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『日記的な雰囲気で……』  作者: Jupi・mama
第一章 2021年の5月まで
89/120

☆★ リリアと『ソードの伝承』 ★☆……宣伝 (6)


★〈バルソン〉=王の家臣。赤の編み紐。編み紐の制度を改定。瞳の色が薄い茶色。二重まぶたでまつげが長い。髭がなく顎が少し尖っている。シンシア様と幼なじみ。城ではややオールマイティー的な存在。6月22日生まれ。現在42歳。好きな色は黒。現在の側近は青の編み紐のクーリス。



     ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★


 私の子供のころはシンシアの母親から屋敷に呼ばれることがいくたびもあり、先生のそばにいては食べられないような料理を食べさせてもらい、あそこの家での思い出は食べる物だな、とか食事をしているときに思い出すことが度々あり、シンシアに旅の話しをしたり、二人で剣の練習をしたり、川で泳いだり、魚運びを手伝ったり、先生のそばとは違う生活を感じて妹のように思っていた彼女が、いつしか『女である』と気付き好きになってしまい、その気持ちが俺の中ではずっと(くすぶ)っていた。


 子供のころはいつも俺と言っていたが、今でもたまにシンシアの前で感情が高ぶると俺と言ってしまうこともあるのだが、城に入ってからは自分のことを『(わたし)』と言うことにします、と先生にそう話すと、先生もそうした方がいいだろう、とおっしゃられたので、その方が大人になったような気がして自分でもその呼び名を気にいり、城に入って金貨を稼いでシンシアを幸せにしようと思っていた。


 二十歳の誕生の日をシンシアの屋敷でお祝いしてもらい、二人で過ごしたあの夜のことは今でも覚えているが、あれから城での生活が忙しくなりシンシアと会う時間もなくなり、彼女は剣の勝ち抜き戦後にフォーネス様のそば仕えに抜擢されたお陰でお互いに忙しくなり、話す時間もないままに時がだけ過ぎ去り、彼女はマーランド様に出会ってしまい、私は東の市場の近くに自分の立場を作るために、断ることもできずに屋敷を構えることになり、二人の娘が産まれてしまった。


 私が剣の勝ち抜き戦で最後まで勝ち残ったことを報告すると、先生はとても喜んでくれ『これからは自分独りで生きていけ』と話されたあの言葉は、今でも私の頭の片隅に飾ってあり、シンシアのために東の屋敷を構えたことは後悔をしていたので、がむしゃらに剣の道を究めようとしたお陰で、二十四歳で赤の編み紐まで到達して、先生をまた驚かせてしまった。


 シンシアの王子であるマーリストン様の教育かがりに、私が二十八歳のときに抜白羽の矢が立ち一段と自分の立場が向上し、三十歳から本格的に指導が始まり、トントン拍子に金貨を七枚も稼げるようになり、そのことでも先生を驚かしてしまい、『ケルトン』という名前と『ケルトントン』という合い言葉を考え出し、何かあればこの言葉を使うように、とマーリストン様には陰日向なく教え込んでいたが、私の城での立ち位置をシンシアがマーランド様に何か話してくれたのかもしれない、と確認はしていないが当時はそう思っていた。


 あの日は私がマーリストン様を部屋まで送り、いつものごとく入り口から中に入ったのでそのまま自分の東の屋敷に戻ったのだが、バミスが私の屋敷に飛び込むように駆け込んできて『マーリストン様がどこを探してもいません』と叫んだあの言葉は今でも忘れられなくて、布団の中に入った形跡は残っていたのだが、何がどうなっているのか調べてもさっぱり痕跡が残っておらず、城の北側全般に人を繰り出して調べさせたが手がかりを掴めず、人をばらして聞き込みをさせたが何も反応を示さず、城の南側を順番に調べさせたがそれらしき人の流れも確認できなかった。


 日を追うごとにシンシアの悲しみが深くなり取り乱しているようだったが、私は言葉を掛けることもできずに見守るだけで、リリアの話しからすれば三人の男が連れ去っていたと聞き及んで、どこをどう通れば南の森の奥深くまで行けたのだろうか、と今考えても不思議でならないが、リリアはその理由が分かっているのだろうか?



