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自分は静かに過ごしたい  作者: SO/N
1章 キャラ
16/129

15話 ダブルス

......................。




(「奏くん!一緒に帰ろ!」)





....................................。







(「奏くん起きて。次移動だよ。」)








............................................................。








(「たまには遊ぼうよ、奏くん!」)









........................................................................................................................。
















それは消えた。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






「.....朝か。」


目が覚めた。醒めたくなかったかもしれない。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





「球技大会何にでるー?」


平山が言う。

今は五月中旬。この頃になるとうちの高校は球技大会が2日に分けて始まる。この球技大会に向けて授業も減って、体育が多くなる。学生にとっては嬉しい限りだが、球技大会の二週間後はテストが始まる。辛い。


「俺はサッカーだな。あとはバスケにでようかな。紗羅と奏はどうすんの?」

「私はサッカーだけでいい。」

「自分もサッカーだけでいい。」

「なんだよー奏。活躍してモテたくないのか?」


なんでそっちにいくかね。羽島は。


「和也こそテニスやったら、一番目立てるんじゃないの?」

「それを言うなよー赤城。俺がラケットを使う競技苦手なの知ってるだろ。」

「まあね。」


球技大会はサッカー、野球、バスケ、テニス(ダブルス)があり、サッカーか野球のどちらか一つは必ずでなければならない。バスケとテニスは出ても出なくても自由だ。


「ねぇねぇ春祇くん!」

「うぉ!み、水嶋さん?!」


なんで羽島が驚いてんだ。まあ、自分も少し驚いたけど顔にださなかった。


「私とテニスのダブルス組まない?」

「.....なんで自分なんだ?」

「いやー自己紹介の時春祇くん、テニスをやっていたって言っていたよね。せっかくだし、経験者とやってみたくて。」


水嶋がそう言うと『ちょうど』チャイムが鳴った。


「あ、鳴っちゃった。また後で返事よろしく。」


水嶋は席にもどる。まあとなりだけど。

羽島は「なんで奏なんだ!」と言っており、自分たちはそれを見て呆れてた。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






「へー水嶋さんに誘われたんですね。」

「知ってるのか、水嶋を?」

「水嶋さんは有名ですよ。知らない人はいません。」


そんなに有名なのか。じゃ今まで知らなかった自分はなんなのだろう。

最近は昼休みにたまに浦澤と屋上で喋ることが多くなった。屋上で会うたびお菓子を貰ってる。


「クッキーどうでした?」

「味はいいけど、もう少し焼いてもいいと思う。」

「分かりました!いや〜春祇先輩のアドバイスは的確ですね。クラスの人たちは『美味しいね!』とかしか言わないですよ〜。」


浦澤はメモをしながら色々喋る。


「それで、水嶋さんと組むのですか?」

「わからん。」

「私と組んでもいいですよ?」

「遠慮しとく。」

「つれないですね〜」


テニス、バスケは学年、男女問わず組める。サッカー、野球はクラス内、男女で別れている。

そうこうしているうちに予鈴が鳴った。


「次はマカロン作ってきます!あと次は友達連れてきます!」

「ああ、わかった。」

「それじゃさよなら〜。」


自分は浦澤と別れ、屋上を後にした。

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