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自分は静かに過ごしたい  作者: SO/N
6章 幸福
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76話 かっこ…

さっきの場所に戻ると平山たちはすでにメイクをしに行っていて代わりに羽島と紗羅が喋っていた。


「…お?奏か。…なんか雰囲気違うな!」

「そうか?」

「ああ、かっこよくなってるぜ。な、紗羅。」


いきなり振られて紗羅は少し混乱した感じでこちらを見た。


「本当に奏なの?」

「それはそうだろ。」

「………」

「…どうした。」


紗羅は自分の顔をまじまじと見て、自分が疑問を言うと顔を赤くした。


「な、なんでもない。」

「そうか。」


そう言うと紗羅は誤魔化すように言う。まあ触れたくないなら触れないでおこう、そう思っていると羽島がにやにやしながら言う。


「今紗羅が何考えてたか言ってやろうか?『奏、かっこ…」

「う、うるさい喋るな。」

「うぎゃーーーー!!!」


羽島が言おうとすると紗羅が焦りながら羽島の背中を叩いた。なんかこの流れ前もみたな。

…一体なんだ?羽島の言葉の続きからするとかっこいい、となるが流石に紗羅がそんなことを自分に思うわけ無いし、妥当なのはかっこ悪いか?

よく分からないまま時間だけが過ぎた。















ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー













「春祇くん、これ運んで。」

「ああ。」


文化祭が始まり、自分は出てきた料理を運んでいる。見た所人はそこそこ来ている。


「…お待たせしました。」


自分は特にバイトなどしたことがなく当然営業スマイルなどできないので、なんとか口調を意識していた。

料理を出し、戻ろうとすると女性の客の声が耳に届いた。


「ここの生徒ってみんな可愛いし、イケメンだよね。」

「そうだよね。特にあの茶髪の平山って男子ととあの水嶋って女の子がいいよね。」

「だねー!あ、でも今…」


耳から聞こえたところ、やはり平山と水嶋は人気がありそうだ。

平山はあの爽やかで自然な笑顔が女性には受けている。

対して水嶋はさすがと言うべきか、いつも学校でもしている笑顔を撒き散らしていた。それは男はもちろん、女性にも見とれるものがあるらしく、かなり人気だった。

ちなみに自分は別にニコニコしているわけでもないので大して話題にはなっていないはず。これなら全然目立ってないしいいかんじだ。

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