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Muse  作者: 波丸
序章
1/10

始まり日常から

うわぁぁ、勢いで連載はじめたんですが続くか不安(泣)なんていったって、これ脳内妄想でしかないし…かけるかなぁ。

という感じで書いておりますので、気楽に読んでくれると助かります。

「よぉぉおし!」


「うるせーユズ」


 今日の転入のために気合を入れたら、朝食のパンをかじる弟に怒られました。はい、すみませんね。

 でも多分みんなわかると思うよ私の気持ち。新しい制服着たらテンション上がるんだよね。しかも、以前のより可愛い。紺色ベースのワンピースのような制服。リボンは2年生カラーの赤。


「ていうか、お姉ちゃんと呼べ!お姉たんと!」


「やだようざい」


 どうやら弟は反抗期らしい。昔はあんなに可愛かったのに。どこで育て方間違えたか「俺はお前に育てられてない」……あれ、口に出てたか。軽いジョークだよ、冷たいなぁ我が弟よ!


 お、もういい時間だ。というかそろそろ出ないと転入早々遅れるという失態をおかすことになるね。やだな、それは最悪だ。


「私もう行くね。日和とお父さんによろしく」


「はいはい」


 がちゃ。

 家を出て、鍵を閉めて、少し早歩きで先程のやり取りを思い出す。

 ちぇ。起きてから1回も目を合わせてくれなかったな。本当、最近どんどん冷たくなってるし。日和とはふつーなのに何故だ。


「ま、いっか」


 これが私の得意技の一つ、 【ポジティブシンキング】なんつって。

 でも、このへんあんまり住んでる人いないし、駅まで徒歩15分という微妙な場所である。独りの夜道とかはマジで怖いやつ。

 よーするにつまんないんだよね登校。

 え、楽しい登校なんかないって?

 まぁそうだけどさ。だって学校自体あれじゃん?謎の行かなきゃいけないっていう若者のルールじゃん。なんでだろうね。法律的には中学生までなのになぁ、おかしいよね。あれかな、日本をがり勉大国にしたい政治家さんの策略的な。最近は政治家も悪い噂耐えないしね。若い人の苦労を嘲笑ってるかも知れないや。

 と、もんもんと考えること2時間。


 つきましたよ、学校に。

 考え事してるとあっという間だよね。


「まぁ、予想はしてたけどさ」


 でかいな。そして広いな。私立ってすごい。私の通っていた田舎の高校とは大違いだな。

 でも。


「うん。いいな、ここ。」


 山奥だから、大きな音を出しても大丈夫。みんなと話も通じるんだろうな。それに空気が綺麗で、光が見える。


 新城芸術学園高等部。


 私の選んだものは、間違ってなんかない。


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