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ラノベ生活の始まり?!

どうも、初めまして、Zefiです!

このたびはこのページを開いていただきありがとうございます。

挨拶はこれくらいにしてっと、どうぞ小説をお楽しみください。

ラノベ主人公に憧れたりとかは、誰にだってあると思う。

俺は部屋のベットに横になり、ふと考える。

あれはそうだな、中学一年の夏だった・・・・


――友達に借りたライトノベルを読んだ俺は、いつしかラノベの主人公に憧れていた。

別に特別な力とか、使命なんて言わない、ただ幼馴染がいて、すこし女の子の友達が多い平凡な学校生活程度でいい。

でも現実はそうではない、幼馴染もいない、女の子どころか、友達もそれほど多くないしよく一人でいる。

「ま、現実なんてこんなもんか・・・・」

そのままベッドに倒れこんで、俺は眠りにはいった。



朝日差し込む春の朝、俺は誰かに体を揺らされ目が覚める。

そうか、いつの間に寝ちまったのか・・・。誰かに起されるなど、小学校以来である。

ん? まてよ?なんで起こされるんだ?

俺は確か妹と二人で住んでいて・・・でもさすがに年頃の妹が起しに来るとは考え深い。

(けい)、起きて・・・起きないと・・・」

俺はその声を聴くと起きようとしたが、お腹のあたりに重みを感じ完全に目が覚めた・・が、ときすでに遅し。

「なっ・・お、お前・・・」

「あっ・・起きた? おはよう、佳」

声の主の少女は、ベットの上の俺にまたがっていた。

そして俺にその身を預ける。

右肩に伝わる柔らかい感触、暑がりの俺は、上は下着一枚で、ほぼじかに感触が伝わる。

「ちょ、あ、当たってる!」

「分かってるよ?」

分かっているならどいてほしい。朝からこんな刺激的なのは脳に悪い。

じゃなくて!

「誰だよあんた!」

「誰って、やだな~、まだ寝ぼけてるの?」

っと訪ねていると、部屋のドアが開く。

そしてドアを開けた本人は、そっとドアを閉める。

まるで見てはいけないものを見てしまったかのように。

「ま、まて妹! 助けてくれ!」

確かに、朝兄の部屋のドアを開けたら、兄にまたがる少女がいたなんて、ダメな妄想が脳裏をよぎるのはわかる、もし逆立場なら俺もそうする。

だがしかし、妹ならわかるだろう、兄はそんなことしない。

数秒後、ドアが開き妹がジトーっとこっちを見ている。

「お兄ちゃん、何やってるの?」

お前、わかって言ってるだろ・・・。

りんちゃん、おはよう」

「何やってるんですか? 永久とわ先輩」

「なにって、今から一汗かこうかなぁって」

そんなこといながら、永久と言う少女は俺から離れ、ベットから降りる。

って何する気だったんだよ‼

一汗ってなに?! 俺何かされるとこだったの!?

「あ、お兄ちゃん、遅刻するよ?」

「え? マジで?」

俺は飛び起きて着替え始める。

永久は鈴と一緒に玄関に向かった。 俺はすぐに着替え、二人のあとを追う。

「なんか大事なこと忘れてる気が・・まいっか、遅刻には変えられない」

なにせうちの担任は遅刻するとうるさいからな。




だが結果、急いだものの遅刻し、放課後こっぴどく怒られた。

そしてやっと忘れていたことを思い出す。

「そうじゃん! あの子誰だよ!」

だが今思い出したところでもう遅い、説教を受けていてもう学校には俺と生徒会の人くらいしか残っていない。

「あれ? 佳君?」

一階の廊下を歩いていると、後ろから誰かに話しかけられた。

後ろを振り返るとそこには、ちょうど今から帰るのだろう。 生徒会長がいる。

「あれ、生徒会長、今帰りですか?」

「もう、生徒会長はやめてください、しっかりと名前でいってください、それと敬語も・・・」

生徒会長・・・いや、白井結菜しらい ゆなこと、ゆなっちは、中学時代の知り合いで、まだ友達とは言いずらい関係だ。

だけどゆなっちは俺を見かけると必ず声をかけてくれる。

必ず声をかけるといっても、普段は生徒会の仕事で忙しくてなかなか会えない。 今日も数週間ぶりにあった。

「じゃあ改めて、ゆなっちは今帰りなのか?」

「はい、少し仕事が多くて、こんな遅くなってしまいました」

ゆなっちが窓を見たので、俺もつられて外を見ると、もう日が落ち始めていた。

「送っていくよ、暗い夜道よみち一人じゃ危ないしさ」

「大丈夫ですよ、送ってくれるなんて・・そんな」

結菜の頬が少し赤くなり、目をそむけた。

「遠慮しなくていよ」

俺がもう一度問う・・・。

「・・・じゃあ、お願いします」

OKしてくえれた。 俺はゆなっちと下駄箱に行き靴を履き替え正門をでた。

このあたりは夕方になると人通りも減って、危ない。

過去にはうちの学校の女子生徒が痴漢にあったほどだ。 幸いそのときは近所の人が気付いて何事もなく、犯人はすぐに捕まった。



日が落ちた夜の住宅街じゅうたくいがい。 足元を照らすのは規則的に配置された道路照明灯どうろしょうめいとうとたまに通る車のライトのみ。

とくに会話もなく、すぐに家についてしまった。

「ありがとうございます、佳君・・・あ、ちょっと待っててください」

ゆなっちは、俺にお礼を言うと、あたふたと急ぐように家に入り、何かをとってきた。

「これ、私のおばあちゃんが作ったお野菜なんです、もらってください、お礼です」

「いいの? ありがとう助かるよ」

正直本当ほんと助かる。 最近、仕送りされる金額だけじゃきつくなってきたところだった。

「野菜ありがとう、それじゃ、また学校で」

「はい!」

俺はゆなっちの家を後にした。

この時はまだ考えもしなかった、この後起こる思いも寄らないイベントのことを。




夕飯に遅れ遅れないように急いで帰り、家の玄関の扉を開ける。 っとそこで、一つだけいつもとは違う玄関に気が付く。

音葉家のものではない靴が置かれている。

「これ、誰のだ?」

疑問を浮かべて玄関に立ち尽くしていると、奥から鈴が現れる。

「お帰り、どうしたの? お兄ちゃん、そんなとこで立ってないで早くあがってきなよ」

鈴に家言われ、俺はとりあえずリビングへと足を運ぶ。

しかしリビングに行き、今日思っていた疑問や謎がいっぺんに解消された。

「おかえり、遅かったね?」

「へ?、お前・・何でここに・・」

リビングに行くと、朝、俺に何かよからぬことをっしようとしていた、永久がいた。

「なんでって、今日から私の両親が当分海外に出張するから、これからは佳の家に居候いそうろうするって言ったじゃん」

「・・・は?」

どうでしたか?

楽しんでいただけたでしょうか?

感想やアドバイス、お待ちしています。

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