71話 勇気
「そういや今日は文化祭のクラスの出し物を決めるんだったよな。」
「そうだね〜なにになるんだろ?」
「…さあ。」
あの蓮と話した日から1ヶ月ぐらい経ち、今は十月と少し肌寒い時期になった。けれど羽島はまだまだ暑いというが体育会系はどれもそうなのだろうか。
今は羽島と平山と紗羅の三人と教室でだべっていた。
「………」
「…どうしたの?奏。」
「…いや、寒いなって。」
「今度家に余っているマフラー、あげる。」
「いや、そこまでしなくても。」
「そんなこと言って前みたいに風邪ひいて欲しくない。」
「…………」
紗羅にそう言われ黙ってしまう。確かにそうだが、かと言ってもらうのもどうかと思ってしまう。
考えていると羽島と平山が呆れたようにして小声で話しかけてきた。
「はぁ、いいから貰っとけって。女子からのプレゼントだぞ。しかもあの人気のある紗羅の。」
「女子とかそういう問題じゃないが…人気?」
「知らないの?紗羅って男子にかなり人気なんだよ。」
「可愛いからな。まあほとんどの男子は相手にされてないがな。」
紗羅が有名で男子から話しかけられるのは好奇心からだと思っていたが、だから紗羅に話しかけたりする男子が多かったのか。
「なのにお前ときたら…紗羅の勇気も報われないぜ…」
「なにこそこそ話してるの?」
「い、いや、別に!」
横から紗羅が割って入ってきた。それより羽島が何かいいかけていたな。勇気?どういうことだ。
「マフラー、また持ってくるから。」
「あ、ああ。」
半ば強引に話を進められ、紗羅は自身の戻って行った
。
「大胆だね〜。」
「確かに紗羅も昔と違って喋るようになったな。」
「…大胆?」
羽島の言う通り紗羅は一年前よりも話したりするようになったが、平山の言った大胆の意味がわからなかった。
「はぁ、こっちの話だ。」
「…そうか。」
そう言うのならそう言うことにしておこう。態度からして自分で考えろと言う雰囲気だ。
自分は羽島が言った勇気や平山が言った大胆という意味をしばらく考えてみたが、答えが出なくそのうち頭から消えていった。
というわけで6章です。そして報告があります。
投稿ペースなんですが、毎日投稿だったのを辞めさしてもらいます。理由はもう一つの作品と並行してやることになったからです。前よりも大幅に落ちますが、どうかこれからもよろしくお願いします。
評価、ブックマークなどお願いします。
また、もう一つの作品「二度も親を失った俺は今日も最強を目指す」もよろしくお願いします。




