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自分は静かに過ごしたい  作者: SO/N
6.5章 救った者 救われた者
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88話 つまらない

私は、毎日がつまらなく思っていた。

あの時までは…












ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー











「ねぇ紗羅さん!私たちと食べない?」

「…いや、いい。」

「そう、残念。」


入学して二ヶ月、私は今日も断る。

…やっぱり楽しくない。

私は小学校、中学校とともに友達を作ろうとはしなかった。もともとあまり人と話すのが苦手だったり、髪の色で若干浮いていたりするのもあるが、なにより学校の人達はつまらない。

どこかヘラヘラしていて、後先考えないで行動したり上っ面だけでどこか気持ち悪い。

二ヶ月で何度か告白みたいなのを受けたが、もちろん断った。下心が見え見えだったからだ。

私はそんな人達と関わろうとはしなかった。


「…はぁ。」


つまらない。

そう思っていると前にいる三人の男子の声が耳に入った。


「奏って彼女とか作ろうとしないのか?」

「…興味ない。そんなものいらないだろ。」

「おいおいそれが男の言うことか?」

「僕も彼女とか今は興味ないな〜。」

「えぇ〜。」


その三人の一人の男子が目に入った。確か春祇奏、だったような。クラスの人の名前も一応覚えている。

死んだような目をしていて、他の人とは違う、そう言う雰囲気があった。

そちらを見ていると不意にその男子、春祇がこちらを横目で見てきた。私は急いで目をそらす。

見ていたのがバレた?なんで分かったの?

私は春祇という人物について少し考えたが、そのうち頭の隅っこに置かれた。

…頭が痛い、風邪かな?












ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー












「…やっと終わった。」


私は一人、放課後の誰もいない教室で呟く。提出物を残ってやっていたので、周りには誰もいない。


「…痛い。」


頭が痛い。朝から痛かったが、どんどん痛みが増してきて少しフラフラしていた。

そして職員室に行こうと階段を降りた時、限界がきたのか、足から崩れ落ちた。

…ああ、まずい。骨折するかな。まあ、いいや。どうせ悲しんでくれる友達なんていないし。


「…な、なんだ急に。」


そう覚悟していたが、体は地面に打たれず、不意に誰かが前から私を抱き抱えるように受け止めてきた。

相手の顔を見ると、まさかの人物だった。


「は、春、祇?」


私の意識はここで途切れた。

こういう昔話って書くのが難しいですね。なぜ今こんな関係になったのか、とか。


評価、ブックマークなどお願いします。

「二度も親を失った俺は今日も最強を目指す」もよろしくお願いします。

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