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自分は静かに過ごしたい  作者: SO/N
五章 目立ちたくない存在(じぶん)
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62話 別人

そして、一回戦が始まった。

お互いの攻撃陣が攻め上がり、守備陣がそれを止めに行く。

自分は攻めてきたうち、三人を止めに行った。

人数的に難しいが、出来ないことはない。完全に止めるわけではなく、一人の動きを止め、他の人が動き出すとそれを止めに、また他の人が動くとそれを止めると繰り返していた。


「ち、なんだ!隙が見えねぇ!」


相手の一人が愚痴る。まあ、たかが一人相手にこんなに邪魔されているのだからそうだろう。

この棒倒しは多少の体当たりなどは許されている。まあ自分からしてしまっては抜かれるのでやらないが。


「…………」

「はぁはぁ、どうして行けないんだ?」


それは、自分が『邪魔』してるから。なんては言わない。ばれたら面倒くさいし。

そう思っているうちにそろそろ羽島が棒を倒しに行っていた。一瞬で攻め上がってきた羽島に緑ブロックが動揺し、指揮が乱れ一気に赤ブロックが攻めた。

結果そのまま赤が棒を倒し、決着が着いた。


「やったな!」

「ああ。」


戻ってきた羽島がハイタッチを求めてきたのでそれに応える。


「奏の言う通りにやってみたが、うまくいったな!」

「…それは良かったな。」


思ったよりも効果はあったらしく、自分でも実感している。恐らく羽島も部活の練習で鍛えてるのだろう。さすがサッカー部キャプテンといったところだ。


「………また、か。」

「ん?どうした?」

「いや、このまんま行けたらいいなって思って。」


…いい加減観られるも嫌になってきた。せっかくだから仕返しでもしようか。二年連続で負けなしらしいし、負けてもらおう。













ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー













「やっぱり被ってるな。」


観察して判ったが、やはり手を抜いているようだ。

多分本人はばれてないと思っている。何故そんなことをするのか分からないが、何か理由はあるはずだ。

俺はあいつを知っているはずだ。だが、何か違う。雰囲気だとか、喋り方などがまるで『別人』のようだ。俺はそこが気になり観察している。これ以上観ても判ることはないかも知れないが。












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