〈エンタート〉=バルソン様の配下。青の編み紐。

〈ゲットー〉=バルソン様の配下。青の編み紐。


〈バルカン〉=バルソンの長男で西の市場の近くに住んでいる。東の市場の近くに姉妹がいる。

〈バルミン〉=バルソンの二男。別名はシューマン。黄色の編み紐。身長は173センチほど。奧二重のような一重のような、ややくりっとしている目がすっきりして瞳は薄茶色。双子の弟(禁秘)。マーリストン様の側近のラデン様の配下。



     ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★


 彼はシューマンと名乗り十六歳で剣の勝ち抜き戦に、自分の腕試しだと思い父親には内緒で単独で出場をし、ケルトンと四戦目に対戦して負けてしまい、その腹いせで彼を蹴飛ばし謝るために後を付け、姉であるリリアに出会ってしまい、女性が剣を使えることに驚き態度が一変した彼なのだが、リリアはケルトンの友達にどうかと思いバルソン様に探し出してもらった。


 その後の話しで、彼はバルソンの息子でありマーリストン様の双子の弟であることが判明し、二人には双子だということを隠し通すことにしたのだが、祝賀会の前にシンシア様の屋敷に皆で里帰りしたときに、彼女の部屋でシューマンの話しになり、リリアはシューマンがバルミンである、と話しの流れて伝えてしまい、気丈なシンシア様の視線が架空を見つめるようになり、『シューマンがバルミンなのね。剣の勝ち抜き戦はすべてを解決してくれたのね』と言葉にしてから、彼女はしばらく独りで部屋の中で過ごした。


 夕方から両親と四人で豪華な魚料理を楽しみながら、リリアとケルトンの話しで盛り上がっている間にも、彼女はバルミンのことは欠片(かけら)も態度に出せずに、普段通りのシンシア様であったので、その彼女の気持ちを和らげるためにリリアはソードの力を借り、フィッシャーカーラントの市場で翌日の夜に宿を取り、シンシア様とバルソンを会わせることにした。


 シンシア様はバルミンが自分の王子であることは、彼が産まれたときから知っていて、何度もバルミンに会わせてほしいとバルソンに話していたことで、彼が苦悩していた事実をリリアは知ることができ、シンシア様の屋敷は跡取りがいないので、バルソンがシューマンに編み紐を取らせて立場を作るからどうだろうか、とやっと話しをする機会を得た、とその話しをリリアが聞いて、そのことをシンシア様も納得して話しが進んでいた。


 リリアが双子の事実を知ってから話しが変わってしまい、『私はシンシア様がバルミン様にお会いするなら、バルソン様の息子としてシンシア様の屋敷にお入れしてもいいと思います』と珍しくバミスがリリアと同意見を述べたことで話しが進展し、シューマンは正式にバルミンとして彼女の屋敷の跡取りとなることが決まり、すべてはマーリストン様が王として家臣に認められれば、シンシア様とリリアが双子の事実を彼らに伝えることになった。



★〈サガート〉=アートクの市場の装飾品の店の主人。物腰が柔らかそうで温和。屋敷が広い。商売人気質が強そうで孫に優しいお爺ちゃんで信頼感がある、とリリアはそう思っている。ラデンやフィードの仲間。


〈ミーナス〉=サガートの妻。

〈アーリス〉=サガートとミーナスの一人娘。目鼻立ちがスッキリして美人タイプ。ラデンの正妻かな?


〈アーリア〉=ラデンとアーリスの娘。ラデンに目が似ていて一重まぶたで、愛くるしいようにくりんとしてまつげが長い。8月5日生まれ。現在3歳。

〈ラートン〉=ラデンとアーリスの息子。アーリスに目や口元が似ている。将来的にはハンサムボーイになりそう、とリリアはそう思っている。1月30日生まれ。現在0歳。


〈アルロン〉=サエーリスの使用人。40歳を過ぎていそうで眼が細い。165センチほどで肩幅があり逞しい。サガートの側近で護衛及び番頭さんタイプかな?


今回も読んでいただき、ありがとうございました。


自分で書いた小説の宣伝です。

よろしくお願いいたします。


https://ncode.syosetu.com/n2721ee/ 

★★仲間を迎えに行くために、やっと『ムージュ号・二世』が発進した★★


https://ncode.syosetu.com/n8542ew/ 

☆★ リリアと『ソードの伝承』 ★☆


https://ncode.syosetu.com/n2560fk/ 

ヨーチュリカ大陸

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