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プロローグ
凛さんへ
凛さんがこの手紙を読むのがいつになるのか、私にはわかりません。そもそも次に凛さんにいつ会えるのか見当もつきません。私泣き出しそうです。早く凛さんに会って話したいことたくさんあります。したいことだってたくさんあります。文面にすると少し恥ずかしいですけど。
私は元気です。精いっぱい生きてます。でも、凛さんがいないとやっぱり楽しくないです。
私は今は――って仕事やってて、結構大変です。それにこの仕事の特色上いろんな場所に行ってて、定住もできてません。どこかですれ違ってたら悲しいですね。はは。
だから、この手紙を託してるんです。凛さんに会ったら渡しておくように頼んでます。その人辿ったら、私に会えます。探してくださいね。
さて、話したい事もっとたくさんありますけど、ここまでですね。これ以上は書ききれません。また、会ったときに。
凛さん、愛してます。
シュワイヒナ・シュワナ




