103話 お泊まり会
やっと復活しました。遅れて申し訳ございません。
大晦日の前日。自分はリビングでテレビを見ていた。
台所では母さんが洗い物をしている。
「そういえば、クリスマスの日どこに行ってたの?」
「……後輩二人と出かけてた。」
「あら、女の子?」
「…まあ。」
「ついに奏にも春が来たのね。」
「…そんなんじゃない。」
あの田之上という人ももう自分のことはきっぱり忘れているだろうし、もう自分のことを異性として見ている人なんていないだろ。…絶対に。
「そうなの?文化祭でも銀髪の子や黒髪の子と楽しく話していたじゃない。」
「……来てたのか。言ってくれよ。」
…確か三日目は担当外だったな。流石に親に執事姿を見られたら、少し変な気分になるところだった。
そう思っていると、母さんは少し神妙な顔で言った。
「…和くんにも、会ったの。すごく男前になってたんだけど、見なかった?」
「……さあ、見てない。」
「奏にも会いたがってたよ。」
「…………」
母さんが心配そうに言う。
…………。
その時、携帯の着信音が鳴った。
「奏、携帯鳴ってない?」
「……ああ。」
机の上に置いて会った携帯をとる。
着信画面には『羽島』とかいてあった。
「…もしもし。」
『よう奏!明日って暇か?』
「…いきなりだな、なんでだ?」
『いやぁ、明日って大晦日じゃん?そしたら水嶋さんが、「みんなでお泊まり会しようよ!」って言ってくれたから奏もどうだ?』
お泊まり会って、誰かの家に行くのか。
…正直、行きたいとは思わない。
「ちょっと考えさせてくれ。また後で連絡する。」
『ああ、分かった。じゃあな!』
通話を切った。
「なんの話だったの?」
「…学校の知り合いから。明日は大晦日だから、お泊り会みたいなことをするらしい。」
「へぇ〜楽しそうじゃない。行かないの?」
「……行ったところで…」
確かに楽しいのかもしれない。
…だけど、
「奏、行ってきたら。」
「……どうして。」
「…冬休みに入ってからゴロゴロしてるし、たまには誰かと遊んだらいいじゃない。詩歌ちゃんも言ってたでしょ?奏はいつも家に居すぎだって。」
「…そう、だったな。」
母さんにそう言われ、つい下を向いてしまう。
…詩歌。
スマホを買い換えてやっと投稿できる状態になりました。投稿ペースは前と変わりませんが、是非見ていってください。
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