水が出ない!
さぁて、どの部屋から行こうかしら?
でもこんなお屋敷なら誰かいないかしら?
「すいませーん!誰かいませんかー?」
……誰もいないようね!
行きますか!
「手前から開けてみようかしら…
えいっ!」
お風呂?脱衣所もあるようだし…
「お風呂…入りたいわね…入ろうかしら…」
…洗って栓もしたし!誰もいないようだし!
お湯を入れましょう♪
「…出ないわ」
何でお湯が出ないのよ!もうっ!
決めたっ!憂さ晴らしに絶対探検しまくるわ!
次の扉は…っと!
トイレ?
「水…出るのかしら…」
好奇心は試さなきゃ損よねっ!
「出ない…もうっ!この屋敷は綺麗なだけしか取り柄がないのっ!?」
いけない、いけない。何の目的でここに来たのか忘れる所だったわ。
あら、何だったかしら。
「…そうだわっ!手紙っ!手紙よ!」
カサッ
ビクゥ!
「な、何?」
あら、紙?びっくりしたわ、虫かと思ったじゃない!
何々?
「33 1?あるものだけを読まない?」
なぁに?それ?私、あるものだけ読んでればいいと思うわ。
あっ、今私いいこと言ったわね!
ドヤッ、
…私、誰も居ないところで何やってるのかしら…
まぁ、気を取り直して次行きましょう!次!
続く