54話 オカルト的な
あの後学校に着き、松川兄妹と別れた。
「いや〜松川生徒会長、貫禄と言うかなんと言うか、凄かったね〜、隣にいるだけで緊張しちゃったし。」
「そうだな。」
如月が生徒会長のことをいろいろ喋る。
確かに隣にいるだけで緊張感が伝わった。多分本人的には自覚しているのか知らないが、圧と言うものが雰囲気から出ていた。
「勉強、それに運動も並みじゃないくらいできるらしいし、まさに完璧超人だったね…あ、教室に着いたから、またね奏くん!」
「…ああ。」
それぞれの教室に着き、別れる。
完璧超人の松川生徒会長、か。
そんなことを考え教室に入ると先に来ていた柏木に話しかけられた。
「よう春祇、誰かと一緒に来たのか?」
「…如月と、後あの生徒会長とその妹と一緒に。」
「如月さんとだと!?羨ましい!それに生徒会長だともなんて凄いな!」
なんか如月の所で私情が聞こえた気がするが。
それにこんなことで凄い奴認定されても嬉しくない。
「水嶋さんに紗羅さん、如月さんや後輩たち、それに生徒会長と知り合いなんて、まさか春祇、お前只者じゃないな!?」
「…知り合ったのはたまたまだし、自分は只者だ。」
そう、全部たまたまだ。自分から行動したやけではないのにいつの間にかこんな事になった。
運命なんでオカルト的なものは自分はあまり信じたりするたちではないが、そんなものがあるのかもしれないと思った今日この頃でした。作文っぽいね。
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その後、二学期が始まったからと言って特に何もなく、今は放課後一人で本屋に来ていた。
最近は本もあまり読んでいなかったので、せっかくだし何冊か買おうと思い、しばらく探していると隣から声をかけられた。
「あれ、先輩?どうしてここに?」
「…浦澤か。お前こそどうしてここに。」
あまりこの場には似合わない浦澤がいた。手には何冊か本を持っていた。
「私がここにいるなんてありえないって思ったでしょ。」
「そこまで思ってないけど。」
「やっぱりそう言う事思ってたんですね失礼な〜!」
浦澤は空いている手の方で軽く叩いてくる。だからなんで心の中読んでくるんだ。読まれ過ぎてなんか慣れて来た。
「私は本を買いに来たんですよ。先輩もですよね。」
「ああ、まあな。」
そう応え、自分は本探しに戻る。
「先輩ってどんな本を読むんですか?恋愛系とか。」
「…いろいろ読んだりする、恋愛系は好きな方だ。」
「へ〜意外ですね。先輩が恋愛系とか。」
その後も、本を探しながら浦澤と喋った。
ちなみに自分が恋愛系が好きな理由は、自分でもよく分からない。分かれない。




