ。


●強撃=短剣の初級スキル。通常攻撃力の1.2倍の効果。消費SPは10。攻撃モーションは自由自在だが、音声操作とショートカット登録により発動した場合は動きが固定される。そのため、思考操作とモーションを掛け合わせる発動方法が最も効果的。初心者が覚えるスキルのため、戦闘時における思考操作を覚える練習になる。使えば使うほど、攻撃速度が上がる。


●キュア=回復神術のこと。回復量はMNDに依存する。初級回復神術であり、ヘイト値も低く、スキル値があがった後も使用することは多い。消費MP12。練度が上がると、回復量が増える。


●キュアエイド=回復神術。回復量は使用者と対象者のMNDに依存する。初級回復神術で最初に覚える範囲回復神術。消費MPは80。練度が上がると回復量が増える。


○ギルド=プレイヤーコミュニティ、組織のこと。ギルドに入ると様々な特典を得られ、機能が解放される。コミュニケーションを円滑に出来る分、人間関係を構築するのに役立つ。サークル的な意味合いが強い場合もあり、会社的な色が強いギルドもある。後者は冒険者ギルド、傭兵ギルドという大枠に所属した場合、その傘下で活動する。だが、現実的な子会社親会社のような関係ではなく、あくまで名目上という意味合い。いわばジャンル分けである。


●ギルドランク=E、D、C、B、A、Sの順にランクがあがる。昇格条件は様々で、上にいくほどに高難易度になる。


●クイック・イクイップ=即座に両手の装備を変えるシステム。QEとも言われる。戦闘中にも活用出来、複数の武器を扱うことも可能。また耐久度が下がった武器を瞬時に変更できるという利点もある。このシステムを利用し、戦闘をより高度に、効果的に行うことが出来る。ただし、扱う武器や盾などのスキルが必要な上に、扱いは難しいと言われている。


○クエスト=依頼のこと。主にNPCやシステムから依頼されること。SW内では、NPCはほとんどいないため、大半のクエストはプレイヤーから受けることになる。

 プレイヤー経営の冒険者ギルドからのクエストをギルドクエスト。

 プレイヤーからのクエストをプレイヤークエストという。

 報酬は冒険者ギルドが仲介して支払われているので、詐欺の心配は少ないが、護衛任務や生産依頼などでは、結果を求められるので、わざと条件を満たしていないと不満を言い、報酬を安くしたり、または支払わないという案件が発生。

 逆に適当にこなし、満額を要求することもあったため、冒険者ギルドにおける評価値を設定し、なんとか緩和している状態。評価値が低い場合は依頼を断られる可能性もあり、評価値が高い場合は個別に相談されたり、依頼が殺到することもある。


●クソゲー=くそなゲームのこと。面白くない、バグが多い、シナリオが矛盾している、など理由は様々。総じて言えるのは、このゲームをした時に「マジでクソゲー」に類する言葉を放ってしまうということくらい。あえてクソゲーに挑む猛者も存在する。彼らのおかげで、人類はクソゲーを回避することが出来ると忘れてはならない。


●クリスタルビジョン=略してCVとも言われる。映像可視化機器のことで、電気的操作連動機能も搭載されている。立体映像、ホログラムで映る。視覚的効果に特化しているが、聴覚に関してはまだ問題が残されている。音声を出力するのは投影機器からであり、ホログラムと音声が離れてしまうため、CVモバイルで通話をする際はあまりうるさくない場所で使用することを推奨している。

 ホログラム自体に物理演算を適用しており、イントラネットにより繋がったシステムを操作することが出来る。


○クリティカル=クリティカルヒットのこと。急所攻撃、会心の一撃である。通常攻撃力の数倍の威力を発揮する。SW内では確率ではなく、敵の弱点を攻撃した際に出る値。スライムなら中心の核、リザードマンなら心臓が弱点で、敵によって違う。。


○クールタイム=冷却時間。SWではスキル、魔術、神術などを使用した後、再び使用出来るまでの時間のこと。たまに硬直時間などの再度行動するまでの時間を表す時も使ったりする。


●クレイドル=ゆりかご、という意味。カプセル状の、総合医療解析循環機器のことで、介護老人や不健康な患者、運動不足の患者などのための健康促進、医療的管理が主な用途だったが、一部病院で入院患者のために設置されていたりもする。ただし入院費は運用費は相応。

 現在では仮想現実サービスを行うには必須とされている。理由は脳波検知、干渉による、肉体的弊害のリスク、神経パルスの阻害による、褥瘡(床ずれ)や火事などの突発的な危機状況への対応遅延の可能性、肉体的疲弊、筋肉量の激減などが危惧されているからである。またクレイドルは医療目的のものと、仮想現実目的のものでは構造が多少違う。

 クレイドルとリンクシステムの高度演算処理能力の発明、実現に際し、ディストピアが現実味を帯びたことへの不安視、実際に運動せずとも多少の筋肉量を維持し、または増量出来るという部分から、人間の堕落性を危険視している意見もあったが、EMSとは違い、脳波と肉体の連動性を阻害するものではなく、神経と意識と肉体の感覚のずれを生じることはないと発表されている。

 また、EMSと同様に、筋力トレーニングほどの効果は得られず、ダイエットや多少の運動的負荷を与えることしか出来ないことと、スタンドアローンによる自律高度演算処理による、人間を淘汰するという偏向的なプログラムは存在しえず、リンクシステムはイントラネットのみで活用するという意見を提出し、一般的には認められている。ただし一部、反発している団体は存在している。


●黒魔女の森=ロッテンベルグ西にあるメリアの村の近くにある森の名称。初心者が最初に行くグランドクエストの目的地。奥へ分け入ると、不穏な空気が漂い、初心者の中には怖気づくプレイヤーもいる。

