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過剰の戦火   作者: 安藤 幸斗
2/3

第2話 電光石火

どうも!お待たせして申し訳ございません!

見て下さりありがとうございます!


ライナーのここからの戦いが始まります。

俺の名前は、ライナー、たった今、人を1人殺したところだ。



挿絵(By みてみん)




「はぁ。くっ…。(ズズッ!)くっ、ううっ!どうしてなんだよ、お前は!!お前らは!!戦いを望んでんだよ!!ふざっけんなよ!!」



ライナーは倒した、敵の死体の前で、今まで起こったこと、過去のことをフラッシュバックをしてしまいながら、思い出しながら、泣き喚いた。


「ジジーッ、」


突然ノイズ音が、ライナーの周囲から鳴る。


「よぉ、うちの可愛い部下をやってくれたなぁ、

ウィングサンダーの残党さんよ、」


その声がライナーの耳に入った時!

バシューーン!とライナーの目の前に青黒いレーザーが広がる!だがそれは、一瞬で消えた!ライナーの目にはそう映って、何が起きてるか分からなかった!


「なっ!おれは、無事なのか……!」


ライナーは動揺しており、するとまた!また同じ光景が5回ほど見えた!!


「なんなんだ、まさか……!攻撃されているのか!?でも、無事なのは??」


ライナーは、剣と拳銃を見ると、また同じ現象が起きた同時、なんと、剣が直撃と同時に光っていた!

剣は、ガード部分の丸い部分が光っていて、それが防御の仕組みなんだとわかった。


「くっそがぁ!」


ライナーが!撃たれた方向に足で地面より少し浮いた感じに跳ぶと、想定の10倍以上のパワーで跳躍し、地面と平行に数センチ浮いた体勢で向かい、狙撃手の姿を捉えた!


「なっ!」


狙撃手は突然の急接近に驚いたが、ここで、地面に垂れてる紐を引っ張ったことで!狙撃手の数百メートルの距離にあるミサイルランチャーが12発一斉にライナーの方に音速で向かう!


「くっ!レーザー兵器はこの剣で守ってくれるが!ここは、着弾する前に地面で回避か!?」


ライナーは、思考をめぐらせ、ミサイルを避ける方法を見出した。しかしそれは、弱点を教えてしまったようなものだ、


「なるほど、」


狙撃手は、実弾は防げないと気づき、ライナーの頭に、スコープの照準をライナーが長距離回避で避けてる時の着地予測地点で狙いを定めた、


「死ね。」


狙撃手は!引き金を引い他と同時に、ライナーは剣の表面を狙撃手の方に頭を隠し!銃弾を弾いた!」


「実弾なら、あのパワースーツの性能で、片手で容易に防げるというわけかよ、対物狙撃で撃ったんだそ、」


ライナーは、12回避けたところで、狙撃手にまた急接近して高台までひとっ飛びで、同じ高さまで飛び、片手で拳銃を狙撃手の頭に打ち込んだ、


「クソが、実弾は防げねぇーのか、狙撃手は、頭を必ず狙ってくることが多いからさ、今回は助かったが、まだ敵の気配がする。」


ライナーは、高台で背を低くして、周りを見渡す、すると、光が見えた。その距離は1キロほど離れているが、その光は(こっちに来い)と言っていると人がやっているとわかった。


「なるほど、この眼帯で、なんか分かったりしないか?」


すると眼帯をしてる右目に映りこんだのは、照らしてる人の情報だ!


「なに?ウィング・サンダーの特殊チームだと?」


ライナーは、即座にそのビルから一直線で、その光があった方に跳びこんだ!


