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絶望魔導士の冒険者録

作者:眠たい白鼠
 親に死なれ、故郷を滅ぼされ、何もかもに絶望したエルフの精霊魔導師セーガ・グラッツェル。彼は自分の故郷を滅ぼした国に復讐を誓う訳ではなく、かと言って、全てに絶望した結果、自殺を試みる訳でもなく、人種差別の国で冒険者としてエルフだからという理由でたまに殴られつつもゆらゆらぐだぐだと、精霊達と毎日を送っていた。そんなある日、ふと彼は思う。
「あ、そうだ、ちょっとこの国変えてみよう。」
この物語は、精霊魔導師セーガ・グラッツェルと精霊達が、人種差別を無くすため、平穏な生活を手にいれる為奮起する物語。
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