第311話 朝はダンジョン行きの予定を立てる
ピヨピヨと小鳥の鳴く声で起きた。
ふわああ、よく寝たなあ。
「おはよう」
「おはようマコト、ほら、あんたもシャンとしなさいよ」
「ねむーーい、おはよー」
カリーナさんとマルゴットさんはいつも通りだなあ。
ずっと学園にいるのにマルゴットさんはどうやって王宮の調査をするんだろうか。
ヘザー先輩が授業中の午前中にやるのかな?
ハシゴを下りて制服に着替える。
コリンナちゃんも起きてきてあくびをする。
「おはよう、コリンナちゃん」
「おはよう、今日も良い天気だね、マコト」
窓の外は良く晴れていて、明るい日差しが室内に差し込んでいた。
今日も暖かくなりそうだね。
ダルシーがケトルを持って入ってきて、お茶を入れてくれる。
高々とポットを持ち上げカップに器用にそそいでいく。
私とコリンナちゃんはそれを見ている。
お茶を飲む。
カプリ。
うん、美味しいね。
「ど、どうですか?」
「うん、美味しくなってるよ」
「だんだんと美味くなるよ、がんばれがんばれ」
「ありがとうございます。マコトさま、コリンナさま」
ダルシーはぺこりと頭を下げて消えた。
「今日は大神殿?」
「ご飯を食べてから大神殿行きだね、その前に鍛冶部に行って受け取ったり頼んだりだな」
「迷宮行きは明日か、早朝から?」
「イエス、早朝。カーチスか、エルマーの家の馬車を出して貰おう」
「ブロウライト卿の家なら沢山馬車がありそうだね」
「男爵家から早朝に帰ってこないとね」
「荷物は収納袋に入れられるから身一つで大丈夫だね」
収納袋さまさまだなあ。
ラクチンであるよ。
コリンナちゃんがコクリとお茶を飲み干した。
「朝ご飯にいくか」
「そうしよう」
さて、鞄をもって食堂に行こう。
廊下に出て、部屋を施錠。
階段を降りてエレベーターホールへ。
「おはよう-」
「おはようございます、マコトさま」
「おはようございますわ」
「おっはようみょん」
「おはよう」
みんなと口々に挨拶を交わす。
エレベーターが鳴って、カロルとジュリエットさんが降りてきた。
よし、これでみんな揃ったね。
みなで食堂に乗り込む。
「おはよう、クララ」
「おはよう、マコト」
お、クララの後ろに『土曜日、お昼のパン販売有ります』と書いたミニ看板がある。
「今日はパン販売?」
「ええ、またやるわよ、何かリクエストがあれば受け取るわよ」
「マヨコーンとオニオンベーコンを作ってあげて、好物の奴がいるから」
「了解よ、マコトは?」
「私は偽聖女パンがあれば良いわ」
「に、偽聖女パンって、やめてよー」
「いや、ひよこ堂のが元祖聖女パンだし」
「まあ、そうだけどさあ、なんか他の名前で呼んで」
急に言われてもなあ。
「あのあの、良いでしょうか、マリアさまはちょっと色黒な感じのお方だったと聞きますので、なのでマリア様パンはどうでしょうか」
おお、さすがは信仰深いメリッサさん、ナイスアイデア。
「いいわねー、ありがとうございます、アンドレアさま。聖女マリア様パンと名付けましょう」
「ふふ、じゃあ、ひよこ堂のは白いから聖女マコト様パンね」
カロルが笑いながら言う。
うへえ、私の名が付くのか。
というか、元祖だから聖女パンでいいやん。
さて、今日は塩ポリッジを頼んだ。
副食はソーセージエッグであった。
おいしそー。
みんなが席に付くまで待つ。
食堂のなんだかガヤガヤしている感じが好きだなあ。
活気があって、今日も一日頑張ろうって気になる。
みんなが席に付いたので、食事の前のご挨拶。
「いただきます」
「「「「「女神に日々の粮を感謝いたします」」」」」
ぱくり。
あー塩ポリッジ美味しい。
やっぱり、甘々と塩と二種類あるから飽きないよね。
最初の頃みたいに塩カラポリッジだけだと厳しい。
まあ、塩カラは食べれたものじゃなかったけどさ。
「ホルボス山ダンジョンはどんな所か気になるな」
「腕がなるみょんっ」
剣術部の子たちは明日のダンジョンが楽しみでしょうがないみたいね。
そんなにたいしたダンジョンじゃないから、大丈夫だとは思うけどね。
安全第一で、危険があったら逃げましょう。
怪我してもつまらないしね。
「日曜日は皆さんお出かけで、私たちだけで寂しいわね、マリリン」
「そうね、でもお留守番も大事だわ」
「メリッサさんとマリリンも村まで行って、待ってればどうかな? 温泉とかあるみたいだし」
「え、良いんですか?」
「本当に?」
「マリリンにデートの約束とか無ければだけど」
「ありませんわ、カーターさまは明日は、ご実家で会食ですのよ」
マリリンとカーター氏は、まだ付き合いが浅いから、実家に一緒に連れて行って挨拶するほどではないのね。
「じゃあ、いらっしゃいな、田舎の村で観光したりして待ってればいいわよ」
「そうしましょうか、マリリン」
「そうね、メリッサさま、二人だけ仲間はずれは寂しいわ」
うんうん、二人がいれば、道中おしゃべりして楽しいものね。
「ヒルダ先輩は、一緒に来ませんか?」
ヒルダさんは少し上を見上げて考えた。
「いえ、わたくしは少し学園内を調査しますわ。二年三年の麻薬中毒者を探します」
「そうしてくれると来週助かるけど、いいの?」
「はい、問題はありませんよ。もし飛空艇が出たら、乗せてください」
おう、乗せてあげるともよ。
あー、明日が楽しみだなああ。
飛空艇が稼働できれば良いんだけどなあ。
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