 クリア条件、クリア後のエンディング内容を問題視する意見もあったが、リハツがトゥルークリアをしたことで見直された。


●現実酔い=仮想世界と現実との差がある場合に、脳が混乱した状態。大概は長くとも数日で完治し、その後は問題なく仮想世界を楽しめる。人によってはもう少し長引くケースもあるようだ。ただし、今のところ著しい悪影響はない。


●効果上昇スキル=パッシブと称される場合、このスキルを指す場合が多い。主に、スキルの効果を上昇させるもので、回復魔法効果10%上昇などの確率を増加させたりする。習得すれば効果は永続するが、選択制で200近くの中から選び活性化させなければ発動しない。


●ゴテチーズ=名の通りゴテっとしたチーズ。固く、触感は決していいとは言えない。長時間加熱するとやや滑らかくなり、クルトンのような触感になる。味は濃厚で、下味に使える旨味を持っている。


○誤爆=意図しないチャットで文字を打つこと。または無意識に間違った変換をしたり、文字を打ったりした場合などでも使う。パーティーチャットで打とうと思っていたのに、間違って全体チャットで打ったりした場合などに使われる言葉。


●サークルストライク=短剣のアクティブスキル。攻撃力は150。周囲2メートルの敵に範囲攻撃。回転しつつ衝撃波を出す。空中でも出せるため汎用性は高いが、その場でなければ発生しない。そのため飛び込んで打つという攻撃が出来ない。消費SPは20。


●詐欺行為=店舗、或いはトレードなどで不当な金額で不釣り合いなアイテムを入手したり、或いは不釣り合いなアイテムで莫大な金額を入手すること。

 本来、所有権が発生しているためあり得ない手法である。

 トレードしてしまえば、所有権は移るため詐欺行為として通報することは困難。例え、明らかに不当な取引だったとしても、その取引が詐欺とみなされれば、フレ間、或いは一プレイヤーの親切心から金銭を受け取らずトレードをしたり、安く売ったりということが出来なくなるためである。

 そのため基本的には当事者が注意することが常識となっている。

 商品の窃盗、万引きにおいて、所有権が移っていないにもかかわらず可能な理由は、窃盗犯がアイテムを盗み、郊外に逃亡、PKエリア上で仲間に殺されるという手法をとれば、所有権が解消され、PKしたものに移るからである。


●サブジョブ=メインジョブを補佐するジョブであり、補助的なジョブ。メインジョブはすべての能力を発揮するが、サブジョブのスキル値は半分になり、またメインジョブに加算されない。そのため、遠出の際の生産職、またタンクがヒーラージョブをサブにしたり、して補う形が主流。フィジは共通なのでサブがなくても変わらない。


○侍=前衛のアタッカー。刀を使った攻撃を主とし、攻撃力は中の上。腕力よりも技力を優先したようなジョブで、スキルの使いどころが難しい。着物や鎧で、和風の出で立ちだが、現代風にアレンジされてもいる。

 見た目が格好いいと人気がそれなりにあるジョブ。


○晒し=掲示板などにプレイヤー名を晒す行為。行き過ぎた迷惑行為をしたプレイヤーを晒すという名目がある反面、私怨で晒し、内容をねつ造する場合もある。SW内外では掲示板はないためこの行為は著しく制限されている。


●シャインレイン=ヒーラーの攻撃神術。神官、僧侶などはこのスキルと武器による近接攻撃のみが攻撃手段となる。MND依存で攻撃力が決まる。消費MPは10。練度が上がれば攻撃力も上がる。


○借金=戸塚リハツがしてしまったもの。お金を借りること。ローン、奨学金、クレジット決済、友達に借りる場合も同じこと。出来ることならしない方がいい。ご利用は計画的に。


●重鎧戦士=じゅうよろいせんし、と読む。前衛のタンク。攻撃力は中々高い。防御力は群を抜いて高い。その反面DEXとAGIは全ジョブ中、最低ランクであり、行動するのが遅い。完全タンク特化型で、それ以外の役割を担うのは厳しく、攻撃速度が遅いためDPSもある程度低い。

 見た目の無骨さから一部のプレイヤーから絶大な人気を誇っている。


○称号=ギルドマスター、ギルドサブマスター、初心者アドバイザー、GMなどがこれにあたる。また前述の内容とはやや異なった、モンスターハンター、顔の広さは○番目、クエストマスターなどもある。こちらはプレイ上で得られる称号で、アチーブメントやトロフィーのようなもの。


●商人ギルド=公営のギルド。流通、幅広い意味の交易が主な活動。アエリアル全体の経済状況に多大な影響を及ぼすため、システム側で随時監視している。そのため不正は出来ない。しかし、商売において、金銭のやり取りは必要不可欠であるのは当然であり、それをある意味独占的に扱う時点で利益を得ることが出来るということと同義である。ただし、都市ごとに独立しており、各都市間では提携しているだけなので、一人勝ちの商いは出来ない、と言われている。


○ジョブ=職業のこと。メインジョブのことを指す場合も使う。

 戦闘職、生産職、基礎職にわかれており、生産職は職人と形容される場合も多い。SWにおいて、複数のジョブを経験するプレイヤーはかなり多いが、どっちつかずになりやすい傾向がある。

 主要ジョブをメインジョブ、補佐ジョブをサブジョブという。

 見習い冒険者、見習い生産者は初期ジョブと言われ、転職後には見習いに戻ることは出来ない。最低限のスキルを覚え、閃くことも出来るが、戦闘職には遠く及ばない。



●ジョブクリエイト=SW内のジョブを新たに作ること。またはジョブの改善要求もこれに当たる。SWにあるジョブの多くはプレイヤーの要望や企画によって作られており、現在では130職程ある。

