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No.605.sobs
窓から夜空を眺めてた
こんな街のど真ん中じゃ 汚れていて 鈍い輝き
性が氾濫して 清純とか清楚とか
死語に 近くなってきてるんだろうな
金星が太陽に 重なったとかって新聞が騒いでる
次は爺になった頃かな
肉眼で見ることなんて ないだろーけど
刻一刻と時計の針は 進んでいく
一人になってしまって 怯え 泣きじゃくる
闇から天使を望んでた
変な奴に囲まれて いろいろいじられ やばいぐらい
殺が横行して 尊さや優しさとか
無下に 放置されてきてるんだな
あの女優が すべてをさらけだしたと雑誌がほざいてる
誰が今度は脱ぐとかなんとか
そんな事はどーでもいいし でも気になる
刻一刻と時計の針は 進んでいく
孤独につかまったまま 怯え 泣きじゃくる