「やはり、、そうか、あんただったのか、私の名は、シース、見ての通り、あなたと同じタイプの服を着る特殊軽装の1人よ、」


シースと名乗った女性は、赤茶のボーイッシュカットヘアの、ライナーよりも、少し背が低い細めの体型だ、

腰に2丁の固定式実弾ランチャーと背中に両刃のロングソードの柄を背負っていた。


「そうか、どうしてここにいるんだよ、」


「いるんじゃない、今来たとこだよ、あんたの父さんには、随分とお世話になったのに、予測できなかった。本当にごめんなさい。」


シースは、深深とライナーの方に、曇りなき、鋭い眼差しで真剣な表情で、頭を下げて謝罪をしたが、


「いいんだ、強い兵器を作るから、こうなるんだ、俺はもう決めたんです。全部燃やし、壊すと、だからあなたも、死んでください。」


ライナーは、早撃ちの実弾で、シースの心臓目掛けて撃つが!

シースその場で体を素早く捻って一回転しながら、背中に背負っている柄から、ロングソードを生成しながら、弾を弾きながら剣を背中から抜き、ライナーの首の前に剣先を突き出した!


「その程度の早撃ちは、見てからでも対応できるよ?とりあえず、私を殺したかったら、勝手にすれば?私はあんたを殺さないけど、それに、あんた独りの実力じゃ、その目標は達成できないね。」


シースは、剣をライナーから外した。


「そうか、俺を殺さないのか、まぁ、薄々わかってるさ……。俺はただの訓練兵、基礎通りの動きしかできない。ただ、俺の心に残ってるのは、黒い感情だ、だからよ、とりあえず、この世界を破壊する奴らを、破壊する。」


ライナーは、眼帯を外し、シースを睨むもその瞳には、恨みには程遠いような輝きを放っていた。


「ああ、そう。じゃあ、私と行動しようか、とは言っても戦ったばかりだ、実弾部隊にやられるだろうから、とりあえず。

今日は、休んでくれ。この辺一帯は私ひとりで何とかする。」


すると突然ライナーは、執念で戦っていたのか、急に、立った状態から、うつ伏せ倒れてしまった


「だよね、初めてスーツ(パワードスーツ)でまともに動き続けてられていたのは、デッシュだけだよね、」


シースは、遠くのオレンジ色の夕日を見ながら、ひとっ飛びで高さ20メートルある瓦礫の底から抜け出した。


「今の時刻は…6時ね。」


シースは右手首の位置に固定式携帯モニターを起動させて、時刻を確認した。


「さぁ、交代と行こうかね!戦闘モード、ハーフリミッター解除、」


シースの瞳の色は元々赤色、戦闘モードと言うだけで、パワードスーツが機能する仕組みだ、その影響で瞳がの色が水色に変化した。

するとパワードスーツを羽織るシャツ越しに青白い光の筋が下から上に向かって輝いた。


「早速反応ね、」


説明しよう、ウィング・サンダー軍の

戦闘モードハーフリミッター解除をした時。


ライナーの場合も無意識に起動を許可していたので、同様とします。


性能的解説は、3つ。


1、身体能力向上を促します。反射神経など、筋力全ステ10倍のような感じになる。


2、周辺機器の性能向上、センサーの範囲が広がり、詳細が脳内に安全に伝達する。


3、ナノマシン製の武器を実体系、レーザー系に切り替え可能にする。


武器による性能がそれぞれある

ライナーのように、剣にレーザー用のレーザーバリアを展開する装置があるように、ウィングサンダー軍の特殊部隊は、

それぞれ特化した戦術がある。


一騎当千・一網打尽・高速翻弄・閃光轟雷


この言葉はウィングサンダー軍の敵対部隊が恐れていた

言葉だ、これが分かってしまった時には、もうこの世にはいないと思っていてもおかしくは無いと……。


「こちらシース、本社から北の方向、に瞬時にの壊滅を行います。」


シースは腕の固定式モニターに写る機械探知レーダーを見ながら、敵対数の数を確認し、外部の同部隊と、連絡を取り作戦を決行を伝える。


「こっっちら!ゼロムッ!やっと繋がったぜ、そっちによ。黒炎(こくえん)ってやつがよぉー、向かったんだ!隊長さんの息子さんは今どんな状況なんだ!?」


このゼロムという男は、背中にバック型の自動姿勢制御の装置がついてるブースターを付けいる。パックからは、予備燃料の筒状のブースターをつけており。長時間の空中戦を可能としてる者だ。


ゼロムは、声を荒げて、慌ててながら迫り来る無人戦闘機を10秒の間に5機、剣と一体化してるライフルの弾丸をレーザー化して次々と撃ち落とし、


その中に交戦中の部隊長、黒炎のコードネーム持ちのパワードスーツを着てる人物が向かっていることをシースに、伝えた!