 ゲーム内バランスを崩さないことを条件に企画を送付すれば、要望が通ることもある。ちなみに一番人口が少ないのは暗器使い。操作難易度が高い上に、他ジョブとさほど戦力が変わらず、専用武器があまり流通していないため。


●神官=後衛職、ヒーラー。防御力と攻撃力が著しく低い。そのためタゲが来るとすぐに死んでしまうことも多い。回復スキルは単体、複数、広範囲が可能で、基本回復量も多い。ただし、回復スキル意外では、解毒、解麻痺、蘇生くらいしか使えない。回復スキル専用職と言える。


●神術=しんじゅつ、と読む。魔術、魔法とは違う術式。人が信じ、信奉する際に生まれる力を神力といい、それを使い顕現させる術。アエリアルには宗教がなく、信じる神も存在しないため、個々によって心象風景が違う。そこに神に近き存在を想像し、奉ることで擬似的に神の力を受ける。

 ダンサーなどの神術とは縁遠そうに見えるバッファー、ヒーラーも神術を元にした力を使っており、広義的は神術使いである。ただし、信じる者は己だったりする。


○スキル=能力のこと。キャラクターを強化したり、いわゆる必殺技に該当するが、幅広い意味で使われる。SWでは練度制を登用しており、スキルポイントの限界値はない。ただし、フィジカル、アクティブに関しては、使用しない期間があれば減少するシステムになっている。

 そのためアクティブスキルに関しては、特定ジョブでプレイしなければ自然に劣化するため、複数ジョブをカンストするというのは事実上不可能。しかしそれに近い状態を保っているプレイヤーは存在しているらしい。またパッシブは~~スキル、と言うが、アクティブは名称のみで使われている。

 スキル値の大まかな基準として、60以下は初心者、80以下は初級者、100以下は中級者、120以下は上級者、140以下は廃人、141以上は神レベルと言われている。


●ストンプ=一部のタンク職とアタッカーが使う格闘スキル。簡単に言えば足踏み。消費SP26。練度が上がるとダメージが増える。グラップラーの格闘スキル、震脚と同じモーション。


●スライムプリン=調理師が生産する料理。三秒ごとに五回復し、効果時間は60秒。爽やかな風味と、炭酸に近い刺激に加え独特の甘みがある。そのため回復アイテムとして使用されるよりも、間食目的に需要がある。七色あるらしい。


●スラッシュ=斜め斬り、袈裟斬り、斜め斬り上げスキル。攻撃力は100。消費SPは8。軌道が決まっているため軌道が読みやすいが、コンボに組み込みやすいため、愛用している上級プレイヤーも少なくない。使えば使うほど攻撃速度と威力が上がる。


○生産職=鍛冶師、裁縫師、細工師、大工などのこと。戦闘職と同様、生産職にはマイスターランクがあり、わかれている。


●セカンダリィ・ワールド=通称SW。仮想現実世界、VRのゲーム。同時参加型で、現実と見まがうような世界を形成している。

 特別独立行政法人エニグマコーポレーションが独自に開発した、クレイドル、リンクシステムが世界中で話題となっている。元は医療機器研究が主な業務内容だったが、内藤局長の英断により、リンクシステム開発に着手、そのご仮想現実を実現し、世界中の人間に提供した。

 サーバーの種類は中々に豊富で、ファンタジー、SF,世紀末、白亜紀、大正、和風、オカルト、現代サイキック、ミステリーサーバーにわかれており、意見に応じ、随時開設されている。各サーバーは国ごとにわかれており、外国の人間とプレイ出来ないが、今後、混合サーバーを作ろうという方向性も示唆している。

 余談ではあるが、一番人気はファンタジーサーバーで一千万のプレイヤー、最下位がオカルトサーバで10万人のプレイヤーがいる。オカルトサーバーは怖すぎて定住したくないという意見が多く、怖いもの見たさで一時的に移動する人間もいるが、すぐに元のサーバーに戻る。居住地としているプレイヤーはコアなオカルトマニアか、心臓に毛が生えているようなプレイヤーだけだろう。



●ゼンカ=SWにおけるお金。日本サーバーでは日本円の百分の一レート。


○戦闘職=タンク、アタッカー、ヒーラー、バッファーのこと。戦闘職専用のジョブランクがあり、そのランクに応じて受領出来るクエストも変わり、また周りの評価も変化する。一部特殊なジョブもあり、ハイブリッドと呼ばれている。



○体当たり=雑魚MOBが使うスキル。ほんの少し痛い。


○対戦=SWにおけるPVPのこと。ゲームによって決闘のように呼び方が変わる。

●対戦開始条件

 ・周囲にいるプレイヤーの数が五十以下である。この場合指定エリア内でなくとも可能。

 ・居住エリア内であれば指定の場所でも可能。

 ・対戦を申し込まれたプレイヤーが了承すること。

 ・ブラックリストに入っている場合は対戦が出来ない。

●対戦ルール

 ・対戦は一体一で行う。

 ・対戦に負けたプレイヤーは負け点1、勝利すれば勝ち点1。

 ・対戦で勝利しても負けても点数以外のメリットデメリットはない。

 ・対戦中は他プレイヤーは近づけない上に助力は出来ない。

 ・対戦中はチャットが出来ない。ただしフェアリーテイマーであれば、使い魔とのチャットは出来る。

 ・対戦中はアイテムが使用出来ない。

 ・時間制限はない。

 ・ギブアップすれば負けとなる。同時に点数も加算、減算される。

 ・対戦開始と同時に抜刀、戦闘系スキルの使用が可能になり、終了と共に強制的に不可になる。

 ・指定場所以外での対戦の場合、他プレイヤーから苦情があった場合は対戦を中断させられる。

 ・以上を規範とし、プレイヤー同士であれば、誰とでも対戦は可能。



○タゲ=ターゲットのこと。オブジェクトやプレイヤー、NPCなどを選択することを言う。またMOBから攻撃目標にされている状態を「タゲられてる」などと言う。戦闘中に「タゲ取って!」と言われれば「ヘイト値を上げて」という意味。


