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自分は静かに過ごしたい  作者: SO/N
7章・Chapter『Sleet』 救えない者
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93話 横槍

あの後、数百メートル先に野村が居たので浦澤を引き渡して再びマラソンを再開した。

霙は少しだが、今も降っている。


「………………」


…………………………………。














ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー












「ふぅぅ。やっと終わった。」

「マラソン大会って初めてだったけど、意外と楽しいね、水嶋さん。」

「そうだね。」


私たちは、春祇くんと別れた後も全力で走った。おかげで順位も去年より上がった。


「体育大会の時も思ったけど如月さんって体力あるね。何か昔やってたの?」


そう、如月さんは私のペースにもしっかりついてきた。私は部活もやってるし、足には自信があったのだけど如月さんは無所属なのにどうしてそこまで体力があるのか。


「私、中学の時は陸上部だったんだ。それに…」

「それに?」

「小学校の時、奏くんが教えてくれたことがあったの。『走る時はいかに走りながら体力を維持するのが重要』だって。」

「体力を維持?」

「フォームや息の仕方も重要だけど、奏くん的にはどれだけ身体の力を最低限にして、かつペースのことも考えて、効率よく走れるかが大事だって。」


そう語る如月さんの顔は嬉しそうだった。私はその笑顔に少し胸が痛かった。

そういえば最近は春祇くんのことばかり考えている。今までこんなに他人について考えたことなんてなかった。もしかして私は春祇くんに惚れているのか?

…いや、そんなことはない。確かに魅力的な男の子だけど、すでに紗羅さんや如月さん、浦澤ちゃん…は分からないけど、そこから横槍なんて入れられないし。

そんなことを考えていると、不意に顔に冷たい物が落ちた。


「…雨?」

「あ、本当だ。…ん?雪も混ざってる。みぞれかな。」

「珍しいね。」


空を見上げると雨や雪などがポツリと降ってきた。

雪といえば三学期にあるスキー研修は誰と行こうかな。

私はマラソン大会が終わったこともあり、そんな呑気なことを考えていた。

93話になってやっと水嶋が何かを思い始めました。かなり遅いですね。

ちなみに、如月の語っていた走り方のコツは作者の持論ですのであまり宛にはならないかも知れません。


評価、ブックマークなどお願いします。

「二度も親を失った俺は今日も最強を目指す」もよろしくお願いします。

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