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自分は静かに過ごしたい  作者: SO/N
五章 目立ちたくない存在(じぶん)
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57話 いつも通り

あれから何日か経ち、ついに体育大会開始日になった。あれからも練習はあり、自分は淡々とやっていた。羽島たちはやる気満々でやっていたりした。平山は三回転けたけど。

今は教室でクラス全員で円陣を組んでいた。

このクラスの中心人物である水嶋が激励を言った。


「それじゃあみんな、今日は勝つぞー!!」

「「「「「おおぉぉーーー!!!」」」」」

「…………………」


みんなが声を上げている中、自分は無言でクラスメートを見回した。

…やる気だけは十二分だな。














ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー













「あ、先輩たち!どうです調子は。」


グラウンドに羽島たちと移動している時、聞き慣れた声が聞こえ、目を向けると浦澤がいた。


「あ、浦澤ちゃんか。俺たちは調子いいぞ!負けないからな!」

「私たちのブロックには生徒会長がいますからね。絶対勝ちますから!」


そう言う羽島と浦澤の二人の目は燃えていた。どんだけ勝ちたいんだよ。

それにしても生徒会長のブロックか。団体競技などは苦戦しそうだな。


「ほら〜二人とも行くよ。」

「「は〜い。」」


いつまでも睨み合っている二人を平山が呼びかけると、息ぴったりで返事した。意外と仲良いね君たち。














ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー














グラウンドに出ると開会式が始まった。校長の話や選手洗礼があり、自分はそれを聞き流しながら今日はどういう風に挑もうか考えていた。といっても普通にいつも通りにやるだけだが。

最初は一年の徒競走だった。


「浦澤ちゃんたち、どうだろうね。」

「…さぁ。」


平山にそう聞かれ応えていると、ちょうど浦澤の番だった。浦澤はあまり速くなく、八位中六位だった。


「なんだ、意外と遅いな浦澤ちゃん。平山と同じくらいか?」

「さすがに女子には負けないよ…多分。」

「………多分って。」


まあ平山の運動神経の無さはなかなかだからな。体幹などは普通だが、足の速さや動きが異常に遅い。体が反応に追いつかない感じだろうか。


「ねぇみんな、あれ松川ちゃんじゃない?」


なぜか近くに居た水嶋が話しかけてきた。


「あ、本当だ。めちゃくちゃ速いな!」

「やっぱりお兄さんゆずりだね。」


二人がそういうので見てみると、松川が二位と結構な差を開けていた。かなり速いな。

結局そのまま一位で松川はゴールしていた。


「かなり速いな。」

「なんで料理部なんだってくらいだったな。」


料理部か。…まあ。それは見ていたら分かるな。

なんで松川が料理部に入ったっていうのはまたそのうち番外編で出します。

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