●爛れた者共の樹林=ロッテンベルグ北西部にある鬱蒼とした深き樹林。難易度は中から上で、ある程度のスキル値、スキル、装備、経験が必要。沼地が多いため、進みにくく、プレイヤーを惑わすような構造になっているため、経験者がいないとクリアも難しい。

 使用武器、と必要フィジの最低スキル値を80と設定している。



○タンク=前衛、盾職。或いはパーティを守る盾の役割を担当する人のこと。主要ジョブはウォーリアー、ナイト、魔法剣士、重鎧戦士などがある。敵の攻撃を一手に引き受け、後衛、中衛を守るのが役目。防具やフィジカル、スキルではヘイト調整や防御力上昇、一定時間無敵など守ることに重きを置いたスキルが多い。

 1パーティーに一人は必要な職業。回復アイテムを所持していればある程度のソロは可能だが攻撃力は低め。魔法剣士など、自己回復が出来るジョブもあり、ソロにも向いている。


○チート=バグやツールなどを使い、不正な方法でゲームをプレイし、通常の仕様から逸脱したり、無償で、或いは格安でゲームをしたりすること。広義で言えば、ゲームにとどまらない。主に、使用者が利を得ることを目的としている。例えば、ランキングがあるイベントで異常な数値を記録したり、あり得ないダメージを叩き出したり、存在しないスキルなどを使ったりすること。

 現実でやると大変なことになりかねないのでやめましょう。


○チャット=文字、音声で他者とやり取りする方法。SWではメールは文字入力、通常チャットはVCが基本。種類は色々あり、イベント期間限定のチャットもある。以下はSWで使われているチャット。

 SAYチャット=プレイヤーの周辺に向けたチャット。周囲、一般チャットなどと言われ、ゲームによって呼び方は様々。

 WISチャット=プレイヤー個人に向けたチャット。ウィスパーWHISPERの頭文字をとっている。Hは略されているのが基本。TELL、個人、個別チャットなどと言われ、ゲームによって呼び方は様々。SWでは別のプレイヤーを招待することでグループチャットにも出来る。

 ギルドチャット=ギルド加入員全員に向けたチャット。ギルチャなどと言われる。コミュニティ名+チャット、の形式で使われる。

 パーティーチャット=パーティー内のチャット。都市戦限定で使われる、自隊チャットとは違う。

 レイドチャット=レイドパーティー内のチャット。レイドパーティーを組んでいない場合は使えない。

 自隊チャット=都市戦において所属している、自分の隊全体に向けたチャット。

 全隊チャット=都市戦において同都市戦に参加しているプレイヤー全員に向けたチャット。

 リーダーチャット=都市戦においてリーダー全員に向けたチャット。

 

 またSWでは全体チャットはない。全プレイヤーに向けられたものはシステムメッセージだけである。



○辻=通りすがり、という意味。ネトゲではパーティー以外のプレイヤーが通りすがりになにかする、という意味で使う。特に辻キュア、のように通りすがりで回復をする、された場合に使用する。

 SWでは、パワーレベリング防止のため。辻の可能なスキルが極端に少ない。実質、辻自体ほとんど意味はなくなっている。


●ディヴァイン=タンク職が覚えるスキル、ディヴァイン・シールドのこと。習得段階では効果15秒の防御力(VIT)10%上昇に加え、ヘイト増加の効果もある。効果範囲は周囲10メートルでかなり広い。上級タンクの必須スキル。

 ただし周囲のMOBを巻き込む可能性もあるため、使用上は注意が必要。


●ディスカース=ヒーラーが使用出来る神術。対象者の呪いを除去出来る。また、使用後五分間、呪い耐性がバフがつく。消費MP8。


●都市戦=SWにおける、都市規模の戦闘イベントのこと。防衛戦とも言う。都市に所属するプレイヤー全員を巻き込むため、重要なのは結束力であるが、初心者から廃人レベルまで同じ戦いに参加するため、中々に連携がとれない。

 報酬は豪華で、このイベントでやる気を出す人もいれば、観戦を楽しみにしているプレイヤーもいる。


●トラクション=ヒーラーと一部のバッファーが使える神術。パーティーメンバーを使用者の傍に移動させることが出来る。また、戦闘不能状態や石化などの状態異常などになっていても、対象を移動可能。消費MP12。





○ネトゲ廃人=ネットゲームの世界に没入し、現実世界を疎かにする人のこと。総じて、ネトゲに時間を費やし、ゲーム内である程度の地位を得ていたりする。

 ただあまりのめり込むと後戻りが出来なくなる。ボトラーになる前にやめることをお勧めする。


●ノンフィジカルスキル=生産職に関わるスキルのこと。略してノンフィジともいう。研ぎスキル、鉄鍛冶スキル、黄銅鍛冶スキル、革裁縫スキル、布裁縫スキルなどなど。比較的細かく分類されており、フィジカルスキル同様に、関連するスキルを使ったり、行動することで上昇する。


●バイパーエッジ=短剣のアクティブスキル。毒効果(小)を付与し、攻撃力は120。出が遅く、使いどころが難しい。消費SPは15。


●ハイブリッド=戦闘職の中で、タンク、アタッカー、ヒーラー、バッファーの内、二つ以上の役割を持つジョブのこと。特化職と違い、器用貧乏な部分が多いが、応用力はあるため、これを選択するソロプレイヤーも多い。ただしパーティーだと少し嫌がられる場合もある。