「なに?じゃあ、北の方向に向かってくるのね、これ以上この国を傷つける訳には行かないわ、今いるレーダーに写ってる別の暗黒兵器を扱う殺戮独裁部隊だけでも一足先に片付ける!!」


シースは、目的の方向に、全力で走った、そのスピードはパワードスーツの影響で、ソニックブームが起きるほどの速度であった!


しかしそれが、空を高速飛行してる黒炎の隊長にバレてしまった!


「ふふふっ、くくくっ、私は運がいいねぇ…。あの方向に市民がいるんだな?最初のウィングサンダー社を焼き払ったのがいい感じに荒野に荒れ果てたからよ。見渡しががいいんだわな!!!」


黒炎の隊長は!全体的に黒い鋼鉄板に所々に関節部分などに赤いラインがあり。藍色の光を放つレーザーフィードを展開して。シースが向かった方向に同様に音速で飛行する!


「ピピピ!」

とシースの固定式モニターのレーダーから反応の通知がなる!3回なった時はシースの進行方向の真後ろに反応があった時だ!


「なっ!!」


シースは、あまりの急接近に!持っていた剣を頭の上に右腕を置き、左胸に逆手持ちの剣を剣先を下に向けてガードの体制をとっていたが!


「上を貰ったぜ…。」


黒炎の隊長は、シースの頭上を通り抜けながら、半回転してシースの背後を取り!胴体の3分の2程の剣の面と、自分の身長と同等の長さの大剣をテニスラケットを振るかのように、風圧が起きるほどの横薙ぎをする!!


すると。地面を砂煙が起きた


「真っ二つにしてしまったかね?俺もパワードアーマーをつけてるからよ。こんな大剣を軽々と触れるから、感触がわからんのさぁ。」


黒炎の隊長は、大剣を地面に突き刺しながら、自慢げに話していると、隊長はあることに気づく。


「なっ、この砂煙が晴れたと思ったら。なんだこの囲むようにできたスモークは?俺を中心に周りの景色が晴れているのに、100メートル先か?スモークがあるんだ?」


すると黒炎の隊長のヘルメットに搭載されたレーダーに反応のアラームがなる!


「真上だと!?(くっそ!あの瞬間に!飛んで避けたってのかよ!!その影響で砂煙があんなところにまで!なんて反応速度だ!なんて!パワーだ!)」


シースは!隊長の真上から降下しながら、両手にナノマシンロングソードをレーザー状にして両肩目がけて、地面ごと切り裂くも!反応されて後方に10メートルほどのバックステップで隊長は避けてみせた!


「おぉ!あぶねぇ!!(なんて温度だ!一部の装甲が溶けかけている!)」


「ふふっ、」


シースが、不敵な笑みを見せて、片膝ついた状態から、腰部分のレールキャノンが黒炎の隊長に向かって銃口がむき!甲高い爆発音とともに!隊長を撃ち抜く!


「ぐおおお!!(くっそが!実弾のくせになんて弾速だ!こっちに銃口向いたまでは反応できたが、気づいてからが間にわない!!)」


黒炎の隊長は、右太ももと、左脇腹を撃ち抜かれてしまった!


「なーんだ、さすがタイチョー名乗るだけあるねー。でもその体じゃ動けないでしょ、ただの暗黒物質を使ったパワードアーマーじゃ、、、ねっ!!!」


ねっ!!!と言ったと同時に片膝ついた状態から一飛びで隊長の眼前に迫り、0.1秒にも満たないスピードでその位置で!


「ぐおっ、(ここまでかこれが、予言されていた。)」


「死に晒せぇ!!」


シースが、両手をクロスした状態から!隊長の胴体を深々ナノマシンレーザーロングソードで切り裂いた!!


