表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自分は静かに過ごしたい  作者: SO/N
3章 おぼえてない
34/129

32話 無感情

家に帰り、自分の部屋に入った。今は午後5時半ぐらいで特にすることがないのでゲームでもする。一人で。

帰る道で紗羅に水嶋のことを聞かれたのは少し面倒だったな。そのうち言っとかないと。

ゲームをしていると携帯が鳴った。浦澤からだ。


「もしもし。」

『もしも〜し、こんにちは〜春祇先輩!』

「で、なんだ?」

『えーもうちょっと嬉しそうな声出してくださいよ、せっかく女の子が電話してきたんですから。』

「なんだそれ。」


だいたい最近の女子からの電話は面倒ごとが多い気がするし、それで喜ぶのは羽島ぐらいだろう。


「で、なんだ。料理部はどうした。」

『料理部は今日は休みです。今度のお菓子は何がいいですか?』


お菓子か、特に思いつかないがまあ妥当なものでいいか。


「チョコとか?」

『分かりました!それじゃまた期待してください!』

「ああ。」


自分はそう言い電話を切った。相変わらずテンションが浦澤は高いのでついていきにくい。










ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー









「奏、最近どう?」


晩御飯の時、母に聞かれた。最近というのは学校のことだろう。

ちなみに春祇家は父と母と自分の三人家族だ。父はいつも帰りが遅い。


「…最近奏、なんだか楽しそうじゃない。」


楽しい、か。


「そんなことないと思うけど。」


楽しいのかは分からない。でも面倒ごとが最近多いのは分かる。

まあでも最近は落ち着いてきたからいいけどな。










ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー








部屋に戻り、携帯でメール水嶋にうつ。


『学校のとき、なんであんなに見てたんだ?』


あの時に感じた視線は水嶋のだろう。少しすると返信がきた。


『あれ、ばれてた?』

『あんな分かりやすいの、誰だって気づくだろ。』

『いやいや、春祇くんがおかしいだけだって。横目でチラッと見ただけで気づくなんて。』


そうか?おかしくはないと思うが。


『で、なんであんなにこっちを見てたんだ?』

『紗羅さんが誰かを誘って帰るところって見たことないから気になって。』

『それだけか?』


まあ確かに紗羅が誘ったりするのはなかなか無いけどそれが本当の理由かは怪しい。


『いや〜そんな〜下心なんてないですよ〜。』

『わざとらしいな。そんなことより今日の帰り道で紗羅に「最近水嶋と仲いいの?」って聞かれたんだけど。』

『ついに私たちがラブラブだってことが紗羅さんにばれちゃったね!』

『は?』

『冗談です。』


水嶋は学校では冗談なんてなかなか言わないが、最近よく自分に意味のわからない事を言ってくる。何がしたいのかよく分からないが。


『取り敢えず自重してくれ、お前のキャラばれても知らんぞ。』

『それは困る!分かったよ自重するよ、それじゃまた明日!』

『また明日。』


メールのやりとりを終える。

自分には分からない事が一つある。それは水嶋が学校で自分たちに話しかけたりする理由だ。以前聞いたが内緒とか言ってごまかされた。まあ今の所実害は無いからいいが。


「はぁ……」


電気を消しベッドに転がる。

自分は明日からまた送る日常に期待や不安などを抱かずに、ただ無感情に目を瞑る。するといつもの様にすぐに眠りについた。


最近、日に日にPVやブックマークがどんどん増えてきて嬉しいかぎりです。これからもよろしくお願いします。

感想や評価、ブックマークなどお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