○パッシブ=パッシブスキルのこと。常に発動し、能動的な操作が必要ないスキル。パッシブスキルの中にはフィジカルスキル、効果上昇スキル、エクストラスキルの三種類に分類される。


○バッファー=中衛、後衛。バフ(支援スキル、支援に類する行動の効果の総称)職。ステータスアップや、ヒーラーには及ばないがリジェネートなどの回復スキルの使用が可能。ソロで戦うには、攻撃力回復力共に足りないため、パーティープレイが必須。主要ジョブはエンチャンター、占い師、ギャンブラー、ダンサーなど。


○パワーレベリング=PLとも言う。高レベルのプレイヤーの力を借りたり、強力な装備を用いて、低レベル、低スキルでも強敵を倒し、レベルを上げたり、また仕様を利用し、同上のことを行うこと。

 MMOではパーティーを組むと、レベル帯などの条件により経験値が下がる。そのため、高レベルと低レベルはパーティーを組むメリットがないことが多い。その部分と、辻を使えることなどを利用し、外側から高レベルプレイヤーが回復したりすることで、初心者でも強い敵と戦えるようになる、などの手法をとる。

 


●パンドラ料亭=様々な料理を提供したいという店主の考えの元、パンドラの箱から命名した。しかし、訪れるプレイヤーは一握りの希望ではなく、大量の希望を与えられると噂されている。もしかしたら、災いは店主であるメイ・リンのことなのかもしれない。


○ヒーラー=中衛、後衛。回復職。本来は後衛だが、中には防御力の高い職業もある。ただしタンクとは違い、重鎧などの防御力の高い防具を装備出来ないので、やはりタンクに据えるには厳しい。

 主要は、僧侶、薬師、神官、エレメンタラーなどがある。回復はヘイト値が高いので、回復スキルを使い過ぎるとターゲットがヒーラーに移る場合があるため、ヘイト調整も必要になる。攻撃手段がほぼないので、ソロは厳しい。


○ピコン=シグナル、PINGなどと言う。MMOではあまり使われないが、MOBAなどのRTS対戦型ネットゲームで、文字を打たず合図を送るためにシステム的に取り込まれているものもある。何回も鳴らすと、もうわかったから! と言いたくなる。


●評価システム=他人への評価を行うこと。5点制で、簡単な感想も書ける。評価された本人は削除できないが、不服を申し立てることは出来る。この評価を元に、人物の信頼性を他者が知ることが出来るため、依頼やパーティー作成などに役立つ。問題行動が多い場合は、何度かの警告があり、改善されないとみなされればアカウント停止、もしくは消去される。


○閃きシステム=戦闘の際、極まれに新たなスキルを閃く。装備、行動、使用スキル、キャラ能力など色々な条件があるとされているが、真偽は定かではない。確定しているのは、使用武器に関するスキルを閃くということだけである。通常、スキル値が上がると覚えるスキル以外を閃く。また閃く以外で覚えることはない。


○フィジカル=フィジカルスキルのこと。略してフィジともいう。キャラの肉体的能力や行動能力を上昇するパッシブスキル。フィジカルボーナスではない。主にステータスに影響し、能力値上昇における重要な要因となっているため、パーティー募集の際に条件として提示することも多い。肉体を動かす事で上昇するが、時間が経つと自然に減少する。また、ジョブごとに共通である。体力スキル、脚力スキルなどに加えて、水泳スキル、釣りスキルなどもこれに該当する。


●フェアリアン=半妖精人のこと。ハーフフェアリーとも言われる。妖精と同調することで、フェアリアンとなる。ヒュミノリア、ドラグーンなどの元の種族によって、姿は変わるらしい。


●フェアリュニオン=使い魔Aスキル。使い魔である妖精と融合する。著しくステータスが上昇し、特殊なスキルを使用可能になる。見た目は妖精と元の姿を合わせた風になる。どうやら、美形のようだが……? 使用SP、MPなし。使用可能条件不明。


○ブラックリスト=BLとも言う。これに入れられたプレイヤーのチャットが見えなくなったり、検索にかからなかったりと効果はゲームによって違う。根本的に自分に不利益を与えてくる相手をBLに入れる。

 SWでは声が聞こえない、触れられなくなる、PTが組めなくなるなどが主な仕様で、使用者がある程度、フィルターを設定出来る。SWには検索機能がないので適用外である。

 


●プロヴォーク=タンク職に転職した際、唯一最初から覚えているスキル。使えば使うほど、ヘイトスキルが上がる。具体的なヘイト値は算出されていない。消費SPは10。練度が上がるとヘイト値が僅かの上昇する。またある程度の値になれば付加能力として、防御力アップがつく。ただし効果時間は非常に短い。


●プロテクション=補助神術。対象者の防御力を上げる。消費MP20。練度を上げると、クールタイムが短くなる。


○フレーバーテキスト=味付けを意味するテキスト。アイテムや必殺技、図鑑などの説明文章を指す。


○ヘイト=憎しみのこと。ネトゲではプレイヤーに対しての怒り、憎しみのようなもので、この値が高いプレイヤーをターゲットにする。ただし、ヘイト値に関係ないランダム、範囲、全体攻撃などもあるため注意が必要。


○変換間違ってる!=誤爆と言われる、文字の変換を間違った状態。普段よく使う変換文字が出たりして、恥ずかしい思いをすることもしばしば。誰でも一度は経験していること。経験がないならすごい。



●咆哮=斧の初級スキル。雄叫びをあげ、周囲の敵を一瞬だけ委縮させ、その上ダメージを与える。周囲10メートルが効果範囲。消費SPは22。練度が上がるとダメージ量と竦む時間を延ばすことが出来る。ただし竦みが効かないMOBもいる。


