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自分は静かに過ごしたい  作者: SO/N
2章 球技大会
28/129

27話 生徒会長

羽島たちのバスケットチームの結果は三位で終わったそうだ。

午後になり、そろそろ自分達のテニスが始まる。一回戦の相手は二人とも女子のチームだった。サーブはこちらからだ。この試合は4ゲーム先取だ。


「それじゃ、しっかり頼むよ春祇くん!」

「分かっている。」


水嶋がサーブを打った。フォームはとても綺麗かつ、威力の高いものであり、相手の女子選手は水嶋のサーブに手も足もでなかった。リターンやボレーも上手く返したり、伊達に京都府トップとってるわけじゃないな。

ちなみに、自分は取り敢えず無難なショットを打っていた。








ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー










結果的に自分達は4ー0で圧勝した。ほとんど水嶋が活躍していたのだけれど。


「やったね、春祇くん!いえ〜い!」

「.........?」


勝ったからなのかテンションの高い水嶋が手を出してきた。なんだ?


「....もう!ハイタッチだって。」

「.....そうゆうことか。」


意味を理解し自分達は手を合わせる。自分は合わせた手を見る。


「............」

「?どうしたの?早く挨拶しなきゃ。」

「....ああ。」






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー








その後も水嶋が活躍し、自分は下手に打たないように専念していた。

次の試合までぼ〜っとしていると浦澤と松川がこちらにきた。


「先輩〜こんにちは。どこまでいきましたか?」

「次が準決勝だ。」

「そうなんですか!なら由那たちと決勝で当たるかもしれませんね!」

「松川、テニスやってたのか?」

「少しだけ。」


それは初耳だった。昨日会った時はそんなこと言ってなかったから。松川は「でも.....」と話を続けた。


「勝ててるのは私の兄のおかげですけど。私はあまりテニスをした事がないので。」

「兄いたのか。」

「はい、今三年生です。知らないですか?」


三年生か。まあ相変わらず自分は知り合いが少ないので松川と言う名前に覚えがない。


「知らないな。」

「えー!知らないんですか!先輩全然学校の有名人しらないんですね!」

「神奈、うるさい。」

「ごめん、ごめん。」


いきなり浦澤が大声で言うから、少し驚いた。てかまた有名人?どんだけ知らないんだよ、自分。


「由那のお兄ちゃんはですね、生徒会長なんですよ!」

「....へぇ。」

「興味な!」


まあ、知ったところであまり接点はないだろう。それにただの生徒と生徒会長じゃ話す事もないだろう。


「生徒会長は強いのか?」

「さっきの試合はテニス部の女子部長にほとんど兄だけで勝ちました。」

「テニス部なのか?」

「いいえ、兄は部活をやって無いので。テニスは中学の時にやっていただけです。」


ということは今はやっていないのか。女子と言えども部長にもなれば決して弱くは無いだろう。そう考えると生徒会長は中学の時はかなり強かったのだろう。


「なんで兄妹で出てるんだ?」

「たまには二人で何かしないかって兄に言われて、兄は忙しくてあまり一緒にいれないので。」

「由那のお兄さんは妹思いなんだよね。」

「....まあ、そうだけど。」


松川は浦澤にそう言われると、恥ずかしそうに答えた。松川兄妹の仲は良いらしい。


「お〜い春祇くん。もうちょっとで始まるよ。」


水嶋に呼ばれたのでそちらに向かう。


「それじゃ。」

「先輩頑張ってね〜。」

「決勝で待ってます。」


二人と別れ、水嶋と一緒にコートへ向かうと水嶋がいきなり言ってきた。


「春祇くんモッテモテだね!」

「....は?」

「だって後輩の女の子二人に話しかけられていたじゃん。」

「ただの知り合いだ。第一自分はモテない。」

「えー春祇くんって学校でも人気あるのに。」

「嘘言うな。」

「嘘じゃないって。」


水嶋のお世話はほっといて試合の準備をする。次は準決勝だ。

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