85話 責任
ヤンキーの手を離す。
「くそっ!お前何もんだ。」
そして思いついた。ポケットに手を入れ探す。…あった。
「生徒会だ。」
「な!?生徒会だと。そ、そのバッチは…」
バッチを見せると三人のヤンキーはビビリ出す。
まさかこんな形で役に立つもは思わなかった。たまたま蓮から貰って置いてよかった。
自分は生徒会らしい雰囲気を出して言う。
「これ以上うちの学校で騒ぐならこっちにも考えがあるぞ。」
「ちっ!」
「今すぐ帰るなら見逃してやる。」
「…分かった。おい、いくぞ。」
そしてヤンキートリオは帰って言った。…トリオ?まあいいか。
自分は少年に向かう。そして
その顔を見た瞬間、固まってしまった。
「…だいじょうぶか。」
「…はい、どうもです。…な!??」
そして少年も気付いたようだ。自分はたまらなく逃げ出したくなったが、抑えて続ける。
「…ああいうのにはきをつけろよ。じゃあな。」
「お、おい、待ってよ!」
静かに帰ろうとすると肩を掴まれた。
「なあ、『春祇兄』!どうしたんだよ!」
「…………」
「全然連絡取れなくなったし、文化祭にまで来たんだ。やっと見つけれた。なんで連絡くれなくなったんだ!?」
少年…和は声を荒げる。理由は分かってるくせに。
自分は…責任を取らないといけないんだ。だから…
「…ほっといてくれないか、もう。」
「な、なんで…!」
手を離し、歩く。
「なんで春祇兄が責任感じてるんだよ!誰も悪くないだろ!意味分かんねぇよ!!」
「…………」
自分は足を止めることなく行く。和は追いかけてはこなかった。