●冒険者ギルド=公営のギルドで、システムから与えられた依頼、プレイヤーからの依頼を提供する施設。また、素材などの納品アイテムを一時的に保管するために、倉庫の管理、経理、受付などの企業的な一面も持つ。全プレイヤーに関わる仕事のため、横のつながりが広い。

 システムからゼンカを支給されており、騎士団ギルド、商人ギルドに給金を渡すのもここのギルドの仕事。


●防壁=居住エリア以外でならばどこでも建てることが出来る。ただし、防壁を作成するには木工スキルが必要。どこでも建てられはするが、一つにかかる費用はそれなりなため、悪戯目的で建てるプレイヤーは極わずか。プレイヤーの攻撃により破壊可能であり、作成自体には多少時間がかかるため、嫌がらせ目的、狩場独占などのために通路を塞ぐような障害物にはなり得ない。


●ボッタクリ商店=目つきが悪く、男にしか見えないが女性の小鞠が店主として経営している道具販売店。品質は良く、また値段も適切。しかし客の入りは悪い。日当たりが悪い立地、店主の高圧的と勘違いされる接客によるものだと推測出来る。

 店の評価は芳しくなく、小鞠はどうしたらいいのか悩んでいたりする。


●ボトラー=禁断の技。オムツァーなども存在している。ネトゲの闇。レアポップするMOBがいるネトゲの場合に現れる強者。決して検索してはいけない。


○ホームポイント=HPと略されることもある。戦闘不能になった場合の復活地点のこと。設定場所は主要な建物、街の入口など。プレイヤーが近場にいないと設定出来ない。


●マイスターランク=冒険者ギルドにおける、生産職のギルドランク。初回のグランドクエストをクリアした後に、マイスターグランドクエストも解放される。


●マジックボール=ヒーラーの神術。エレメンタラー、博学者の攻撃神術。これ以外の攻撃手段は近接攻撃だけ。MND依存で攻撃力が変わる。練度が上がれば攻撃力は上がる。消費MPは10。


●魔術=魔力を変換し、体外へ放ち、具象化させること。魔素を体内で変換させた際、当人の素質、体質によって属性が決まり、魔術として放出される。主に、呪文を用いることで発生する。ちょっと厨二臭い。


●魔素=まそ、と読む。アエリアルの世界の大気、自然物、生物などの様々なものから生み出され、放出される、生命エネルギーのこと。魔術を扱う者はこの魔素を体内に吸収し、魔力に変換し、体外へ放ち、具現、顕現させる。多くの場合、大陸どこでも使用可能だが、場所によっては魔素が薄いところもあるらしい。



●魔法=体内にある生命エネルギー、気力を元に、様々な現象を起こす。気力の残滓が魔素の元である。グラップラーなど格闘を使用する場合も、この気力を使っている。


●マムリアトカゲ=トカゲではあるが、骨ばってはおらず肉付きがいいトカゲ。動きは鈍いが攻撃力は高く。注意が必要。肉は柔らかく、調理によっては霜降り肉のような舌触りで、じゅわっと溢れる肉汁が食欲をそそる。


○見習い生産者=生産職の初期ジョブ。初ログイン時は見習い冒険者で、ギルドランクを上げ、見習い生産者に転職をして、生産職のギルドランクを上げなければ、通常の生産系のジョブに転職できない。

 基本的なシステムを網羅させるための、チュートリアルの一環だと言われている。


○見習い冒険者=初期のジョブ。スキル上昇率は悪いため、早めに転職する方が効率がいい。習得スキルはアタッカー、タンクの初級スキル。他のジョブを育てれば強くなるとか、初期装備が実は後にレア装備になるとかはない。大概の装備が可能なところだけは利点。

 慣れるために設定されたジョブであり、それ以外の意味合いは薄い。


●ミューリアハーブ=爽やかな風味。レモンミントに近い芳香。癖が強く、食べ合わせを間違うと大変なことになる。眠気防止にもなるため、戦闘前、戦闘中に食べると状態異常の睡眠効果を防ぐ。ただ生で食べるとちょっと辛い。



●ムサウサギ=森を中心に生息する、兎種。小柄で動きが素早く、目が四つある。初心者も狩れる強さで、ムサウサギの肉をドロップする。ムサウサギの肉は需要がありスキル上げも出来るということで人気がある。


●ムサドッグ=ムサウサギの肉を挟んだホットドッグ。冷めてもおいしいと評判で単価も安い。三秒ごとに30回復し、一分間効果継続。食事をするまで一秒近くかかるので、即座に回復することは出来ない。


●無理ゲー=無理なゲームのこと。クリアするのが無理、というイメージで使われることが多い。バグ、高難易度などの理由により、エンディングを見られない場合が多いが、クリアは出来るが個人的に無理だと思った場合もこの言葉が使われる。しかし、だからこそ挑戦する人もいる。勇敢である。



●モゴモ=アエリアル全域に生息している、牛に近い姿のモンスター。牛車もあり、モゴモは非常に広く飼育されている。その肉は牛肉そのもので、飼育者と飼育方法、環境などによって味が著しく変化すると言われている。また乳牛でもある。




●傭兵ギルド=戦いを中心に活動している私営ギルド。その行動範囲は広く、ギルドによって違う。PKを奨励しているところもあれば、PKを淘汰すべきという信念を持っているギルドもある。彼らは戦闘イベントなどで活躍することが多く、ギルマスは有名になりやすい。



