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プロローグ

大変ご無沙汰をしております。

今年の目標にしてた『連載』にチャレンジです。まだ書き終わっていないのですが、見切り発車しちゃえー!と投稿してしまいました。

近いうちに次話をUPする予定です。拙い話ですが、少しでも楽しんで頂けますように。

ど う し て こ う な っ た ! ?



現在、私は男に迫られている。

自宅のソファーの上、相手はお隣に住んでる12歳年下の男。


「ひーちゃん、愛してる。…逃がさないよ」


…ちゅっ

耳許で囁かれ、耳朶にキスをひとつ落とされる。

慌てて目の前にある胸を両手で押し返し、距離を取ろうともがく私に、男は軽く笑みを浮かべ…胸から私の手を外すとそっと手首にキスをした。


「なぁ…俺、言ったよね?逃がさないって。俺から離れようとするなんて、許さないよ」


いやぁぁぁ、ヤンデレいやぁぁぁっ!

目がマジです。

本気と買いて『マジ』と読むアレです!

誰か…っ、誰かヤンデレを改善させる薬をお持ちの方はいらっしゃいませんかーーーっ!?


手首に唇を当てられたまま喋られて、暴走していた頭が更に収拾がつかない状態になった。

半泣きになりつつ、人質(?)の手首を返してもらおうと何とか言葉を投げかける。


「あ、(あきら)…ちょっと落ち着こうか?ね?取り敢えず、手を放してもらえるかな?」


「…俺から逃げない?」


「逃げない。約束するから、ね?」


渋々放された手首を急いで胸元へ引き寄せ、唇が当たっていた場所を反対の手で撫でる。

うぅぅ、まだ唇の感触が残ってる気がするよーー!


まだパニックを起こしている頭を落ち着かせつつ、状況を整理するべく話かけた。

視線を晃から外さないまま。


「とりあえず、落ち着いて説明をしてくれるかな?愛してるって、どういうこと?」


「やだなぁ、ひーちゃん。俺、落ち着いてるよ。すごーく冷静。愛してるから、それを素直に伝えただけ。何か問題あるかな?」


問題あるわーーーーー!!!

内心で絶叫した私は悪くないはずだ。

だって、だって…!!


「あのねぇ…年齢を考えなさいよ。私は32、あんたは20。問題大アリでしょう!」


感情的にならないように気をつけたつもりが、思ったよりも大きな声が出た自分にビックリしつつ元凶の男を睨みつける。

視線の先の男はキョトンとした表情かおをして、目を瞬かせ小首を傾げた。


「それが何か問題??俺がひーちゃんを愛してる気持ちに年齢なんて関係ないけど?」


「え……」


事も無げにそう言うと、身体を寄せてくる晃。


「ずっと…ずっとひーちゃんのことが好きだった。この気持ちに気づいたのは、中学の頃だよ。年齢なんて関係ない。だから…俺を見て」


待て!待って、近寄るなぁぁぁ!!!


ずりずりと後ずさるもソファーの隅に追い詰められ、逃げることが出来なくなった私は意識を現実逃避させた。


どうしてこうなった!?

お読み下さり、有難うございました。

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