63話 白ブロック
「……ふぁあ。」
自分は小さき欠伸をした。眠たい。
あの後も順調に勝っていき、リーグ一位になった。
そしてリーグの一位同士の決勝戦が始まる。相手はもちろんと言うかなんと言うか、赤ブロックだ。生徒会長も棒倒しに出ている。さっきからブロックをまとめたり指揮したりしているのを見た所、棒倒しのリーダーなのだろう。
「やっと決勝だ!ここで勝たないと厳しいぞ。全員全力で行くぞ!」
黒原がメンバーに声をかける。
赤ブロックはさっきの試合からを見ていた感じではどちらかと言うと攻撃型だった。だが、試合展開が早くあまりデータが無かったので一概には言えない。
決勝は3セットで、二回勝った方が勝利となる。
どうなるか、この試合。
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「互角な試合だな〜。」
私は友達と一位決定戦の奏くんがいる白ブロックと赤ブロックの試合を見ている。
今は一対一と接戦している。私たち黄ブロックは三位決定戦をやっている。
見た感じ赤ブロックが最初の試合を一瞬で取ったりしていたので、赤ブロックが優勢に見える。
だけど、よく見るとおかしいところがあった。
「奏くん…なんで五人同時に止められるんだろう?」
奏くんは見た感じ守備をやっていたが、五人同時に止めるという荒技をやっていた。普通あんなことできるわけがない。一体どうなっているのだろう?
「ねぇ如月さん。どっちが勝つと思う?」
「ん?そうだね〜。」
同じクラスの女子にそう聞かれた。私はこう答えた。
「…もしかしたら白ブロックかも?」
「えーなんで?赤ブロックっぽくない?…あ、そういうこと?」
「どういうこと?」
「春祇くんがいるからでしょ?全く如月さんは春祇くんにぞっこんなんだから〜。」
「え、え、そ、そんなことないって〜。」