「ぬあああああああ!!!」


(過剰の戦火か……。)


隊長は、仰向けに血飛沫を上げて倒れた。


「高速翻弄、それが私のコードネーム。」


するとシースのレーダーから仲間の接近を知らせるビービビと濁音のアラームがなる。


「ん、あれは、飛行してるからゼロムか、」


ジジっとシースの右耳のイヤホンに無線のノイズがなる。


「先行ってるぜぇ!」


「ちょっとはマイク音量下げて!戦闘中に聞こえたらびっくりするからぁ!!」


シースはイヤホン越しに聞こえてきたゼロムの爆音にキレ気味に注意した。


ゼロムはシースを見ていた。


「流石だぁ、あーいうアーマー式パワードスーツは、速度が遅いからなぁ。シースはまさに敵って感じだな、俺がシースの目標に到着した時に決着つくかと思ったんだが、強すぎる。」


この言葉は、既に無線を切っていて、シースの耳には聞こえていない。


「よし、私も向かうか、さっき確認したレーダー上の数は、ほとんど、黒炎の下部組織の集まりで、ざっと100って感じね。」


シース達が向かう現地では、ビル群があり、大都市だ、だが、

もう既に荒野になりかけていた。


北の荒野、19時……。


「この世界は!我々に主導権があった!」


そういい全体的に重武装の男は、両肩に、重レーザーキャノン左腰に大剣があり黒い鋼鉄の鞘に収まっている、左手には、右のライフルホルダーに入っていたであろう、30発式のアサルトライフルを持っていた。


「この世界は!我々のためにあった!!それを今!!この国では!世界最高のトップ技術を持っているではないか!!力を持たんとは、なんとも無様であるのだ、我々にかかれば、どの国からも物資、資金共に、無数の国から貪るというのに。」


なんと、この重武装の男は、世界を支配する者だ、


「この国の暗黒物質は、我々のよりもエネルギー効率、出力が3倍ほど違う、このエネルギーのおかげで、私はトップに立った、ノウノウと暗黒物質を火力発電に使ってんだから、力づくで、奪われるなんて想定はされていたが、、、。」


このトップの男は!!地面に倒れている、抗っていたであろう男性をアサルトライフルを頭にレーザーにして撃った、


「あああああああ!まぁぁぁああ!!!すぎたんだよおおおおお!!!!ああぁはははははははははははははは!!」


このトップのオトコは、片手でアサルトライフルを連射した、その先には、10人ほど固まって怯えている避難民をすべて、撃ち殺した。


なお、殺したあとも下品な甲高い笑い声を、わざわざ、この国のスピーカーをハッキングして北の荒野全体に聞こえるようにしていた。



※荒野と名づけてあるが、まだ、高層ビル群が建ったままだが、そのうちの100本ほど建ったビルのおおよそ3分の2は崩れかけている。



一方その頃ライナーは、


「ライナー、こんな時間に寝ちゃって!もうご飯よ!」


「母さん?夢なのか、さっきの出来事は、」


ライナーは、自分の部屋のベットで寝ていた。


「今行くよー!」


ライナーがドアを開けた瞬間。


リビングが血だらけになっていた!!


「あああああぁー!!!!!」


「うああああああああ!!!!はぁはぁはぁ!!くそ!!」


ライナーは、全身から汗を流して絶叫して起きた。


「お前、大丈夫か?」


ライナーに話しかける、黒人金髪の短髪男がいた。その男もパワードスーツを着用して、ライナーの横に座っていた。


「あ、あなたはって、すごい大きな装備置いてるんですね、あ、俺の名は」


ライナーは、失礼だったと思い思い出したかのように、だらだらと、自己紹介をするが、


「あぁ、知っている。シースのやつが教えてくれている。お前の父さんの部下のデッシュだ、この部隊、ウィングサンダー軍の副隊長だ……。」


デッシュは、立ち上がった、その時の身長が190センチあったため、ライナーが立ちがあって向き合うと、ライナーの身長のラインにデッシュの肩があった!