●リエムル装備=初心者のご用達装備。手頃な価格で、系統は軽鎧のため汎用性が高い。リエムル鉱という青白い鉱石の防具。レア度2


○リキャスト=再びスキル、魔術などが使えるようになること。クールタイムは再使用までの時間、リキャストは再び使えるようになることである。


●リ・キュア=回復神術のこと。中級回復神術で、回復量はMNDに依存。練度が上がると回復量が増える。消費MPは30。


○リージョン=領域のこと。エリアと同義ではあるが、リージョンは陣営の意味合いが強い。戦争においてそれぞれの陣営を表す際に使う。

 戦争コンテンツ導入にあたって、システムによって大都市とその周辺をリージョンと定められた。


○リスクマネージメント=何か行動を起こす場合は、何かしらの危険性があるということを考慮して、行動を決めること。向こう見ずだと、気づいた時には取り返しがつかないことも多い。しかし考え過ぎると行動出来ない。結局はバランスが大事。


○リーダー=集団をまとめる人のこと。社会に出ると役職者になる。社会的側面がない場合、個人的な組織である場合は、よく使われる。学校におけるこの存在は、やりたがらない人が多い。


●リンクシステム=エニグマコーポレーションが開発したスーパーコンピュータの名称。型式、構造、外観などは全て企業秘密であり、ベクトル型でもスカラ型ではないということしか知られていない。

 月に一度自動メンテナンスをゲーム提供と共に行う。常時プログラム形成、アップデートを局所的に適応し、最終的に全体を調整しているらしい。

 人間社会における情報データは現段階において入力済みだが、新たな外部データを取り込むため、インターネットに繋いだ別の高機能PCが蒐集したデータをリンクシステムに送ることもある。当然、ウイルスの対抗策は講じている。

 完全に機械任せではなく、管理、運営を常に人間がしている。

 全世界、日本各地にエニグマ支店を設置し、それぞれにリンクシステムを配置している。消費電力が膨大なため、エニグマ社自体も発電事業に乗り出し、40%以上の電気使用量の確保に成功している。

 またイントラネットの専用回線を引く際、外部から干渉される可能性を危惧し、プロテクトを数重にも構築している。




○レイド=大規模戦のこと。オンラインゲームではパーティーを組む人数は決まっており、レイドなどにおける大人数用のパーティー(レイドパーティー、レイドPT)を組む場合は、幾つもパーティーを形成する方法が主流。パーティーを6人とすると、レイドでは4パーティー24人で挑む、という形になる。

 ただしSWでは更に大人数での戦闘もある。


●ロッテンベルグ=アエリアル大陸の東、内海近くに位置する囲郭都市。都市と言われてはいるが、統治すべき人間はおらず、城や王族、貴族など上流階級は存在しない。そのため規模の割に、都市を象徴する巨大な建造物はない。

 ヒュミノリアを選択したプレイヤーの拠点となる初期都市。人口はヒュミノリアが中心で、ほかの種族もそれなりにいる。

 都市は円形で、中央に噴水公園、露店が並び、北東には施設区画、その中心にフレイアル通りが伸びている。北西にはイベント広場があり、ウィンディ通りがある。南西は住宅区画があり、シルフィー通りが。南東は商店区画タイタス通りがある。

 東の港町であるエムの町、北にあるキャリナの初期拠点となる田園都市リアナ、西にあるグランドクエストの目的場所メリアの村や、更に先に行けばリッコルの村があり、南には商業都市トエト・アトリスがある。そのため、周辺都市のプレイヤーがロッテンベルグを経由地として利用することが多い。また流通、交易も盛んで、期間限定イベントを行うこともあり、観光スポットにもなっている。


●ロールシャッハテスト=紙に絵具や墨などを垂らし二つ折りにすると、シンメトリーの絵が出来る。それが何に見えるか、という回答することで、性格、深層心理などを分析する方法。検査に関して懐疑的な人もいる。


●柔らかな光芒=バッファーやヒーラーが最初に覚えるスキル。神術ではなく、支援的なスキルで、唯一パーティー以外のメンバーに使える回復スキル。PLを防ぐために最低限の回復量しか備えていない。重複は不可能で、回復量は五秒に5で、効果時間は一分。しかも固定回復量のため、序盤にしか使えない。消費『SP』8.クールタイムは2分秒。



●傭兵=傭兵ギルドに所属している以外でも、プレイヤークエスト専門にしているプレイヤーもこれに該当する。

 プレイヤークエストでの護衛、警備などが主な業務であり、信用が重要な仕事。反面、信頼を重視していると思い込んでいる依頼者が謀られてしまうこともある。その場合、受諾者である傭兵は信頼を落とすが、他業種を主要としているプレイヤーが気まぐれ、或いは一回だけの悪事として活用する場合もある。

 基本的に運営に詐欺行為を報告しても、一回だけならば警告で済むレベル。そのため、泣き寝入りしているプレイヤーも少なくない。SWではWIS以外はログが出ないため、証拠を押さえる方法が少ないことも原因。各所で問題視されている一つ。





○AGI=アジリティ、敏捷性、素早さのこと。回避率に関わる値。SWでは攻撃以外の身のこなしに関わるもので、意図的に動かなければ回避は出来ない。


○BOT=語源はROBOTから来ている。タスクを繰り返すプログラムのことを指す場合に使われることが多い。ネトゲではMOBを倒し続けるような単調なプレイ内容を作業と言い、通常狩り続けても睡眠が必要な人間に比べ、BOTは半永久的に狩り続けられる。当然、落差が生じてしまうため、どのネットゲームでも認められてはいない。

 BOTを含む不正ツール、バグ利用、RMTなどは全て現実のネットゲームでは規約違反になる上にマナーを守るプレイヤーからは毛嫌いされている。

 また不正ツールをダウンロードするとウイルスも隠されていたりと散々な目に合うので、真っ当にプレイすることをお勧めする。



○DEX=デクステリティー、器用さ。通常、命中力やクリティカル率などに関わる値。SWでは攻撃の速さに影響する。


○DPS=ダメージ・パー・セコンドのこと。秒間のダメージ数を意味し、DPSを出せと言われれば、もっとダメージ出せよということである。一部のネトゲではアタッカー自体の名称にも使われている。


