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自分は静かに過ごしたい  作者: SO/N
7章・Chapter『Snow』静かに過ごしたい
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99話 赦さない

自分は墓に積もった雪を除け、しゃがんで墓を眺める。

去年も来た、同じ日に、同じように。

…いや、同じようにじゃないな。


「…なあ、詩歌、聞いてくれないか。」


手を合わせ、目を瞑る。

…自分はどうすれば良いんだ?

自分はお前を救えなかった。幸せにできなかった。あんな言葉を言わせてしまった。それを悔やんだ。自殺してやろうとも何度か思った。だが、それは違うと、一番やってはいけないことだと。


だから、

もう一人で過ごそうと。誰とも深く関わらず、静かに、ひっそりと、それが罪を償うことになるかは分からないけれど、ただ逃げてるだけかも知れないけれど。それで良い。もう誰かのあんな顔を、言葉を聞きたくないから。


なのに、

増えていく。いろんな人が、出会いが。誰とも関わらないように…いや、それは違うか。関わりたくないと思っていたのに、勝手に増えていく。ついには告白なんてされたが。もちろん断った。そんな資格ないから。


なんだったんだ、あの時の決意は。一人で、独りで生きていくなんて思ったくせに。自分で自分が嫌になる。元々好かないが。


人生はやり直せない。それは分かっている。なら、どうすれば良いんだ…なあ…


「……………」


返事は、来ない。当たり前、だが。

…………………………………。

………自分なりに、考えるしかない。苦しいけど、辛いけど。

ただ、二つ分かっていることがある。

一つ、自分はこんなことを思っているが、誰かと関わりたいと本心はいっていること。


二つ、そんな自分を赦さない。自分は、俺は、そんなこと、誰にも許されてないから。


自分は、傘を差し帰るために歩き出した。

だが、まだ終わらなかった。


評価、ブックマークなどお願いします。

「二度も親を失った俺は今日も最強を目指す」もよろしくお願いします。

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