「あなたが副隊長ってことは、隊長は、誰なんだ!」


「お前だ、」


「なに?でもシースさんは、オレにタメ口だったよ。」


「それは、お前が殺そうとしたからだろ。まぁ、、俺もお前と言っているがな、まぁそんなことはどうでもいい。明日の作戦を決めたい。みんなとは通話できるからな、じゃあ、繋ぐぞ、」


デッシュは、ライナーの言いたげの表情を無視してたんたんと続ける。


「みな、聞こえるか、こちらデッシュと、ライナーだ、」


デッシュが、瓦礫の土台にスマートフォンを置いてスピーカーで通話を開始した。


「へぃ!こちら、ゼロムと、シース!揃ってます!」


ゼロムが、気合を入れて返事をした。


「うしっ、じゃあ、隊長の体調次第だが、明日の午前3時までに、北の荒野の侵略阻止を決行したいと考えている。黒炎の下部組織、


【ボルケーノ】のトップ。狂気の支配者の殺害だ。狂気の支配者の情報収集はできたか?シース、ゼロム、」


デッシュは、シースとゼロムに、先に情報収集の依頼をしていた。


「はい、結果から申しますと、私が情報収集を、ゼロムには、支配者が置いたであろう、連絡手段のジャミングをボタンひとつでできる準備をしてもらいました。」


シースは、たんたんと落ち着きのある声で報告の結果から言い、詳細を説明していく。


「狂気の支配者の情報は、武装から言いますと、奴だけが、私たちと同等の真暗黒物質をバックパックのジェネレーターに融合させています。


その影響でパワーとスピードは重武装でありながら、パワードアーマーとのパワーも相まって、私たちの性能を1段階上回っています。1対1での戦闘は厳しいものと思われます。


ただ、性格のせいか、常に1人で行動をしています。今のところ分かることは、これで以上です。」


シースは、狂気の支配者についてのステータスを調べていた。

デッシュはまとめに入る。


「なるほどな、主力にしては強すぎるわけか、そうなれば俺たちのようにチームを作らないでいいというわけか、だったら、市民を非難させてからが本番というわけだな、俺たちの本当の目的、それは、真暗黒物質の回収だ、または、完全破壊。破壊をすると、北の都は、全部綺麗に無くなる。」


だが、デッシュの意見に対し、座り、俯いていたライナーが、デッシュを見て言う。


「じゃあ、全部燃やしてしまえばいいじゃん。そんな技術があるから、市民の避難なんて関係ない、そんな技術があったことを知るヤツらを片っ端から消せばいいんだよ。」


そう、ライナーは常に心に闇の心を抱えている。すべてこんな技術を作り出した奴らが悪い。全てそれを片付ければ、根本的に解決というわけだ。ここでは、みなと意見がすれ違ってしまう。


「ほぉ、つまりか、お前の最終目的がよくわかった。家族を殺された恨みか?無意味な一般市民を殺して、それじゃあ、お前の両親を殺したやっと一緒じゃないか?」


デッシュは、少し頭に血が登り、座っているライナーの前に立ち、ライナーの胸ぐらを掴み、ライナーは膝がすこし曲がった状態でデッシュに掴まれている。


「なんですか?俺を楽にしてくれるなら、いっその事ここで殺してくれよ。」


そういうライナーの目は、光がなく、殺意に満ち溢れている。


「お前のお父さんのことはよーく知ってる。俺が側近で護衛をしていたからよ、お前の真っ直ぐで、素直で、明るくて、そして、誰よりも優しい人間だって言うことを、よく言っていたからよ、だから、お前はシースを殺せなかった、お前は、このメンバーの中で、いちばん強いからなぁ!!」


ライナーは、掴まれながらもデッシュを見ていた、父のこと言われると、思い出がフラッシュバックしていた。自覚のない涙も流れていた。


「見てんじゃねぇ。」


ライナーは、デッシュの腕を振りほどこうと、右手で払ったが、ライナーはスーツ(パワードスーツ)を着たままで、

デッシュの腕をもぎ取れはしないがすごい勢いで右上に弾かれた!