○DROP=ドロップ。アイテムを落とすという意味。敵を倒し、アイテムを落とすと「ドロップした」などと言われる。ただし、MOBが落とさない場合も使う。



FP=フェアリアルポイント、妖精力のこと。フェアリュニオンを使用後、表示される、いわばエネルギー残量。フェアリュニオンモード中、専用スキルを使用する際にも消費される。


○g=1、000、000、000(十億)単位のこと。いわばギガ。前後の文章から、なんの単位を表すか、くみ取る場合が多い。10gならば10、000、000、000(百億)。


○HP=ヒットポイント、生命力のこと。これが0になるとキャラは死ぬ。最大値はVIT値によって上昇、または減少する。


○INT=インテリジェンス、知能のこと。魔法、魔術の攻撃力、防御力に影響する値。SW内でも同様の意味合いを持つ。



○k=1、000(千)単位のこと。いわばキロ。前後の文章から、なんの単位を表すかくみ取る場合が多い。10kならば10、000(一万)。またOKの略としてもチャットで使われたりもする。



○m=1、000、000(百万)単位のこと。いわばメガ。前後の文章から、なんの単位を表すかくみ取る場合が多い。10mならば10、000、000(一千万)。


○MMORPG=マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲームのこと。大規模多人数同時参加型のオンラインゲーム。ルームやIDなどで、同サーバーのプレイヤーが同時にプレイ出来るコンテンツがないゲームをMOと言ったりする。


○MND=マインド、精神力のこと。主に治癒魔法、魔術に影響する値。SW内では治癒回復力以外にも、魔法使用ジョブの攻撃力にも影響する。


○MOB=敵のこと。広義的には脇役、プレイヤー以外のキャラクターなどを指す場合もあるが、MMORPGでは敵キャラクター全般を意味することが多い。


○MP=マジックポイント、魔力のこと。魔法、魔術、一部スキルではMPを消費して使用する。一部、MPを回復させるアイテムやアクティブスキルがある。


○NPC=ノン・プレイヤー・キャラクターのこと。いわばプログラムで動いている運営が設置したキャラ。プレイヤーがいる場合は、中の人と言われる場合もある。通常のゲームでは会話やクエスト依頼、時にはプレイヤーと共に戦う場合もあるが、機械的な作業しか出来ない。MOBのことも指す。



○PK=プレイヤーキラー、プレイヤーキルのこと。プレイヤーを戦闘不能にする者自体、またはプレイヤーを戦闘不能にする行為自体を差す。SWではPKをしすぎると、身体の周りに赤いオーラが出る。それを格好いいと思っているプレイヤーもいるとかいないとか。

 赤オーラが出た場合、基本的には都市に入れないが、PKが入れる街もある。

 PKをすると相手の所持金と、一部の所持品を奪える。

 PKはPKエリアでしか出来ない。

 PKをした人間はマナーを守っているプレイヤーから敬遠される。

 PKエリアで抜刀し、プレイヤーをタゲった時点では警告で済むが、攻撃をしようとした場合システムからPKと判断され、カオス値が上がる。またプレイヤーを戦闘不能にした時点でさらにカオス値が上がる。


○PKK=プレイヤーキラーキラー、プレイヤーキラーキルのこと。PKをしたプレイヤーを戦闘不能にすることであり、戦闘不能にする行為自体を差す。

 PKKはPKとは違い、相手の所持金やアイテムを奪えない。現在ではメリットはカオス値が下がるだけとされており、PKを倒す行為自体にはデメリットもない。ただし自分が倒される可能性は考慮すべきである。

 PKをPKKしてもPKにはならず、PKK自体はPKと同義ではないので、PKKはPKKを推奨している、という意味の分からない文章がたまに出てくる。


●PKギルド=プレイヤーキラーギルドのこと。プレイヤーを戦闘不能にすることで、得られる金銭やアイテムを目的にして、集団、或いは個人でPKエリアにいるプレイヤーを狙う。決闘のようなPVPとは違い、目的は強奪であり、勝てばいいと思っている人間が多い。正当な決闘をしたいプレイヤーは傭兵ギルドに入り、ここには入らない。


○POP=オブジェクト、MOB,NPCが現れること。MMORPGでは敵を倒すと一定時間消失しているが、再び出現するようになっている。ゴブリン@3でPOPという感じで使う。



○RMT=リアル・マネー・トレードの略。ゲーム内データを現金と交換すること。これにはゲーム内通貨も含まれる。日本のネットゲームでは規定違反とされることもあり、最悪の場合アカウント停止、凍結、消去される。SWでは公式に認められている。


○SP=スキルポイント、技力のこと。ゲームによってはスタミナポイントやスペシャルポイントの略の場合もある。アクティブスキルを使用する際に必要な値。最大値は上昇しない。一部、スキルポイントを回復するアイテムやアクティブスキルなどがある。


○STR=ストレングス、攻撃力のこと。SWでは攻撃具合によってダメージが変わる。その数値の底上げをする目安になる。




○VIT=バイタリティ、生命力の意味だが、防御力にも関連する場合が多い。SWではダメージ軽減率とHP上昇値に影響。ただし物理攻撃のみ。



○WIS=ウィスパー、ささやきのこと。個別通話、個別チャットとも言う。個々人の間でのコミュニケーションで、SW内ではVCが主流だが、文字チャットも可能。また、会話が外に聞こえないようにする設定も出来る。個別だけでなく、ルームに人を入れればグループ通話、チャットも出来る。テレパシーのようなものではない。





記号、数字

○@=あと、の略。メンバー募集の際に使われることが多い。メンバー@3、と言えば、メンバーをあと3人募集ということ。


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