「ちょっ!すごい音したけど大丈夫っすか!?」


ゼロムが、繋がれたスピーカー音声越しに心配の声かけをする。


「あぁ、大丈夫だ、もう大丈夫だ、(ライナーは、コイツは、まさに閃光轟雷(せんこうごうらい)だ。)」


デッシュの無事を知らせる声をスマートフォンに向かっ言った。ゼロムは、ほっとした声を出して、座り込んだ。


「よし、そっちの作戦行動を開始と同時に、おれは狂気の支配者に奇襲をかける。いいかライナー、今回は俺一人でなんとかなる、お前はサポートに徹して、状況に応じて、行動をしろ。奴らは100の軍勢を見張りに回しているからな。」


デッシュはかがみこんでるライナーの目線にかがんで言った。


「おう。今から3時間後でいいんだな、」


ライナーは少し見上げて、デッシュの目を見て言った。

その目は水色で透き通って真っ直ぐな目だった。


「おまえ、俺より絶対強いだろ。」


デッシュが、真顔でライナーの目を見ながら言ったが、


「さぁな、、、少し話聞いてくれないか、」


ライナーは、少しの沈黙の間にデッシュに話しかける。


「ん?なんだ?お前も寝た方がいいぞ、どうしても言うなら聞くが、?」


デッシュは、ライナーの心配をしながら言う。


「あぁ、聞いて欲しい。俺には生き別れの弟がいるんだ、俺に似て名前が、サイナーなんだ。事故の原因は俺たちが纏ってるスーツ(パワードスーツ)のナノマシン内に入ってる真暗黒物質なんだ、」


「そうだったのか、やはりあの少年の兄か、通りで誰かに似てるなと思っていた。」


するとデッシュが、少し声を震わせて言っていた。


「なんだ、弟のこと知ってるんだ、このスーツ着ていると、凄く、サイナーが近くにいる気がするんだ。なんかそんな誰かの気配がする感じとかないのか?」


ライナーは、自分の感覚をさりげなく、自然と、デッシュに聞いてみたが


「そうだなー、俺は感じねぇな。話は以上か?」


ライナーは、ふと我に返ったかのように、虚ろな目をして、下向いて無言で頷いた、。


「そんじゃ、3時間後な、」


デッシュは携帯用の布団を羽織りライナーに背中を向けて寝た。


「あぁ、」


ライナーも、瓦礫の段差に腰をかけそのまま背中を倒して、月を見ながら寝た。


「(澄んでいる。)」


その頃、シース、ゼロムもお互い焚き火を挟んで座って寝ていた。


狂気の支配者は、その時、荒酒をしていた。


「がぁあああ!奪い果てたこの地で飲む酒ほど、美味いものはねぇなあぁ!だが、ウィングサンダー軍が動き出してるという情報があるらしいが、その情報は確かかぁ!!!?!?」


狂気の支配者は、唾を飛ばしながら、見張りの部下であろう者に荒れた態度で、確認をした。


「あぁ、その情報は確かですよ、ここから1キロ圏内で、南の方向で暗黒物質の反応の痕跡がありましたから。それもうちらとは違う、性質の暗黒物質だ、まさにあなたが背負ってる新暗黒物質だ、」


灰色の戦闘服を着た、筋肉質の金髪のくせっ毛セミロングの丸メガネのの男は、たんたんと、呆れた態度で背中を向けて言っていた。


「なんだその態度は!!クルセ!!」


情報を言った男の名はクルセ・ビアンテ、黒炎の。


「うるせぇ、お前のその態度は、負けるヤツらの態度だ、見てて、思わず笑いが出る、死んでくれ、」


バァン!!


「たく、俺の話聞いてりゃいいのに、俺は黒炎の副官だからよ」


クルセという男は黒煙の副官であった、その見た目からすると、ウィングサンダー軍の装備と同様のスーツ(パワードスーツ)を着ていた。



続く!

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